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30日に糸井とわれわれ数名で、
小網代に遊びにうかがうのですが、
その日はどんなコースになりますでしょう?
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柳瀬 |
そうですね。
その日は干潟の最大干潮が
お昼の12時40分ごろなので、
まずは干潟からスタートするのがいいかな、と。
干潟で生き物の観察を。
これは、この前の写真です。
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柳瀬 |
その日の午前中も、ひとつ観察会があります。
それが終わりましたら、
バトンタッチする感じで、
みなさんをご案内しようかと。
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─── |
よろしくお願いします、お世話になります。
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柳瀬 |
干潟でまずはみなさんに、
カニの観察をしていただこうと思ってます。
こういうところですね。
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柳瀬 |
当日は、長靴をはいてきてください。
お天気がいいといいですよね。
運がよければ富士山が見えるかもしれません。
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一同 |
おおー。
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柳瀬 |
干潟でみんなでビシャビシャやって、
カニと触れ合っていただきましょう。
こんな具合に、心ない大人として。
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一同 |
(笑)
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柳瀬 |
小網代の動植物は、すべて採集禁止ですので、
観察したらかならず返してくださいね。
糸井さんが捕まえたアカテガニのほかにも、
小網代全体に60種前後のカニがいますので、
いろんな子に出会えると思います。
たとえばこの子は、ハマガニといいます。
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柳瀬 |
小網代の陸生のカニでは最大種。
紫色の美しいカニです。
この子は卵を抱えてますね。
という、カニのほかにも、
海の生き物に出会えるかもしれません。
アミをお貸ししますので、
みなさんでザブザブやってみてください。
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─── |
どんな海の生き物が?
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柳瀬 |
たとえば、タコクラゲ。
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─── |
クラゲ?!
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柳瀬 |
真夏の小網代の海にたくさんあらわれます。
あとは、たとえば‥‥
コウイカ。
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─── |
イカ!
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柳瀬 |
おいしいコウイカも小網代ではおなじみです。
そして、けっこうすごいのもいます。
ウツボ。 |
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─── |
すごい……。
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柳瀬 |
小網代の湾の中のように、
淡水が入ってくるところは水が甘くなるんですね。
そういった場所には、
海の魚が治癒のためとか、
寄生虫を落しにとか、やってくるんですね。
だからけっこう大きなやつもやってくる。
ぼくは見てないんですが、
岸由二先生はリュウグウノツカイを見たそうです。
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─── |
リュウグウノツカイ!
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柳瀬 |
ぼくは大きなブリをつかまえたことがあります。
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─── |
わーーー!
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柳瀬 |
あと、こういうカワイイのも。
ソラスズメダイです。
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─── |
ああー、きれいです。
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柳瀬 |
真夏の小網代の湾で、
コバルトブルーの稚魚がたくさん泳いでいます。
あと、ほかにもほんとにたくさん、
エビとか、ナマコとか、ヒトデとか、
いろんなものがいると思いますので
がんばって探してみてください。
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─── |
たのしそう。
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柳瀬 |
そうしましたら、
次は小網代の森へと入っていきましょう。
これがその入口付近です。
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▲左から岸由二先生、糸井、柳瀬さん。 |
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柳瀬 |
広々とした湿地は、気持ちいいと思います。
ところどころに大きな木がありまして、
これはエノキです。
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柳瀬 |
エノキは根っこを広く張るので、
むかしは土手の土留めにエノキを植えたんですね。
その名残がこうしてところどころに。
エノキは「マジックツリー」なんです。
川の土手を守ってくれるし、
昆虫たちの食植樹だし、
タマムシもこの木の葉っぱを食べに集まってきます。
さて、さっきまで海にいたと思ったのに、
木道をちょっと歩くと、もう一気に山の中。
こういう階段を登っていきます。
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柳瀬 |
けっこう急な階段です。
小網代は、海から急に高くなる場所なんですね。
一気に海抜70メートルくらいまで登ります。
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柳瀬 |
糸井さん、この階段きつかったですよね?
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糸井 |
いや、そんなでもなかったですよ。
たしかに急だけど、距離が長くないから。
つらい思いをした印象はないです。 |
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柳瀬 |
よかったです。
そうして、急な階段を登っていきますと‥‥
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柳瀬 |
いちばん高いところにつきました。
さらにその上の
入り口近くの道路からは
こういう景色が見られます。
向うに、さっきまでいた湾がありますね。
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一同 |
ああーーー‥‥。
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柳瀬 |
一休みしたら、登ってきた階段を降りまして、
スタート地点に戻り、ツアーは終了です。
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柳瀬 |
歩きながら、いろんな生き物を探してください。
だいたい2千種類くらいの生き物を
ぼくたちは小網代で確認してます。
絶滅危惧種もすでに100種類ほど見つかってます。
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─── |
はい。
当日は、たくさんの生き物に出会いたいです。
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柳瀬 |
思いきり、たのしんでください。
お天気がいいといいですよね。
こういう景色をお見せしたいです‥‥。
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─── |
ああ‥‥すばらしい。
たのしみだなぁ‥‥。
ええと‥‥長靴を用意して‥‥。
あと、注意する必要があるのは、暑さでしょうか。
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柳瀬 |
そうですね、真夏なので。
帽子とか、日焼け止めとかは各自。
熱中症に気をつけて、水分補給はたっぷりと。
あとはそう、トイレなんですけど、
ないんですよ、森に入っちゃうと。
入り口にあるので、
トイレは事前に済ませるようにしてください。
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─── |
はい。
それでは、当日をたのしみにしています。
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柳瀬 |
あ、すみません!
最後にひとつ、ひとつだけいいですか。
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─── |
もちろんです、どうぞ。
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柳瀬 |
小網代の森は7月20日にオープンして、
いろんな人が入れるようになりました。
引き続きこの場所を、
ずーっと管理しなければいけません。
いつも人手とお金が足りなくて困っております。
なので、今日これをうっかり読んでしまったあなた、
知力、体力、財力が余ってる方は、
是が非にでも(笑)、
応援をよろしくお願いいたします。
応援に参加してくださる方は、
「NPO法人小網代野外活動調整会議HP」の、
「小網代の自然を応援したい皆様へ」
という項目をご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします!
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一同 |
よろしくお願いいたします!
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柳瀬 |
ご清聴、ありがとうございました。
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─── |
こちらこそ、ありがとうございました。
30日はよろしくお願いします。
ありがとうございました!
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一同 |
ありがとうございましたー!(拍手)
(30日のテキスト中継につづきます!) |
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2014-07-29-TUE |
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(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN |
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