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中学時代の友達の苗字は
「芦山(よしやま)」さん。
しかし、先生は皆
「あしやま」「とやま」
と言い間違えていました。
そんな中で、3年になって
やってきた地理の先生は
「‥‥ろやま~」。
(ペンタ) |
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新婚旅行で行ったオーストラリア。
牧場で馬に乗って30分ほど散歩をした後、
「馬に乗ったよ証明書」
みたいなものを作ってくれました。
でも、そこに書かれていた私の名前は
「SUKEBE」。
サカベだよと言ったら、
笑いながら書き直してくれました。でも、
「SAKEBE」。
新婚旅行なのに、何故に
スケベと叫ばなくてはならないのか‥‥。
(京都の方と字が違う坂部です) |
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その昔、私は
「熊切(くまきり)」という苗字でした。
滅多にまつがえられない苗字でしたが、
一度だけ勤務中に中国人のお客様から
「かまきり」
とまつがえられたことがあります。
その時はお客様が、
「私は熊切さんに
用があるんじゃありません。
かまきりさんに用があるんです」
自分がまつがっていることを
なかなかわかってくれず困りました。
同僚は
「保留にしといて、
『おまたせいたしました、
かまきりです』って
言っちゃえばよかったじゃん」
と言うのですが、以後ずっと
かまきりさんを演じるほど
私役者じゃないし~。
(大の児の母) |
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母の名前は「カヨコ」で、漢字にすると
「にんべん」に「去」と言う字で「カ」、
「ヨコ」は「代子」と書きます。
この「カ」がパソコンで出ない字なので、
ダイレクトメールなどではよく
「カ洋子」や「佳代子」
で送られてきます。この間などは
「●代子」。
母はしかたないなぁという感じでした。
(akiko) |
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私の名前は「渓子」というのですが、
読みはありふれたものとして、
この漢字を使うのは滅多にいません。
子どものときからずっと
「渓谷の渓です」
と説明していたのですが、
ある日大人の人に同じように説明すると、
「珍しいねえ」と言われました。
「よくいわれます」
と大人しく答えた私の見た彼の手は、
堂々と「警子」と
ペンを動かしていました。
警告の警‥‥私は警察官の娘か?
そんな珍しい名前ですが、
高校に入ると同じ
「渓子」の友人が出来ました。
しかし修学旅行で、彼女の旅館の札に
貼り付けられた紙は
「淫子」‥‥。
同じ名前の持ち主としては
紙一重だったとひやひやしていました。
(けーこ) |
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私は「稲垣」。「イナガキ」です。
今までまつがえられた
ことなどありません。ただ一度DMで、
「否ヶ木」
と変換された宛名シールが
貼られてきたことがありました。
すごく否定された気がして
落ち込みました。
(イナガキ) |
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母と二人で歯医者さんに行った時のこと。
待合室には私と母以外の
患者さんはおらず、
二人で本を読んで待っていました。
そして受付の方に呼ばれました。
「橋本さん」
「‥‥」
「はしもとさーん」
「‥‥‥‥」
「はしもと……楠本さーん」
「はい」
ようやく気がついたようです。
(返事してたまるか) |
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ある日、「福島さん」と呼ばれた。
私の名前は「宮城」なのに。
確か東北地方の名前だったと、
覚えていたらしいが。
おかげで「山形さん」と呼ばれたときは
すぐに返事ができた。
(東北女) |
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私の名前は「享平」です。
中学時代は卓球部に所属していましたが、
顧問の先生がとても
漢字が苦手だったようで、
正しく書かれた事は
一度もありませんでした。
「京平」「亨平」「亮平」
なんて書きまつがいは日常茶飯事。
次は一体どうまつがうのかと、
内心楽しんでいました。
そして中3の最後の大会、
トーナメント表には
「亭平」の文字が。
さすがに絶句してしまいました。
(享平) |
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十数年前、当時高校一年生だった私は
友人宅へ電話をしました。
友人宅は両親、姉妹の4人家族で、
電話に出たのはお父様。
私の友人はファミリーネーム(姓)の
あだ名で呼ばれていたため、
すっかり下の名前を忘れていた私は
お父様に「もしもし? 誰に用事?」
と聞かれ、すっかり慌てて
「高一(高校一年生)の‥‥」
と言いかけると、お父様は
「はい、私がコウイチですが?」
とファーストネームを名乗られました。
(スカルキャップ) |
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「美」という字が入っている方の説明は
「美しい、の『美』です」
と言う方は少ないというお話がありましたが、
私は「みよこ」という
わかりやすい名前ですが、
漢字にするととても珍しく、
「み」は「美」でなく「見」を使います。
たいてい聞かれる前に
「美しい、ではなく‥‥」と
自ら説明をするのですが、
「あ、美しくなくて、
見る、ですね」
といわれたことがあります。
(見依子) |
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ヒガシ/アズマ問題で思い出しましたが、
昔、勤めていた会社の
「東営業所」には東(あずま)さん、
「西営業所」には東(ひがし)さん
がいました。どちらかに電話をする時、
受話器に手をかけて
「ニシのヒガシ、ヒガシのアズマ」と、
呪文(?)を唱えてから
ダイヤルする人、多数。
それでも、社名でなく
「東営業所です」と出られてしまうと、
何が何だかわからなく
なってしまうようでした。
(Q太郎) |
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和子さんの名前を確認するときに、
「平和の『和』に子どもの『も』」
と言ってしまいました。
(かよらん) |
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会社の住所は「茂里町」と書いて
「もりまち」と読む。
ある時、電話口で住所の説明をしていた
先輩(貴里子さん)が
「『茂る』に『古里の里』に
『子どもの子』です!」
と言っていた。
途中で自分の名前の説明に
すりかわってしまったらしい。
(ひ) |
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「アサコ」さんという方が、
「麻薬の『ま』です」と説明した
というのを見て思い出しました。
私が高校生の頃、
財布を拾って交番へ届けた時です。
名前と住所を聞かれ自分の名前を
説明する時につい出た言葉が
「麻薬の『ま』です」
でした。
しかもお巡りさんの前で。
お巡りさんは
「麻薬の『ま』!?」
と異様に大きな声で反応してました。
わわわ私は何もしてませんよ。
財布届けに来ただけですよ!
