これをね、お試し用の紙、 ムエット(試香紙)って言うんだけれど、 ここにちょこっとつけて、持ち歩きまーす。 どこにいれようかな、 ポケットにいれようかな? かばんに入れてもいいしね。
流行はあれど、香りって大事よね。 おもしろいもので 海外に日本のおじさんたちを連れて行って そのまんまレストランに行くと 日本のにおいがしたまんまなの! でも一回ホテルに入って シャワーを浴びてもらって その時にホテルに備え付けてある シャワーソープで体を洗うと その国のにおいになってみんな出てくる。 それがたぶん香りのちからだと思うのよね。
日本の社会というのは においにたいして寛容ではないのよね。 海外においては体臭も個性、 料理もにおいの強いものをたのしむ。 けれど、日本の場合にはどうしても においというものが あまりに個性的なものだから、 それを表現するということを 嫌う風土ではあると思う。 ただ、だからこそ、 たとえば、うちに帰った時に 逆に香水を使うであるとか あるいはほんとうに親しい人と 食事をする時にだけ香水を使うのって、 いいと思うの。 「わたしは心を開きましたよ」という しるしに香水を使うということは けっこうな方が されているかなと思うんだけれど。