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門の上に稲の籾(もみ)をかたどった
彫刻が乗っています。
案内によれば、
遺跡から出土した土器によって年代が特定され、
最古の水田稲作集落ということがわかったそうです。
籾や炭化米を測定したわけではないのですね?
スソさんの好奇心は、引き続き絶好調。
資料室からおどり出ると、
外にある集落遺跡をかけめぐります。
福岡県博多編、つづいてまーす! |
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この柵から環濠の中です。
レリーフでは小さい輪の中に家がありましたが
実際はとても広く感じます。
家はダース・ベイダーの顔みたいですね。
あちこちで見慣れてきた建物ですが
微妙に土地柄が出るところが面白いです。
♪デーデーデー デーデデー デーデデー
これは、
ダース・ベイダーのテーマよ。
みこちゃんは意外なことを知ってるの。
「コーー、ホーー、コーー、ホーー、
I am your father‥‥」 |
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水たまりになっている大きな穴は
貯蔵穴の跡かな?
住居とこの穴の間には
V字型に削られた小さい溝がありました。
大きく深いV字型の溝(環濠)が
ムラを丸く囲んでいます。
出入りする橋には柵が作られていて
ちょっとした要塞って感じです。
他のムラから米を狙われたのでしょう。
戦ったのかな?
そういえば、昨日見た下稗田村遺跡では
こんな溝はありませんでした。
あちらは高台で狙われにくい場所だったのかな? |
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板付遺跡の近くに
金隈遺跡(かねのくまいせき)があります。
こちらも有名な弥生遺跡。
歩くと30分はかかるそうで
強く雨も降っているし、
しかたなくタクシーで行くことにしました。
ここはなんと弥生時代の共同墓地です。
しかもとても広いのです。
金隈遺跡(かねのくまいせき)は、
弥生時代の前期末から
後期初頭(BC2c〜AD2cごろ)の
甕棺(かめかん)の共同墓地遺跡よ。
北部九州では、
大きな甕(かめ)を
棺(ひつぎ)にする習慣があったの。 |
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長い階段を登っていくと
りっぱな建物の資料館がありました。
雨のせいか、ちょっとゾクゾクします。
文字が刻まれた鏡のレリーフがあります。
ここで出土したのかな?
みこちゃんも、
なんだか背中がゾクゾクするの。
どうしてかしら‥‥? |
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わー、エイリアンのセットかと‥‥
違います。全て本物です。
甕棺がぎっしり並んでいて
中に遺骨が残っているのもあります。
まるで甕棺の団地のようです。
出た! 出たわ!!
急にこういう写真を出すのが
スソさんのすごいところよ。
ひとり古墳部は、予断を許さないの!
ここには甕棺墓(かめかんぽ)348基、
土壙墓(どこうぼ)119基、
石棺墓(せっかんぽ)2基、
全部で469基があるのよ。
それはともかくスソさん、
エイリアンのセットって! |
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色分けされた札は
棺を埋めた時期を表しているらしいです。
同じ場所に違う時代のものが
重なっているところも多いようです。
どうしてもこの場所が良かったのかな?
骨はひざから下がきっちり後ろに曲がっています。
そうしないと入らないですね。
「そうしないと入らないですね」‥‥と、
まるで収納術を語るようにスソさん。
冷静に分析をはじめるまでの
切りかえがはやいですーー。 |
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出てきた骨136体を調べたら
死亡年齢のピークは1歳から6歳までの期間と
40歳前後だそうです。
私はもう死んでいるな〜。
でも60歳以上生きていた女性もいたようですね。
みこちゃんは思います。
もしもスソさんがその時代にいたなら、
60歳以上生きる女性のタイプだったと。 |
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近くにあると相当に大きい感じがします。
これを作って焼く仕事も
大変だったのではないでしょうか?
小さいのは子ども用だそうです。
底の尖り方は何か意図があるように思えます。
何の形だろう〜?
あ! そういえば、さっき板付で見た
魚のかごの形に似ていない? |
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すごく珍しくて貴重とされる
ゴボウラガイの腕輪があります。
南のどこかから届いたもの。
弥生時代の後期でも金属的なものは出ていない、
ということは...
金属の武器を持った人達に
滅ぼされてしまったのかなあー。
みなさーん、ついてきてますかー?!
このあたり、
ちょっとマニアックですよね。
でも、すごく面白い部分なんです。
「金属の武器を持った者があらわれた?」
そういうことを想像するのが、
古墳部の、まさに醍醐味! |
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この遺跡は丘の高いところにあります。
かつては北の山や
もしかしたら海も見えていたのかもしれないですね。
あ、今よりも海は内陸のほうに入り込んで
いた可能性は高いですからね。
他の遺跡との関係もよくわかります。 |
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外に出たらちょっとほっとしました。
福岡空港が近いので
飛行機が次々に飛んでいきます。
次回は福岡市埋蔵文化財センターへ。
福岡県博多編は、
もう一回つづきますよー。
また来週、お会いしましょー。 |
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