「え? 空にお月さんが出てるのはなぜかって? そりゃ当たり前じゃないですか。 愛媛の「芋炊き」は、夜やるんです。 季節は9月ですから、 中秋の名月を愛でながら芋を味わうんですよ。 あんまり月、見てないけどな、みんな。 何? その提灯は何かって? 業者が仕切ってるんです。スペースを。 むしろを敷いたりとかして。 で、鍋から具材から、ぜんぶ用意してるんです。 業者が。だから手ブラでオッケーなんです。
え? その業者さんは、 芋炊きのシーズン以外は、何をしているのかって? それは業者さんに問い合わせないと。
ちなみにですけどね‥‥ぼくらが「お花見」と言えば だいたい「焼肉」なんですよ。 東京じゃ、やんないんでしょ? 花見で焼肉。 こっちのほうじゃ、桜の下で肉を焼くんです。七輪で。 桜にとっては、いい迷惑ですけどね。 それも、はじめはふつうに肉を焼いてるんだけど、 宴もたけなわになるにつれ、 どんどん、ちがうものが焼かれはじめるんですよ。 自由な空間ですよ」
和田ラヂヲ氏提供 花見のひとコマ1
和田ラヂヲ氏提供 花見のひとコマ2