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月読神社から西へ、
島の中央に向かって歩いています。
アップダウンはありますが
確実に標高は高くなっている感じがします
歩いています、スソさんといっしょに。
こんにちは、ハニワのみこちゃんです。
一緒にてくてく歩くと言っても
みこちゃんはハニワだから
スソさんのかばんに入っているだけなの。
お、おおおー。わかるわー。
上がったり下がったり、
アップダウンを感じるわー。 |
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祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)。
ちいーさい神様!
大国主命(おおくにぬしのみこと)が
国を造るときに、
芋の船に乗り蛾の皮を着てやって来たのが
この少彦名命で、
二人は全国をめぐり、
国造りをしたとされています。
(記紀の中でのお話)
つまり、でかちびコンビ?
由緒には、国造りのあと大国主命と国を二分したから
国片主神社という名前になったと書かれています。
ここは、月読命の子孫、
押見宿禰(おしみのすくね)の
さらに子孫、壱岐直(いきのあがた)の
居館跡といわれて
いる場所だとか。
おんなじ!
スソさんとみこちゃんも、
でかちびコンビ!! |
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境内を歩いてみると
古そうな石の祠があります。
本殿には太陽と月らしき飾りが
つけられています。 |
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国片主神社から数メートル先の道路脇に立っています。
上に乗っている石は、仏が刻まれていますが
下の石はもっと古い時代のもののように見えます。
イザナミとイザナキが立てた御柱とか、
巨石信仰のなごりとか
いろいろな説があるということ。
でかちびコンビは、
そびえたつ石の柱を
しずかに見あげるのであります。 |
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すぐ隣に、
丸くて平な大きな石が大小並んでます。
ここが壱岐の中心だからへそ?
縄文的に考えると
石柱は石棒、
このへそ石は女性器の丸石で
セットに見えるのだけどなー。
スソさんのその解釈に、
でかちびコンビのちいさいほうは
深くうなずきます。
石柱と丸石。
なるほどぉ‥‥。 |
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あ、白い犬!
神話なら神の使いに間違いない‥‥。
白は良い知らせっぽいけど、何でしょうか?
いや、ヤマトタケルは
白い猪に足をやられたんだった!
注意! |
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石の北の裏山に国分寺跡があるらしいので
奥へ入ってみます。
正面にあった石碑は関係ないみたいで、
その右手の草むらにそれらしき跡がありました。
全国に国分寺建立の令がでたとき、
経済力が弱く、
新たにつくることができなかったので、
壱岐直(いきのあがた)は
自分の氏寺を島分寺にしたそうです。
対馬と壱岐では、
国分寺ではなく「島分寺」と呼ばれたのよ。 |
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だんだん下り坂。
どこまでも道は続きます。
15分ぐらい歩いて
車は3台ほど走っていきました。
土が赤いなーと思っていたら
前方に「鬼の巌」の看板が!
あ、ヒトもいる! |
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ずいぶん歩いたと思っていたのに
月読神社からたいして進んでいなかったみたい。
島は大きいのです。
あ、嬉しいことに
このあと古墳がいくつか続いてるようです!
古墳部らしくなってきましたよ!
そうでした。
ときどき、ともすると、
「スソさんひとり神社部。」になることがあります。
でも、みこちゃんは「それもまたよし」と思います。
だって神社のある場所に
古墳があることが多いんだもん。 |
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鬼が住んでいたのではなく
れっきとした古墳です。
墳丘をみると、こんもりと丸いですが
これは、円墳?
それとも前方後円墳の前方部でしょうか?
6世紀末から7世紀初頭の古墳よ。
径は45m、高さ13mの巨大円墳で、
九州でも最大級の規模なの。
石室は南に開口し、
入り口から玄室奥まではなんと、16.30mも!
複式構造の横穴式石室よ。 |
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大きな石で造られています。
こんな大きい石は
鬼しか運べないだろうってことで
そんなネーミングになったのですね。
先祖の偉業が伝わらないのは
どうしてでしょうね?
ああ‥‥ひとり古墳部名物のひとつ、
「石だらけの景色」だわ!
今回は9枚の、石たっぷり画像をお届けします。
石、かっこいい‥‥。
わくわくするの! |
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塞いでいた石を壊して(今は三角になっている)
入った最初の人は盗賊でしょうか?
中は暗いです‥‥。
さっきいた人達、
いつの間にか帰ってしまいました‥‥。 |
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カメラのストロボの灯りがたよりです!
玄室に石の棺が置かれているのがわかりますが
このたよりない光だけで奥にすすむのは
ちょっと怖いです。
退散!
これはおそらく、
組み立て式の箱式石棺だと思うの。
この石室のなかからは、
須恵器・土師器・陶質土器・
新羅土器などが出土しているんですって。 |
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はあ〜〜緊張しました。
また歩き始めます。
先を行くのは猫。
祠や看板‥‥。
アップダウンの道が続きます。
おおおー、上がったり下がったり、
アップダウンを感じるわー。 |
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メエメエ声が聞こえました。
おじさんが納屋から出てきて、
ヤギをなでています。
すごく仲良しみたいです。
見ていて、なごみました〜。
すてきな景色を眺めつつ、今回はこのあたりで。
でかちびコンビがお届けしました。
壱岐島はまだまだ続きますよ〜。 |
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