寝食を忘れて何かに熱中する周りの人を、
いつもうらやましい気持ちで見ていました。
会社員時代、忙しかしいとき、なにかの佳境にあるとき、
何時間でも机に向かい続ける同僚たち。
だけど私の頭の中にはいつも
「おなかすいたなぁ。何食べようかなぁ」という
煩悩が浮かんでくるのでした。
そして、いつもそそくさと会社を抜け出し、
どんなときでもわくわくして
食べものを探しに行ったものでした。
私は、三度の食事はもちろん、
10時と3時のおやつも欠かさないような家で育ちました。
「今日のごはんはなあに?」
思えば、この問いかけをしない日はなかったかもしれません。・
今、三度の食事の多くは自炊で、
自分が食べたいものをつくる日々を送っています。
1日に三度も味わえる、嬉しい時間を欠かすなんてもったいなくて。
レシピ本やレシピサイトを眺めるのが趣味なので、
何をつくろうか妄想する時間もなかなかに、長い。
たまの外食では、何を食べようか真剣に悩む時間も捨て難い。
ごはんにまつわるものごとには、私の好きが詰まっています。
そんな私の三度のごはん。
せっかくなので、ちょっとの間のありのままの記録をお届けします。