レシピその61
ひよこ豆のパスタ
〜アンナ村のかまど料理〜 |
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とても久しぶりに会ったのに、
つい昨日も会っていたかのような気持ちになる
心が通じ合う友がいます。
それがアンナです。
彼女は日本に留学したことがあり、
日本語はもちろんのこと、
日本の文化もしっかりと身についてます。
イタリアで生まれ育ったことを感じさせないほど、
異文化を愛し、深く理解してくれています。
“目と目で話せる”数少ないイタリア人です。
アンナは13年前に、ミラノに住んでいた
日本人の友人夫婦から紹介されました。
アンナが暮らす村を“アンナ村”と名づけたのは
その友人夫婦です。
“アンナ村”はミラノから車で1時間ほどの
CANTUというところにあります。
イタリアの田舎でよく見かける昔ながらの小さい村で、
初めて訪れたときは
なつかしい故郷に帰って来た感じすらしました。
先日、“アンナ村”を訪れたときは、
アンナのマンマ、テレーザと
伯母さんのヨランダが作った
「ひよこ豆のパスタ」をごちそうしてもらいました。
彼女たちの料理は味付けも作り方も
いたってシンプルです。
その分、素材のうまみを引き出し、
素材を最大限にいかしているのでしょう。
ごちそうしてくれた「ひよこ豆のパスタ」は
薪を使うかまどで
ゆっくり時間をかけて作っていました。
▲薪を使うかまどで料理中。
鍋のフタを開けて、テレーザに質問攻めの私。
▲ひよこ豆と豚の皮をトマトソースで煮込んで
パスタソースを作っています。
部屋中にこの香りが立ち込めます。
何時間もかけてゆっくりと煮たそうです。
▲生パスタ作り。
テレーザ(左)とヨランダ(左から二人目)の
軽快な掛け合いに笑いっぱなしの私です。
▲生パスタをリボン状に切ります。
▲かまどに薪をくべて、
火を強めてお湯をわかします。
▲生パスタをゆで、ゆであがったら、
パスタソースとあえます。
▲かまどにはオーブンがあり、
セコンドのスペアリブと
ジャガイモのローストを作っていました。
▲一番右に座っているのがアンナです。
テレーザとヨランダはひよこ豆のパスタを
山盛り2杯も食べました。
もちろん、セコンドのスペアリブと
ジャガイモのローストもぺろりです。
その健啖家ぶりにびっくり。
▲かまどの薪はこの部屋の窓から見える
裏の林で切ってきたものです。
さて、今回ご紹介するメニューは、
このひよこ豆のパスタを
日本でも作りやすいように、
かんたんにアレンジしたものです。
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ひよこ豆のパスタ
■材料(4人分)
ひよこ豆:200g(乾燥状態で)
トマトソース:50cc
生ベーコン:50〜60g
生パスタ(平打ちが合います):200g
ペペロンチーノ(粉末):好みの分量で
※ペペロンチーノがないときは、
鷹の爪をくだいたものをお使いください。
塩:少々
※生パスタを手作りする場合は、
こちらをご参照ください。
■作り方
(1)ひよこ豆は10〜12時間、水につける。
(2)豆がたっぷりとつかる分量の水に
塩を少々加え、
2〜3時間ゆっくりと弱火で煮る。
(3)豆が柔らかくなったら
トマトソースと刻んだ生ベーコンを入れて、
ゆっくりと30分くらい煮る。
水分が少なくなったら水をたす。
ペペロンチーノの粉を好みで少々入れる。
(4)(3)に生パスタを入れる。
(5)生パスタが柔らかくなるまで煮る。
最後に塩の加減をみます。
はい。できあがりです。
お好みでオリーブオイルをかけて
召し上がってくださいね。
オリーブオイルを入れると
こくがでます。
生パスタがない時は
スパゲッティを折って入れたり、
ショートパスタを入れたりしてもよいと
アンナのマンマからのアドバイスです。
その時はパスタを別の鍋で茹でてから、
(4)に入れてあえてください。 |
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