中林華恵
日本橋・日山 の 焼肉弁当(682円)
沖縄産もずくのつるるんサラダ、フルーツ盛り合わせ、プリン、たいやき
1998円 おつり2円

その弁当を買った理由(複数回答可)
「日山」というお店に注目していました。
504円のご飯と副菜のセットに
自分の好きな肉を焼いてのせた
カスタマイズ焼肉弁当ができる肉の専門店です。
同時に当社いちばん人気の「えぼし」も
気になっていましたが
そっちは人が集中するだろうから、
基本、肉を軸に弁当を選ぶことにし、
「日山」のガラスケースの中から、
これから焼くべき肉を選ぼうかと考えました。
しかし、そうしている間に
・お弁当を会社に持って帰る間に肉が冷めるということ
・わたしは肉を食べたいだけであって、
 肉を焼きたいわけじゃないということ
に気がつきました。
そうかそれであれば、肉の量は少なくてよいし、
ランクもこだわらなくてよいではないか!
そしてメインのお弁当の候補は、
牛丼弁当、牛ゴボウ弁当、焼肉弁当の
3つにしぼられました。
最終的には、肉の味を純粋に味わう弁当にしようと、
焼肉弁当(小さめ)に決定。
副菜のサラダを探していたところ、大好きなもずくを発見。
つづいて、フルーツ、たいやきまで買ったところで
それ以上に好物のプリン(フルーツがのっている)を
発見し、
最終的には、フルーツパラダイス弁当に
なってしまいました。
食べる前に期待していること
バランスと栄養、そして糖分。
食べる前に、あえて、その弁当の弱点を言うなら?
弁当そのものの、色が地味。
全体のバランスは
フルーツと甘味に浸食されていて
お弁当というより、食べ放題のブッフェで
自分の好きなものだけとって来た状態になっています。
他人には薦めにくいです。
食べてみての感想(なるべく具体的に)
肉とご飯、少しの漬け物と
非常にシンプルな弁当でした。
食べる前に、こんな味だろう、
このくらいの量だろう、
と想像していたこと、そのままのお弁当でした。
期待を裏切らないと言えばその通り。
逆に、びっくりもないので、
人に自分の満足を伝えにくいところです。
この弁当に発見できた作り手の工夫や情熱
焼肉弁当は予想通り冷えていました。
しかし作り手はもちろんそれを想定していて
肉は、冷えても食べやすい薄切り肉を使用、
味は、醤油ベースでしっかりめ、
甘辛い味付けではなく、しょっからい濃い味。
ボリュームはもう少しで腹八分、というぐらい。
「牛肉」の弁当ではありますが
「牛丼」と差別化をはかるべく
「手頃な焼肉弁当」を目指して作られたと思われます。
どういう人たち向けの弁当だったか?
今日は肉を食べたい、でも
副菜やデザートを見ると
いろいろ目移りしちゃって
きっとたくさん買いたくなるので
肉はかならず食べたいが、量はそれほど望まない、
という時にぴったりです。
作り手に、メッセージを
お弁当を選ぶさいに
「肉よりも魚の支持率が高い」(当社調べ)のは、
「食べるときには冷たい」
という不利な条件の中での戦いだからということは
周知の事実ですが、
まれにわたしのように
「冷めていても、肉>魚」という人がいます。
だから、これからも肉好きのために
冷めてもおいしい肉のお弁当を作り続けてください。
焼肉弁当を、おいしく、安く提供することを
決してあきらめないでください。
「ほぼ日」を読んでいる人たちにも、ひとこと。
お弁当を買うとき、ついつい魚を選んでしまうという人の
3分の1ぐらいの人が、たまに肉を選ぶようになると
肉のお弁当のバリエーションが豊かになると思うので

「魚好きのみなさんへ
 たまには肉の弁当をどうぞ」