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マンモグラフィーに行ってきました。 ミラノ市では50歳を迎えると、 2年に一度検査が無料で受けられます。 日時や場所が書かれた手紙が 保健所から送られてきますが、 変更も電話1本で簡単に出来ます。 医療に関しては、どうしても日本と比べがちですが、 このマンモに関しては、 全ての工程がとてもスムーズに行うことができて、 見直しているところです。 その工程とは 当日、まず、受付の書類手続きから始まります。 予約時間とほとんど同じ時間に呼ばれて ‥‥これだけでも新鮮な驚きです。 簡単な質疑応答を終え、 カルテを渡されて検査場へ行います。 受付で、心が動いた物‥‥それは、 壁一面に並んでいるファイルの色です。 このファイルにはカルテが入っています。 微妙に厚さや色が違うファイルたち。 ひとりひとりが織りなす人生の色を感じました。 何回も呼ばれて検査をした人、 一度でなにごともなく済んだ人。 つむぐ歴史の色です。 検査場でも待つことなく順番が回ってきました。 部屋に入ると、前回と違って 雰囲気が明るくなっていることに気がつきました。 検査機器を中心にして、 正面と左の壁に写真がかかっていたのです。 正面の壁には、 きれいな紫色のラベンダー畑と、 朽ちかけている石小屋。 この石小屋から伝わってくる時の流れ。 どんなな人たちが関わっていたのでしょう。 想像がふくらみ始めたら、 その間に機械が動きました。 からだの向きをかえたときに 目に飛び込んできたのは、 乾燥地帯に登る太陽の写真でした。 あっというまに検査は終わりました。 例年の検査をする冷たい雰囲気はなく、 温かさを感じる部屋になっていました。 最後に女性のドクターが 「この機械は日本製なのよ。痛くなかったでしょう。」 と、軽くウインクしながら言ってくれたことで、 ここで過ごした時間を、 心地よいものにしてくれました。 さて、今回ご紹介するレシピは、 全粒粉パスタを使ったメニューです。 毎日の食がちょっと気にかかる年頃になって、 全粒粉のパスタをよく使うようになりました。 簡単に出来ますので、どうそお試し下さいね。
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