「ほぼ日刊イトイ新聞」の支社、
「気仙沼のほぼ日」がオープンしたのは、
2011年11月1日のことでした。
あれから時が経ち、
2019年の11月1日に、この場所は「お開き」となります。
「気仙沼のほぼ日」は、地元のみなさんが
優しく受け入れてくださったおかげで続いてきた場所です。
お世話になったあの人は、
いまどんなふうに過ごしているのでしょう?
これからどんなことをしていきたいのでしょう?
あらためて、お話をうかがっていきます。
インタビュアーは、沼のハナヨメ、
「気仙沼のほぼ日」のサユミがはりきってつとめます!
気仙沼の人たちも、
ほぼ日の乗組員も大好きな
気仙沼のラーメン屋さん。
それが「中華そば まるき」さんです。
なかでも人気は、
煮干しをたっぷりと使ったスープが
もちもちの自家製麺にからんだ
「港町の煮干しそば」です。
もともとは「まるき食堂」として
お店を続けてきましたが、
震災を機にラーメンの専門店になり、
現在は遠くからもお客さんの絶えない
人気店になっています。
▲こちらがお店のカウンターです。
営業時間が終わってからおじゃましました。
熊谷かずまささんは、まるきの店主であり、
自家製麺を作るところからすべて、
まるきのラーメンを作り上げています。
普段はカウンターごしに
ご挨拶したり、笑顔でラーメンを届けていただいたり、
という関係ですが、
今回はあらためて、いろんなお話を
うかがってきました。
取材中、
私はこれまでにないくらい、
「ラーメン」の魅力、偉大さ、
人々からの愛され方のすごさを感じていました。
ラーメンは老若男女が好きな食べ物で、
SNSにラーメンの写真をあげると、
『いいね』の数がいつもより多い。
ラーメンは、
人気がすごくて、みんなの舌が肥えていて、
お店の数も膨大です。
そんなラーメンの専門店に挑戦しつづける
まるきさんの想いは、
私の想像をはるかに超える強いものでした。
まるきさんがすごいのは、
ラーメンマニアの人も、近所の人も、サラリーマンも、
家族連れも、みんながそれぞれにおいしいラーメンを
食べることができるお店であることだと思います。
いつも、優しく声をかけてくれるお店のみなさんのおかげで、
おいしいラーメンがみんなのものになっているんです。
いつか、
気仙沼にラーメンのおいしいお店がたくさん増えてきたら、
私も張り切って紹介したいと思います。
(サユミ)
2019-11-01-FRI