(麻) |
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「自分の名前を
『麻薬の麻』と説明するアサコさん」
というお話がありましたが、
お友達のハマコちゃんはいつも
「麻薬の『麻』に、
ハッパの『葉』ですぅ!」
とにこやかに説明していました。
遠まわしに
「お家はどういったご商売を‥‥?」
と尋ねられたことがあるそうです。
(るーぴょん) |
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水と書いて水と読む水君の話が
ありましたが、
私も「糸」というシンプル
このうえない姓なのに、必ず
「どう書くんですか?」
と聞かれます。
「針と糸の糸です」
でわかってもらえない場合は、
「糸へんの、
つくりのないやつです」
と言います。ちなみに、日本人です。
(カシミヤ) |
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高校生の頃、
友人のO君を呼ぶときについ
「マックス!」と
当時、飼っていた犬の名前を
叫んでしまい、O君に
「お前の犬じゃない」
と怒られてしまった。
(イノ) |
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小2の娘の名前は「くみ」といいます。
ある日、学校へ出かけようとする娘を
呼び止めようとして、
「あ、ちょっとちょっと、
くま!」
と言いまつがってしまいました。
モーレツに怒られました。
(くまっていうよりサル) |
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名前に関するまつがいです。
私の姓はとても珍しいので、
これまでの人生の折々で
それはもう様々な
まつがわれ方を経験しました。
国籍まつがい、読み方まつがい、
聞きまつがい、書きまつがい‥‥。
その名も
「性全 幸(しょうぜん・さち)」
と申します。
【国籍の部】
中国や朝鮮・韓国系のかたと
まつがわれるのは常のこと。
でも日本人です。
「当て字?」
と聞かれたこともあります。
いったい何の当て字?
【読み方まつがいの部】
性全→セイゼン 幸→ミユキ
これが読み方まつがいの基本形です。
【聞きまつがいの部】
バリエーション豊富です。
しょうれん、しょうでん、
そうでん、そうぜん、
どうぜん、じょうれん、
じょうでん、しょうげん
などなど‥‥。
以前事務系の仕事をしていて
電話でお客様に名を名乗ると、
9割以上の確率で聞きまつがわれるので
もう訂正するのも面倒で
「じょうでんさん?」
と思い切りまつがわれても、
「そうです」と答えていました。
【書きまつがいの部】
これもまた様々あります。
多いのは、
性→小・正・生・庄・姓‥‥
全→善・禅・前・然‥‥
幸→辛・倖
「幸子さん」
とまつがわれることもしばしば。
【その他】
響きの感じからかもしれませんが
実家がお寺さんかお宮さんかと
よく言われます。
なので、うっかりしていると
数年来の友人からの年賀状の宛名が
「正善 幸」
となっていたりします。
正しく善く幸いって‥‥。
そんなにいい人じゃないってば。
(いいかげん覚えてよ) |
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弟の名前は「崇史」と書いて
「たかふみ」と読みます。
ふつう「たかし」と読むので、
知らない人に一度で正しく
読まれたことはありません。
数年前、その弟がお嫁さんの知り合いの
神父さんの教会で結婚式を挙げました。
荘厳な雰囲気の中、例のお決まりの
誓いの言葉を言う段になった時、
神父さんが、ご多分に漏れず
新郎の名前を
「たかし」
と読みまつがいました。
弟は緊張していたのか、
または「いつものこと」と思ったのか、
何も言わずだまっています。
とその時、純白のドレスに身を包んで
静かに新郎の横に立っていたお嫁さんが
突然声を上げました。
「たかふみです!!」
良いお嫁さんをもらったな、
と思いました。
(彼女も今では2児の母) |