試着、そしてお買い物を終え、 地下2階の広いカフェにやってきました。 興奮さめやらぬおしゃべりで、エンディングです! |
「マドンナのコーンみたいな」
誇張の美? 現在のウタマロ‥‥、かしら(笑)。コーンオッパイのメンズバージョンって‥‥、うーん、考えるとうなされそうだからやめましょう!
「オカマにとってオッパイって」
オカマの美って、人工的でどこかしら造り物っぽい偽物感に満ち溢れてるのよネ。例えば大胸筋。例えば二頭筋。タップリのお金とタップリの時間を惜しみなく使って作り上げる筋肉美。そりゃもう大変な努力の成果。あたしってこんなに頑張ってるの‥‥、って自慢したいからキレイなおべべで着飾るの。それに比べて女性の美。自然体であるがまま。その象徴がオッパイなのね。うらやましい‥‥、あの自由、あの奔放。とは言えボクのお腹のまわりの肉の奔放‥‥、あぁ、これがオッパイだったらどんなにステキなことでしょう。
「ジェーン・バーキン」
そういえば、ジェーン・バーキンが発注して出来たHERMESのバーキンも、何も入れずに床においたら、ダランと垂れちゃう。でもそれがね、だらしなくはならないの。ダランとしても元の形がはっきりわかる。揺るぎないのネ。「この中にもっと何かを入れてちょうだい」っておねだりしているような様子がかわいいの。何かが足りない。何かを足してあげたくなるって、ステキなことじゃないかと思う。
「あの下着を取りたいと
思ったボクって‥‥」
思ったボクって‥‥」
下着をつけた体って、所詮、本当の体じゃないのネ。それを脱がして見たいって思う気持ちは、多分、大人の好奇心。本当の体を見てみたいって思う気持ちで、オカマのボクにとってはまるで無縁の気持ち。どうぞそのまま着ててらっしゃい‥‥、って思っちゃう。でもネ‥‥、この日は違った。ボクの知らない女性の体がそこにあったの‥‥、下着の中に。たじろいだわねぇ‥‥、ドギマギしちゃった。だからお願い、早く普通の体に戻ってって、そんな気持ちで下着を剥ぎたくなっちゃったのよ。あれって、脱がせてもらう下着なのかしら。それとも自分で脱ぐべき下着なのかしら。女性の下着って深いわぁ‥‥、本当にジェラシー、うらやましい。
「サンタンマシンの日焼けはネ」
サンタンマシンって、焼ききるものじゃないのよね。太陽の下での日焼けをこころおきなくたのしむための、下地作りとしてあるべきモノ。夏のひととき。お金と時間を無駄遣いいたしました‥‥、と誇らしげに語るべきものが日焼けであって、灰色がかったマシン焼け肌って、海に行く暇もお金もなかったってコトをいってるようなモノ。サンタンマシンじゃなくって、それは「惨憺マシン」でございましょ。