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朝、後ろ髪のねぐせを見ようと
左手に手鏡を持ち、
右手でヘアブラシを持って
洗面所の鏡に背を向け、
さあチェック、と思ったら、
顔の前にあったのは
垂直に立ったヘアブラシでした。
持ち間違えて
ムダに見つめてしまいました。
(しゃらん) |
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「わるい。立ったついでに、氷取って」
とオトーチャン。冷凍庫をさがすが、
なぜか昨晩開けたばかりの
ロックアイスが見当たらない。
晩酌の焼酎にはこだわりがあって、
氷もロックアイスしか使わないのだ。
もちろん、冷蔵室や
チルドルームには入っていない。
「そんなはずはないが」と、
恐る恐る野菜室を開けると
‥‥ありました。
ほとんど水になったロックアイスの袋が。
(大狸の女房) |
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泊りに行った友達の家で、
夜中にトイレに起きた私。
トイレの方へ行き、開けたのは。
なぜか洗濯機だった‥‥。
しばらく洗濯槽を凝視する私。
ここでしっかり目が覚めたものの、
目を覚ましていた友達に
バッチリ一部始終見られてました。
(ぱんこ) |
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酔っ払ったお父さんのお話が
載っていましたが、
私の父も、相当なものだったようです。
私が幼い頃、親戚の家に泊まったとき。
すやすやと眠っていると、
なんだかあたりが騒がしく、
うっすらと目を開けました。
すると、父が、カギのかかった
縁側の窓をガタガタと
開けようと懸命になっていました。
母「あんた、なにやってるの!」
父「トイレの戸が開かない!」
母「何言ってるの!
ここはトイレじゃないわよ!」
父「そうか、トイレじゃないのか」
星一徹のような、
チョー頑固親父の父のそんな姿に、
幼い私は、見たことを
黙っていることにしました。
(紀) |
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夫の家族と
同じ敷地内の別宅に住んでいます。
夫の父と私はお互いの勤務の関係上、
あまり顔を合わせることがありません。
先日、信号待ちをしていたところ、
自転車に乗った義父に
ばったり出会いました。
「あれ〜? どうしたんですか?
こんなところで」
と声を掛けたところ、義父は
「あ、ああ。まあ、ちょっと‥‥」
と、どぎまぎしているようでした。
ちょうど信号が変わり、義父は
「じゃ」
と言ってさっさと行ってしまいました。
そんなに急いでる風にも
見えなかったのに、
急に忙しそうになった
その背中を見ていました。
そこで私はやっと気がついたのです。
その人が義父ではないということに。
結構似ている人ではあったのですが、
それでも、一応家族。
どうしてまつがったのか
我ながらびっくりしてしまいます‥‥。
このことは、
夫にも誰にも言っていません。
(コンタクトしていたのに) |
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道の反対側を
子供をつれて歩くモト彼を見ました。
「あ、結婚したんだ。子供がいるんだ。
別れて10年以上になるから
子供もいて当たり前だよなあ」
と感慨にふけりながら、
声をかけようかどうしようかと迷いつつ、
えいやっぱり声かけようときびすを返し、
呼びかけようとした寸前、
「いんや、あれは
大学の時のY先輩だ」
と気づき、再びきびすを返し元の方向に
何もなかったかのように歩きました。
10年もたつとモト彼と先輩の区別も
つかなくなるものらしいです。
(しかし、二人が似てると言う事実に
その時初めて気づいた私) |
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「フードの中にハンガーが入っていた」
という方がいらっしゃいましたが、
私はもっとひどいです。
通学の満員電車を降りて、
着ていたパーカーをふと見やると、
フードの中に、
私の愛用パンツが入っていました。
たくさんの服を、
まとめてぐちゃぐちゃにして
おいたためでしょうか。
自分への憤りと恥ずかしさのあまり、
怒りを込めて丸め、学校に到着後、
即刻トイレの汚物入れに捨てました。
満員電車中、
誰も気づいていませんように。
洗濯済みパンツだった
ということだけが、救いです。
(びー) |
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わたくしが小学一年生のころの話なので
もう10年も前のことですが、
入学してすぐ、
身体測定なるものがありまして。
保健室に行きみんな脱ぎ始めていると、
ひとりの子が、あれよあれよという間に
なんと下の下着も
いさぎよく脱いでしまったのです。
「用意できました!」
と言わんばかりの表情に一瞬、
「全部脱ぐのかな?」
と思っちまいそうになっていると、
その子に気付いた保健の先生はあわてて
「パンツは脱がなくていいからねー」
と言いました。
(k) |