THE KARAOKE 4♪
「ラヴ・イズ・オーヴァー」欧陽菲菲 |
みうら |
ぼく、ちょっとうろ憶えっすよ。
わかるところはみなさん、
フォローしてくださいね。
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糸井 |
はい。
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都築 |
はじめてですか、歌うの。
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みうら |
もちろんです。
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糸井 |
しみじみするなぁ。
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みうら |
「Love is over‥‥」
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糸井 |
ああああ。
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田島 |
きますねぇ。
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みうら |
「きりかないからー」
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糸井 |
やっぱりきりがないんだな。
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一同 |
(笑)
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みうら |
「泣くな男だろ」
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糸井 |
「泣くな男だろ」
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みうら |
「わたしはあんたのー、お守りでいいー」
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都築 |
いいですねぇ。
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田島 |
泣けてきます。
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みうら |
「最後にひとつ
(画面の歌詞を指さしながら)
自分をだましちゃ いけないよーー」
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一同 |
(笑)
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糸井 |
これは女の人と
聴いちゃダメだね。
(間奏演奏中)
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みうら |
せつなすぎです。
何回も泣きました。
「泣くな男だろう」ってとこが、
また、台湾語で聞こえてくるんです。
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糸井 |
「自分をだましちゃいけないよ」
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みうら |
あぁ、やめてください。
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糸井 |
テナーサックスが‥‥
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都築 |
むせび泣きますね。
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糸井 |
この歌、
作詞作曲がおなじ人ですね。
伊藤薫さん。
つまり、いわゆるミュージシャンで、
「作詞の本職」ではないのかもしれない。
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都築 |
それだからできた名曲なのかも
しれませんね。
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みうら |
「お酒なんかで、ごまかさなーいでー」
「ラーヴ、イズ、オゥーヴァー」
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糸井 |
あ、来る、来る。
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田島 |
来ますね。
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都築 |
いよいよですね。
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みうら |
「悲しいよ」
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一同 |
おおおお。
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みうら |
「元気でいてね、
ラヴイズ オォーゥヴァーーーー」
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糸井 |
おおおお。
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一同 |
(大拍手)
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都築 |
いいです、いいです。
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田島 |
シビれます。
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みうら |
これはダメだこれはダメだ。
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糸井 |
みうらさんはこれに
あたっちゃったんですね。
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みうら |
ほんとに、ヤな歌、
すごい歌です。
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都築 |
こんな女がいたらなぁ、というところを
見事にあらわしてますね。
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糸井 |
まず、歌っているのが
日本語を母国語としていない
女の人ですからね。
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みうら |
そこがたまりません。
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糸井 |
歌は、こういうところを
探してこないといけませんね。
歌は危な絵(あぶなえ)ですから。
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田島 |
全体的に、勉強になります。
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みうら |
いやぁー、
若い頃は、ジョン・レノンの
ウォー・イズ・オーヴァーで
盛り上がったじゃないですか。
それが、中年になって
ラヴ・イズ・オーヴァーとは
ぜんぜん知らなかった。
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都築 |
ま、結局
そっちにいったと。
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糸井 |
ウォー・イズ・オーヴァーと言い、
そういう大人を横目で見ながら
そっちに行ってしまった、と。
大人のまわりを
めぐり、回ってきたんだね。
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みうら |
オーヴァーのところをね。 |
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(つづきます) |