おさるアイコン

アーカイブ 2015/06/14
 
レシピその246
イワシのパスタ〜国際凧あげフェスティバル〜


レシピ84でご紹介した
塩田で有名なチェルヴィア。
そこで国際凧あげフェスティバルがありました。
毎年、4月24日から5月3日に行われる催しで、
今年で35年になります。

日本人のチームも参加していて、
伝統的な素晴らしい日本の凧もあがりますし、
他ではなかなか見れない
興味深いフェスティバルとのこと。
いったいイタリアの空に、
日本の凧がどんな風にあがるのでしょうか?
興味津々、早速出かけてみました。
その様子をお伝えしますね。


この催しを教えてくれたのは、イタリア人のフランコ。
趣味で日本の伝統的な凧作りをしています。
もちろん、彼も参加しています。


▲海岸を歩いて行くと、
 大空に悠々となびく凧達が見えてきました。



▲日本の凧が風に乗ってあがろうとしています。


▲日本人チーム小口さんの凧「マリリン・ウォーク」が、
 大空に腰を振りながら歩き続けます。
 「そこまで揺らさなくとも」と思わず笑いが漏れます。



▲大江さん自作の伝統日本凧。
 イタリア人の人気の的です。



▲日本から来られた「日本凧の会メンバー」。
 「凧あげ大好き」の情熱的な皆さん、
 いきいきと楽しんでいる様子が伝わってきます。
 後列の左から二人目がフランコです。



▲夜になると幻想的な光の中で
 2本、4本糸の凧があがりました。
 優雅に悠々と音楽と共に舞う
 アクロバティックな凧あげです。
 一人から数人であげますが、
 糸がよく絡まないものだと驚きました。



▲写真中央がフランコが
 「先生」と呼んでいる大江さん。
 「昨晩は夜中の3時まで海岸にいたよ」とのこと。
 各国のメンバーと交友するのも楽しみのひとつです。




▲はじめてフェスティバルを見ようと
 ミラノから集まったメンバーです。
 子供は海で遊び、
 好奇心満々の私たちは
 アートな凧で一杯の青空を楽しみました。
 潮の香りの中ですっかりと子供心に戻りました。



さて、今回のメニューは
海の香りたっぷりのイワシのパスタです。
前回ご紹介した新タマネギの甘酢煮も使います。

イワシのパスタ

■材料(3〜4人分)

イワシ:250g(掃除後の重量)
パスタ:200g(今回はブカティーニを使いました)
ニンニク:2欠片
ペペロンチーノ:1個
松の実:20g(軽くローストする)
アンチョビ:1〜2枚
レモン:半分
パン粉:大さじ6杯
EVオリーブオイル:
パン粉用大さじ3・パスタ用大さじ4
白ワイン:大さじ3
タマネギの甘煮:適量
フェンネルの葉:適量






☆下準備

・イワシはウロコ・骨・内臓を掃除し、腹開きに。
余分な水分をキッチンペーパーなどで
ふき取っておく。



・イワシにレモン塩を少々かけて重ね、水出しをする。
レモン塩がない場合は、
塩少々してからレモン汁を少しかける。



・パン粉炒めを作る。
フライパンにニンニクを薄皮ごと潰したものを入れ、
火にかけ香りをだす。



・パン粉を入れ炒める。



・フェンネルは葉の部分だけにしておく。
・レモンは皮の黄色い部分をすっておく。
・ニンニクは芯をとり、鷹の爪は半分にしておく。
・松の実はすこし刻んでおく。




■作り方

(1)塩を入れないお湯で
ブカティーニをゆでる。



(2)EVオリーブオイルに
ニンニクとペペロンチーノを入れ、
香りを出したら、アンチョビを入れる。
※ペペロンチーノは焦げやすいので
 ニンニクの後に入れる。
※アンチョビは飛びやすいので、
 油を傾けて油の少ないところで炒めて崩す。




(3)イワシの皮を下にして焼く。



(4)裏も焼く。



(5)松の実を入れて、白ワインを入れる。



(6)イワシを数枚、飾り用に取り出し、
残りをヘラで潰してカリカリになるように炒める。
※カリカリ派でない方は手前で火を止める。



(7)ゆでたパスタを入れ、
フェンネルとお玉半分くらいのゆで汁を入れ、
全体をかき混ぜて味をなじませる。



はい、出来上がりです。
盛り付けをします。
パスタの上にフェンネルをかけ、
パン粉炒めもかける。



焼きイワシ数枚をおき、
レモンの皮を削ったものを全体にかける。



前回作った新タマネギの甘酢煮を上におく。



EVオリーブオイルも好みでかける。



イワシは大好物なのですが、
私には消化が悪いので、
ラディッシュを一緒にいただきます。
Buon Appetito!


 
ご感想はこちらへ もどる   友だちに知らせる