新井和宏(あらい・かずひろ)
鎌倉投信 株式会社、取締役 資産運用部長。
1968年生まれ。東京理科大学工学部卒。
1992年、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)に入社。
2000年には、バークレイズ・グローバル・インベスターズ
(現・ブラックロック・ジャパン)に入社。
企業年金・公的年金などを中心に、
株式、為替、資産配分等、多岐にわたる運用業務に従事し、
ファンドマネージャーとして数兆円を動かした実績がある。
だが2007~2008年、大病を患ったこと、
そしてリーマン・ショックをきっかけに、
それまで10年近く信奉してきた金融工学、
数式に則った投資、金融市場のあり方に
疑問を持つようになる。
2008年11月、志を同じくする仲間4人と、
鎌倉投信株式会社を創業。
2010年3月より運用を開始した投資信託
「結い2101」の運用責任者として活躍している。
経済的な指標だけではなく社会性も重視する、
投資先企業をすべて公開するなど、
従来の常識をくつがえす投資哲学のもとで
運用されている商品でありながら、
個人投資家(受益者)8,900人以上、
純資産総額130億円超(どちらも2015年2月時点)
となっている。
また、投資ブロガーが選ぶ「Fund of the Year」でも
上位の常連となり、
2013年には格付投資情報センター(R&I)でも
最優秀ファンド賞(投資信託国内株式部門)を
獲得するなど、
人気、実績を兼ね備える投資信託へと成長している。
横浜国立大学経営学部非常勤講師、
特定非営利活動法人「いい会社をふやしましょう」理事、
経済産業省「おもてなし経営企業選」選考委員
(平成24、25年度)も務めている。