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アーカイブ 2018/01/28
 
レシピその311
緑のタリアテッレ、クルミソース〜年始から反省。〜


買い物カートを引っ張りながら駆け足で、
我がアパートの入り口めがけて走り、
その人に近づきました。
その人は小包を抱えながら、
不在届けを書いていました。

不在届‥‥いくつもの体験を通して、
なるべく避けたい物になっています。
そして、
待ちに待っていた荷物がついに来た!
という思いがつのって、
息を切らし、自分の名前を告げながら、
「その荷物は我が家あての物でしょうか?」
と急いでたずねました。すると、
「シニョーラ、
 人と話す時はまず挨拶からではないかね?」
と言われました。
すぐに自分の無礼を詫びて、リプレイ。
「ボンジョルノ、その荷物は私あての物でしょうか?」
彼は無言で人の顔も見ず、
不在届を書き続けているので、
むっとした私は、
「人が挨拶したら、あなたも挨拶をしませんか?」
と火花を散らしてしまいました。
彼は不在届を入り口に貼り付けて、
返事もなしにそそくさと立ち去って行きました。

後味が悪い気持ちになりました。
彼のとった態度は、
挨拶をすることを教えてくれた人とは
思えないものでしたが、
それにもまして、
挨拶をしながら相手を突く一言を発した私は
「挨拶を交わす」ことを全く学んでいなかった、
と反省です。

人に教示するということは
言葉と態度で示さねばならない。
そして受ける方も
理解した態度と言葉で接しないといけない。
こんなことをやらかすときは、そうです、
お昼前でお腹が空いているときです。
「気をつけよ、災いを産むその一言」
いくらお腹が空いていたにせよ
心に余裕は持たなくてはいけませんね。
新年の初学びでした。

さて、今回はくるみソースのパスタをご紹介します。
冬の味を楽しみましょう。


緑のタリアテッレ、クルミソース

■材料(4〜6人分)

・クルミソース用
クルミ:150g(実の分量)
松の実:30g
パン:薄切り2枚
ミルク:130cc
ニンニク:1個
粉チーズ:大さじ4
EVオリーブオイル:大さじ4
塩、コショウ:適量

・緑パスタ用
ほうれん草:50g(ゆで後の分量)
小麦粉:400g
タマゴ:4個



■作り方

(1)パスタを作る。
フードプロセッサーにタマゴ、
刻んだほうれん草を入れて数秒回す。



(2)小麦粉を入れて数分回す。



(3)フードプロセッサーから、
生地を取り出し、
手で少し練って丸くして
ラップに包み30分以上休ませる。



(4)クルミは殻から出し、
パンは耳をとってミルクにつける。



(5)クルミを熱湯で3分ゆでる。



(6)クルミの皮をとる。



(7)フードプロセッサーに、
ミルクにつけたパンを軽く絞って入れる。
そのほかのくるみソース用の材料を
全て入れて、クリーム状になるまで回す。
このとき、パンをつけた
ミルクの残りを入れながらかたさを調整する。



(8)ソースの出来上がり。



(9)タリアテッレを作る。
(レシピ6を参照)
通常よりやわらかい生地なので
小麦粉をつけながら作る。
今回は通常より少し厚めにしました。



(10)塩入りのお湯でパスタをゆでる。



(11)ソースを入れ物に入れる。



(12)ゆで上がったパスタをソースに入れる。



(13)ゆで汁を少し入れながら
混ぜ合わせる。



はい、出来上がりです。

ゆでたほうれん草とクルミを飾り、
コショウをかけて
お好みで粉チーズをかけます。
クルミで軽やかなソースが出来ました。
もっと濃厚な味にしたいときは
(7)でソースのかたさを調整するときに、
ミルクの代わりに生クリームを入れます。
冬の味わいを楽しみましょう。
Buon appetito!


 
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