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私の名前は「みすず」です。
ひらがなで「みすず」です。
高校の入学式で
ひとりずつ名前を呼ばれた時、
私の時に会場内がざわめきました。
「みみず」と呼ばれたのでした。
そんな名前をつける親がどこにいる! と
親が怒るかと思ったら
バカ受けでした。なんだよ~。
(みすず) |
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私は「陽子」です。
どこにでもある名前なのですが、
一度年賀状の宛名が
「腸子」になっていて
仰天したことがあります。
さすがに「ちょっとは考えろよ」
と思いました。
(陽子) |
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「美三」ですが、
「ミミ」とか
「ミサン」「ヨシゾウ」、
いろんな呼びかけに飽きてしまい、
今ではいい加減になんと呼ばれようとも
「ハイハイ」と返事をしています。
(よしみ。) |
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口頭で説明しにくい
「優子」さんの話題がありましたが、
私も「美」とか入っているので、
いつもちょっと気になりながら、
まあ仕方ないしなぁ、と思い、
あえて一瞬言いよどんでから、
「美しいの‥‥美です」
とやってきました。
先日、会社で電話をとって、
「カズヒデ」さんという方が
ご自分の名前を説明されるときに、
「カズは数字の一、ヒデは‥‥」
と言いかけたので、多分「秀」だから、
この人も今きっと
照れくさいんだろうなぁ、
と思っていたら、
さらりと「明智光秀のヒデです」
とおっしゃいました!
(emix) |
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私も「優子」です。おなじく
自分で説明しにくいと思っていました。
ある時、通販の電話注文で
「優勝の優です」と説明したところ、
「有子」
と書かれた荷物が届きました。
「有償・無償の」とは言っていないぞ。
それ以来、「優勝するの優です」
と表現している。
(優子) |
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私の名前は「啓子」と申します。
漢字を説明するのに、
いつも「拝啓」の「啓」と説明しますが、
背景の「景」で景子とか、敬子とか
あまり通じません。
でも「谷啓」の「啓」と言えば
100パーセント通じるのですが、
それは私にとって最後の手段です。
(啓子) |
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私の名前は「恵美(めぐみ)」です。
別に普通じゃないかと思うのですが、
たいてい「えみ」と読まれます。
訂正しても直らなくて
「えみちゃん~」「はーい」
と言ってたときもありました。
電話で漢字の説明をするときは
「『恵む』という字」
まで言うと、相手がそこで
納得しちゃいそうになるので、すかさず
「『美しい』も付くんです!」
と勢い込んでしまいます。
(めぐちゃん) |
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こんにちは。「五十嵐桂」です。
小学校のころは年賀状で
「五十風桂」とよく間違われていました。
小学生に嵐は難しいのでしょう。
しかし社会人になって
「五十嵐柱」で
来てしまったときは驚きました。
しかも毛筆だったので強烈でした。
(五十嵐桂) |
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昔、上司に「金沢」さんという人がいて、
彼は名前を名乗るとき
「福井支社、
武生(たけふ)営業所の
金沢です」
と言うので、相手の人は、
彼がどこの誰か理解できなく
なってしまう事がありました。
その度「ややこしくて、すみません」
となぜか謝ってしまう、
とても真面目な人でした。
(福井っ子) |
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以前勤めてた会社の東京支社に、
「大坂(おおさか)さん」
という方がいらっしゃいました。
とても素敵なおじさまです。
その大坂さんからの
電話をとったIさんが
「○○さん、
大阪支社の東京さんから、
あっ‥‥」
いつかは誰かがやるであろう、
言いまつがいだったのですが、
やはり周りの笑いを誘っていました。
それからしばらくして、
大坂さんは大阪支社に転勤になりました。
「大阪支社の大坂さん」
慣れるまでにしばらくかかりましたとさ。
(う~ぴょん) |
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間違って別人宛の
ダイレクトメールが美容室から届いた。
しかもあて名は立派な縦書きで、
「汁子」様 しるこ!
世の中、かわいそうな名前の人が
いるもんね~、と大爆笑したあと
母親シナ子は、
自分宛の郵便であることに気付いた。
それから、名前を記入する際は
「シ」と「ナ」の間は
十分なスペースを
とるようにしているらしい。
(シナ子の娘) |
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長女の名前は、「聡美」です。
「聡明で美しい聡美です」
というのがおこがましいので
「耳偏にハム心です」と説明したら、
なぜか、「恥美」に。
(恥ずかしがり屋のサンタ) |
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私は高校の時弓道部だったのですが、
大会の時、後輩のさとしくんという
男の子の名前「聡」を、
メンバー表に「恥」と登録していました。
メンバー表が張り出された
表の前がどよどよしだして、
「先輩‥‥あんまりです」
と言った後輩の顔は
今でも忘れられません。
ご、ごめんなさい。
(ゆうさ) |
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ウチの息子は「楽」と書いて
「ガク」と言います。
初めて行った病院で作ってもらった
診察券に書かれた名前は
「薬」でした。
場所が場所だけに、受付の方も、
つい書きなれている字を
書いてしまったと思われますが、
読み方ひとつで、
ちょっとやばい名前になりますよね。
(ヤクの母) |
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私の名前は「繭」という、
中身がややこしい漢字を使います。
説明するのは、とても大変なので、
「ひらがなでいいです」
と言うこともしばしば。
しかし、弟が、ずうぅぅぅ~~~っと、
大人になるまで、
「糸」と「虫」を
左右逆に覚えていたのには驚きました。
(左が糸で、右が虫) |
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以前、オーディオ機器を
通信販売で買った時のこと。
注文書に自分の名前を書く際、
どういうわけか「子」と書くべき部分に
「男」と書いてしまったんです。
それから数年間、
当時は女一人暮らしだったマンションに、
存在しない男性「佐知男」宛の
ダイレクトメールが届くことに。
自分で書いておきながら、
ちょっとサスペンスな気分でした。
(佐知子) |
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大学時代、「小井(いさらい)」という
苗字の友人がいました。
それまでもいろいろと
呼びまつがわれていたそうですが、
大学のある授業で
出席をとっていたときのこと、
その先生はしばしの沈黙のあとで
こう呼んだそうです。
「ちいさい!」
(名簿は五十音順なのに‥‥) |
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職場に新しい人が入ってきました。
薬師寺さん、といいます。
彼女に備品を渡そうと声をかけました。
「具志堅さん、このノートで‥‥」
今までそんな名前で
呼ばれたことないそうです‥‥。
(準お局) |
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私の姓は「鰐部(わにべ)」といいます。
難しい漢字なので、年賀状の季節
友人たちに負担をかけているようです。
苗字を書き終わると
気が抜けてしまうのか、
よく名前を書き間違えた
年賀状が届きます。
(hana) |
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こどもができて、
その祝い返しと名前の披露をかねて、
親戚宛に昆布を送ろうと
百貨店に行きました。
有名昆布メーカーのおねえちゃんに
出産内祝いで送ってくれるように言い、
のし紙にこどもの名前を
書いてもらうべく
「なお、でお願いします。
ならの『奈』に中央の『央』で」
と言うと、
「はい、わかりました。
ならの『ら』に
ちゅうおうの『おう』ですね」
めっさにこやかに復唱してくれましたが、
根っから大阪人の私は
ツッコミ返してしまいました。
「それやったら『らおう』やがなっ!
うちのちびはラーメンか!」
(うちのちびは『奈央』) |