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地下鉄の中洲川端で下車。
地上に上がったら、
博多座を左に曲がって
あとはまっすぐ行けば
フェリー乗り場があるそうです。
察するに、フェリーというのは、
海を進む乗り物のことですね?!
舟ですね?
わーい!
‥‥あ、みなさんこんにちは、
スソさんのかばんの中でワクワクしている、
わたしはハニワのみこちゃんです。 |
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途中で、
以前、福岡空港で買った和菓子
”鶴の子”ののれんを見付けました。
お店の外壁に
追山笠の絵が掛かっています。
老舗なんですね。 |
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いいなーこのタワー。
しかしヤシの木も負けてないね!
伸びてる伸びてる!
巨大な円筒埴輪かと思いました。
ちがいました。
タワーというものだそうです。
何を祀っているのかしら? |
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ちょっと古そうなビル‥‥。
壱岐って書いてあるから入ってみたけど
ここではなかった!
手前にあった新しいビルのほうでした。 |
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一番奥にありました!
フェリーの切符売り場。
島に入るために、住所や連絡先を書いたりという
手続きをしてから、ようやく買えました。
山に入る感覚に似ている?
それって、行方不明者がでないようにってこと?
遅くて安い船では
考えていた滞在時間がぐっと短くなってしまうので、
思い切って高速船ジェットフォイルにしました。
やっぱり遠いのですよ。
壱岐諸島は、
福岡市から北西に約80kmの場所にあるの。
玄界灘に位置する離島で、
周辺に17の無人島があるのよー。
ちなみに、島に入るため、
みこちゃんは手続きをしなくてもOKでした。
せっかくなので、ちょっと書いてみます。
住所/スソさんのかばん
連絡先/スソさん
生年月日/太古
電話番号/持っていない |
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「きんいん」は志賀島へ?
あ、それもよかったかも。
しかしチケット買っちゃったし。
私はヴィーナスで壱岐へ。
「きんいん」も「ヴィーナス」も、
なんてすてきな舟でしょう。
スマートで速そう!
揺れるのかしら揺れるのかしら?
揺れて落ちたら
みこちゃんはたいへんなことに。
それだけが心配だけど、
ワクワクが心配を越えているわ! |
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動いたーー。
乗客は見える範囲では
15人〜20人ぐらいかな〜。
わああああ‥‥。
よかった、そんなに揺れないみたい。 |
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豪華客船や‥‥
博多の街のほう‥‥
小さな島‥‥
船から見る初めての風景にわくわくします。
船内アナウンスでは
「海の生物とぶつかることがあって
突然大きく揺れることがあるから、
すわっていてください」と‥‥。
ぶつからないように祈ります。
それはクジラでしょうか、
イルカでしょうか、
アシカでしょうか、なんでしょうか?
ああ、ワクワク‥‥。
いっそ、海の生物にぶつかってほしいと思いました。 |
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ちょうど1時間ぐらいのところで
徐々に速度が落ちるのがわかります。
小さい島が
見る見るうちに大きくなりました。
もうすぐ芦辺港に着くらしいです。 |
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フェリーを降りた人の多くは
出迎えの人が来ていて
車に乗って散らばっていきました。
ちょっと心細くなります。
ともかくバスが見えたので
バス停に向かって行きます。
運転手さんに、
「月読神社へ行きたいのですが、これでいけますか?」
と聞いたら
「乗ってー」と言うので乗ります!
良かった!
フェリーは対馬へと出港していきました。 |
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バスも出発!
乗客は2名です。
緊張してバス停のアナウンスを聞いていましたが
関係なく神社の真ん前で停まりました。
「え? あ、ありがとうございます!」
親切な運転手さんです。
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古事記では、イザナギが黄泉の国から帰って、
左目を洗って生まれたのが
天照大御神(アマテラスオオミカミ)、
次に右目を洗って
月読尊(ツキヨミノミコト)が生まれました。
月夜見・月読・月弓と三人の神さまに
分かれて書かれているのが不思議です。
ともかくここは
全国にある月読神社の元宮なのです。
わ! すべてのねがい事がかなうって書いてある! |
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いよいよ急階段を登ります。
登りきると
右手に赤い鳥居と祠が2つ。
そして階段の中央に拝殿があります。
願いは…
それよりもごあいさつから... |
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誰もいないので、
箱にお金を入れてお札を
いただきました。
神社由緒があったので読みます。
『月読とは、月齢を数えること、
日を数えるのは暦である。
したがって、月読と稲作、潮の満ち引きとは
深い関係がある。』
とありました。
なるほど、月を見て、月日・季節・暦を司る。
いま、もし世界中の時計が狂ったら
月を読むんだわー。 |
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鳥居の上に石ころがのっかっています。
何か願掛け?
さて‥‥‥‥。
バスは当分来そうにありません。
自力で歩いていくしかないようです。
今日も歩き!!
あまり歩かないですむように
お願いすればよかったかなー。
みこちゃんは、
スソさんと一緒に歩くのが大好きです。
てくてくと、歩きましょう。
というわけで、
みなさま、またお会いしましょう。
ひとり古墳部は、てくてくと続きます。 |
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