2014/03/23
	レシピその216 レモンムースとリモンチェッロゼリー 〜ミラノの春〜 長く続く雨がやみ、太陽が顔を出し、 急に春になったミラノです。 通常のミラノの春は、 レンギョウとミモザの黄色で始まりますが、 今年は街中にレンギョウの黄色が満ちたと思ったら、 あれよあれよと木蓮やこぶし、 アーモンドやプルーンなども満開になり、 どこかに花咲か爺さんがいて、 一晩で枯れ木に花を咲かせてくれたかのようです。 今、百花繚乱のミラノです。 太陽光線が強くなると、 家の中にもさんさんと光が入り、 冬の間には気がつかなかった汚れや埃が 目立って見えてくる時期でもあります。 日照時間も長くなってきて、 その埃たちが気になる時間も長くなりますので、 掃除をしないではいられなくなります。 さて、このアパートの住人たちは、 大部分がお手伝いさんに来てもらっています。 友人のミンマも週に１度４時間、 お手伝いさんに家の掃除などをお願いしています。 去年の夏のバカンスのときなどは どこにも行かず、そのバカンス代で お手伝いさんに毎日きてもらい、 家中、細部に至るまでピカピカにしました。 「バカンスに行って疲れるより 　きれいな家の中にいたほうが 　気持ちが落ち着くから、 　これが最高のバカンスなの」 と高年齢のミンマがいうのもわかります。 たしかにきれいで整頓されている家にいると 家の空気もかわり、 体の中にさわやかな空気が 流れてくれる感じがしますね。 我が家にはお手伝いさんはいませんので 皆で協力の掃除体制です。 いつか我が家もさわやかさで 清々しい空気でみたしたいと 強く希望するところですが‥‥。 さて、今回のメニューは レシピ210のリモンチェッロを作ったドルチェです。 レシピ213のレモンピールも飾ってみました。 とてもさわやかなムースです。 どうぞお試しくださいね。 レモンムースと リモンチェッロゼリー ■材料（５〜８人分） 【ムースの材料】 グラニュー糖：50g レモン汁：50cc ミルク：150cc 生クリーム：150cc ゼラチン：５g 【ゼリーの材料】 リモンチェッロ：50〜60cc グラニュー糖：60g 水：200cc ゼラチン：10g ☆下準備 ・ゼラチン板は、 冷たい水の中でふやかしておく。 ■作り方 （１）ミルクにグラニュー糖を入れた鍋を火にかけ、 グラニュー糖が溶けたら 火から鍋をおろし、ゼラチンを入れて溶かす。 ※温度は人肌より高め。 （２）（１）をボールに入れて、 水の中に氷を入れたボールを下にしいて冷やす。 時々かき混ぜる。 （３）生クリームを７分立てにする。 （４）（２）にとろみをつけている間に、ゼリーを作る。 鍋に水、グラニュー糖を入れて煮溶かし、 火からおろしゼラチンを溶かす。 ※温度は人肌より少し高め。 （５）リモンチェッロを入れる。 （６）冷蔵庫で冷やし、かためる。 （７）（２）にとろみがついてかたまり始めたら、 泡立て器でかき混ぜる。 （８）（３）の７分立ての生クリームを少し入れて かき混ぜる。 （９）（８）を７分立ての生クリームのほうに入れる。 （10）レモン汁を加えて、全体をかき混ぜ、 好みの器に入れて、 冷蔵庫で数時間冷やしてかためる。 （11）ゼリーの方はかたまったら、 フォークでかき混ぜる。 かたまったムースの上に、ゼリーをのせて レモンピールやミントを飾りました。 好みでこの上からリモンチェッロや、 クリームチェッロをかけて リキュールの味を楽しんでください。 BUON　APPETITO！