9、北部九州最大最古の前方後円墳

博多の天神にあるホテルを朝9時に出発。

今日は初めて博多の遺跡をまわります。

まずは有名な遺跡から、と思ったので
弥生時代の代表的な遺跡「板付遺跡(いたづけいせき)」
と「金隈遺跡(かねのくまいせき)」を選びました。




 
博多駅では
地下鉄で天神から博多駅へ。
水色の人達がちらほらといます。

今日は決戦の日?
ついこの旗に引かれて近づいてみました。

引き続き九州
 
こんにちは、みこちゃんです。
みこちゃんは、ハニワです。
主に土でできています。

さて、ひとり古墳部、
前シリーズから引き続き、
スソさんはまだ九州にいます。
博多の遺跡をめぐるシリーズ、
はじまりはじまりですよーーー。

ところでこの旗は何?
どこからの出土物??
みこちゃん、わからないことも多いです。


 
あいにくの雨模様
西鉄バスに乗り、15分ぐらい。
板付団地第二で降りました。

あれ、まったく表示がない!
遺跡がどこにあるのかわかりません。

同じくバスを降りた人を追いかけて
「すみません、板付遺跡はどこですか?」
と聞くと
「保育園を左に曲がって、
 しばらく行くとあると思います」
と教えてくださいました。

進行方向にあった保育園を曲がり、
数分歩いたところに地図がありました。

あ! あった〜。






 
着きました!
古墳があるところでは
だいたい起伏があったりするのですが
ここは、広く平らなところにありました。

これは、復元された田んぼかな?

茶色と緑
 
「ひとり古墳部」の名物カラー3色、
石の灰色、土の緑、草木の緑。
その世界に突入です。
ああ‥‥心癒されるカラー‥‥。






 
弥生時代のムラの様子
解説レリーフがあります。

土地が水路で仕切られていて
中央の丸い環濠の中に集落があり、
外側に田んぼが作られている
のがわかります。

なるほど、家を用心深く守っている
様子が伝わってきます。

環濠集落
 
まわりに堀をめぐらせた
集落(ムラ)のことよ。
守っているのは、家だけでなく貯蔵穴も!


 
弥生館へ
巨大な竪穴住居型かな?
りっぱな建物の資料館です。








 
稲と弥生土器
玄関に稲が干してありました。

土器もならんでいます。

あっさりした形ですが
口のところにぎざぎざ(刻み目)があります。

縄文後期の土器と弥生初期の土器が
一緒に出てきたことが
とても重要なことだったのですね。

稲作水田跡
 
水田を作り始めたのは
いまから2400年前(BC4C)ごろと
言われているの。
紀元前よ!
みこちゃんが生まれるより前だなんて、
超むかし!
水田、超むかし!

ちなみにこの板付遺跡は、
縄文晩期から弥生後期の遺跡で、
最古級の稲作水田跡が残っているの。


 
弥生人の足跡?
泥の中に残っていた足跡だそうです。

すごく曲がっています!
親指と人差し指の間がすごく離れていますね。


 
炭化米です
弥生時代に食べられていた米が残っていました。




 
ムラ周辺の復元模型
川から水を引き入れて
ムラを作ったことがわかります。

縄文時代と違って
土地を開拓したり整備する技術が
発達したんだなーと感じますね。

田んぼの広さに対して家が少ない気もします。

はたらきもの
 
こんなに広い田んぼを、
農業機械なしで管理するなんて‥‥。
にんげんははたらきものですねえ。
みこちゃんのお仕事は‥‥
お墓を見守ることです。
あとスソさんも見守ってます。


 
面白い比較
田植えを比較しています。

笑顔がこぼれる
弥生時代が一番楽しそうなのは気のせいかな?


 
水田遺跡
私が小学生の頃は弥生時代と言えば、
登呂遺跡を教わったけど、
今はこの板付遺跡が教科書に載っているのかなあ?








 
弥生スタイル
この白い服を着てみよう、
ということですか?
カラムシや麻の服はちょっとごわごわして
痛そうです。

あ、靴も!
この靴を履いていたとしたら、
さっきの曲がった足は
まっすぐになりそうですけどね。

着ましょう!
 
せっかくだからスソさん、
着させてもらいましょう!
きっと似合いますよ、スソさん。


 
かごの細工
器用に作られたかごがありました。
魚とかどじょうを入れるのかな〜

何気なく撮ったのですがあとで…!!




 
なぜ中国?
まるで日本の竪穴住居そっくりな家に住む
中国の雲南省の集落のパネルがありました。

水田稲作は雲南省にルーツがあると言われていたから
かもしれません。
(今は別の説もあるみたい)

日本に伝わるまでのルートも
いろいろな説があるようですが、
どのルートも北部九州に入った
というところは共通のようです。

着ましょうよぉ
 
ね、スソさん、それはともかく、
さっきの「弥生スタイル」に
挑戦しましょうよぉ‥‥。
ねえ、スソさん‥‥。


 
映像
広い静かな館内で
ぽつんと映像を見ております。

小学生向けなので、ちょっと苦笑い。

外の遺跡に入れるようなので、
もう一度観に行くことにします。

つづきます
 
ああ‥‥「弥生スタイル」を試さないまま、
スソさんは外に出て行きました。
見たかったなあ、スソさんの弥生ファッション‥‥。

「福岡県博多編」、来週に続きまーす!

 
2012-08-12-SUN
 
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