『はじめての前川清』夜の部を、客席で鑑賞しました。
ステージの前半では、徳光和夫さんと糸井重里さんによる
プレトークがあり、
客席に向けられた問いで、
この場にいる8割以上の人が、ナマ前川清のみならず、
歌謡コンサートというもの自体が
「はじめて」だということが判明しました。
この異例な状況に前川さんも緊張されている、
ということは伝わってきました。
しかし実は、じぶんにとっても
『はじめての歌謡曲作曲』をした2曲。
「初恋 Love in fall」「それは、ラララ。」を客席で、
他のお客様と一緒に聴く、というはじめての体験で、
開演前は、かなり緊張していました。
しかし、ベテラン・ミュージシャンの余裕ある演奏、
それに乗っかる前川さんの歌唱も輝きに溢れ、
前川さんも、「しゃべらない」と決めていたわりには、
しゃべるしゃべる。
いつしか、こちらの心もほぐされ、歌に引き込まれ、
酔うように心地よく身を任せているじぶんに気付きました。
このたび、CD化されるとうかがい、
ふたたび聴けるのを楽しみにしています!
(酒井省吾)