編集やライター以外の仕事が増えてきているいま、ほぼ日の塾に乗っかって、「書くこと」をあらためて考えています。ちなみに、山梨の県民性で私が言えるたしかなことは、お寿司が好きな人が多いことです。

関西人は一日にして成らず。

担当・ゴトウナナ

私の職場や友人グループには、
何人かの関西人がいます。

私自身は山梨県出身、大学からずっと東京に暮らし、
それほど県民性や出身によるアイデンティティが
つよくはありません。

たぶん、その環境が影響もしていると思うのですが
時々、関西人にあこがれに近いものを
感じることがあるんです。

同僚がふと発した自然な関西弁を耳にしたとき、
「ほんとのやつだ!」と
なぜかちょっとうれしくなる。

「ガハハハッ!」と、あっけらかーんと笑ったり
テンポよくツッコミを入れるようすに
その場の空気が明るくなるのを感じる。

人との距離が近くて、サービス精神旺盛なイメージ。
関西出身でないみなさん、そんな姿に、
ちょっといいな~と、思うことがあったりしませんか。

私はふだん、ちょっとふざけて関西弁をつかうことが
あるのですが、そうすると少しだけ、
自分もノリのいい人になった気がします。
もしかしたら、そんな関西性の“ちょい足し”効果は
ほかにもあるんじゃないか‥‥? 

そのヒントをこの機会に得ようと、
いまは東京で暮らす、関西度のことなる3人に
関西性について語ってもらいました。

関西性をより具体的にしていく【基礎編】、
きっと明日から役だつ【活用編】に分けて、
全4回でお届けします。

<座談会メンバー>
エエデ君:
T女史の友人、30代。生まれは広島、
小学校から高校卒業までを大阪と神戸の中間地・西宮市で
過ごし、バリバリの関西人気質に。
今回の企画に「ええで~」と二つ返事したことから命名。

オカン:
私の同僚、京都出身。18歳まで碁盤の目の中で育ったことを
誇りにしている小学生二人の母。
自分では関西性は濃くないと思っているが、
関西仕込みと思われるオヤジギャグは止まらない。

T女史:
私の同僚、長野出身。職場ではブルドーザーの異名をもつ、
30代の仕事できるウーマン。大学と大学院の6年間を
大阪で過ごす。そこで関西人の洗礼にあい、
生きのこる道を模索したことが、そのつよさの一因か。

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