1、七夕まつりの最終日に

2010年の夏、
「古墳部」の部員2名と一緒に
仙台〜塩竈〜奥松島の旅をしました。
(ひとり古墳部のほかに、
 数名で活動する「古墳部」の部員でもあるのです)

二泊三日の旅の様子を仙台編として
その1ー仙台(2011-02-27)
その2ー塩竈(2011-03-06)
をアップした数日後の3月11日に東日本大震災が起き、
その後の仙台編の掲載を延期することにしました。

あれから1年半が過ぎ、
震災で被害を受けた場所の
以前の風景を見てもらおう、と思えるようになりました。

時間を巻き戻して、
仙台編を再スタートします。








 
仙台駅
8月の上旬。
新宿から夜行バスに乗り、
朝5時に仙台駅に到着しました。

ここで「古墳部」部員の
Hさんと待ち合わせです。

曇天に七夕飾りがなびいています。
あ、そうか! 今日は七夕最後の日。

それにしてもHさん、まだかな〜〜。

2010年へ
 
こんにちは、埴輪のみこちゃんです。

それでは、参りましょう。
2010年の宮城県仙台市へ。
あの時の風景を、お届けさせてください。








 
市街地へ
駅のマックで待つこと1時間。
ようやくHさんが到着しました。

地下鉄で市街地へ。

地上に出ると、
ずらりと七夕飾りが下がっています。

そっかー
これはお店の宣伝を兼ねているのですね。

ビニールをはずす作業をしている人もいます。
昨晩は雨だったそうですよ。
今日は晴れますね!

商店街を抜けて、
「せんだいメディアテーク」を目指します。

わあ‥‥。
 
七夕のお飾り‥‥なんてきれいなのでしょう。
そして大きい!
すてきだなぁ、かっこいいなぁ‥‥。




 
せんだいメディアテーク
すっきりとしたガラスの建物です。

設計は有名な建築家、伊東豊雄氏。

仙台市の文化複合施設で、
図書館やギャラリー、イベントスペース、
ミニシアターなどが入っています。

職員のかたに
中を案内していただくことになりました。

「せんだいメディアテーク」
 
美術とか映像文化の活動拠点よ。
いろいろな人がいろいろなメディアで
情報をやりとりできるようにお手伝いする、
公共の施設なの。
HPはこちらー。「せんだいメディアテーク」










 
白と黄緑
本棚やテーブルや椅子、
どれも面白い形をしています。

ここまでオリジナルデザインのものをつくるなんて
なかなかしゃれてますね!

すごいなー、仙台!

おしゃれなのー!
 
かっこいい!
仙台、すてき!
昔からの七夕様があるうえに、
こんなにモダンなスポットまで‥‥!












 
フロアーが広々して気持ちよく感じるのは…

足元までガラスで外が見えるから、
ということもありますが...

柱で視線をさえぎられないからですね。

柱は部分に集中しているのです。

複雑な構造をしていますが、
おもしろい設計ですね!

これらの丸い柱の溶接は、
造船技術が使われていて
地元の職工さんたちが活躍したそうです。

すごい!
 
もう、まったく「古墳」とは真逆だけど、
すごいですー、スソさん!
おもしろいいですー!








 
地下駐車場
地下に降りてきました。

なんだろうーこのSF映画のような世界!
宇宙船に乗ってるみたいな色です!

しかし…
この近未来的な色の照明の奥には
秘密の部屋が!

わかった!
 
その秘密の部屋が、「石室」なのね!
そこからいつもの
ひとり古墳部になっていくのね!
















 
工場?
古い活版印刷機があります。

なんだかアナログな雰囲気が漂っていて不思議。

市内にあった印刷屋さんから
寄付してもらったそうです。

貴重なドイツ製の機械など数台並んでいます。

そしてすごい量の活版の文字!

巨大な「仙台」の文字も!

ただ保管されているのではなく
活用されているそうなので
よかったなーと思います。

かっぱん?
 
かっぱんいんさつ?
ドイツ製のきかい??
‥‥ごめんなさいスソさん、
みこちゃんにはわからないことなの。
でもこれは、きっとすごい「遺跡」なのねー!




 
ビルの足元
この丸い柱、ぶっといのです。
具体的には言えませんが…
横の脚立と比較するとなんとなくわかるかな?

地震のエネルギーを
吸収する構造になってるそうです。

耐震構造。
 
「せんだいメディアテーク」は、
その後の震災を
この耐震構造で耐え抜いたのよ。
建物の構造については
こちらを見るとわかりますよ!


 
仙台も夏は夏
外に出たら、
陽がさんさんと降り注いでいます。

うん、杜の都だわー。

でも‥‥暑い! 30℃を越えてる!
東京と一緒だよー。

ちょっと休もう、お茶でもしようか?








 
和菓子のお店
歩いて5分もしない所に、
和菓子のお店がありました。

畳の部屋に上がって、
お抹茶とお菓子をいただくことができるのです。

んんんーーー(静かに感動)。






 
塩竈へ
仙台駅にもどり、
新幹線でやって来たSさんと合流。

3人そろったので、電車に乗って塩竈へ。

ちょうどお昼に、本塩釜駅に到着。

駅前のポストのまぐろを見て、
お寿司店へ行ってみたら大混雑。

そこで私たちは中華屋さんへ...

ところが、ここがなかなかナイスでした。
チャーハン最高!

Sさん「漁師町にはうまい中華屋がある」と断言。

あのぉ‥‥
 
スソさん‥‥ぼちぼち古墳っぽいところへ‥‥。
このままだと、
近代的なビルとお抹茶とお菓子と、
チャーハン最高!
で終わってしまいます‥‥。
古墳部なのに、
「漁師町にはうまい中華屋がある」
これが今回のテーマになってしまいます‥‥。








 
歩く
海とは反対の方向へ、
塩竈神社の参道を歩きます。

ちょっと老舗な感じのお店を見ていたら、
わいわいがやがや、
子ども達の行列がやってきました。
いいなー、おそろいの傘。

私たち、
強烈な日射しにやられそうです!




 
神社へ
鳥居があります。

ここから入って行くほうが、
階段がゆるくていいみたい。

では登っていきましょう!

おお!
 
やっと、古墳部らしい場所へ!
と思ったところで、今回はここまで。

‥‥きれいな青空ですねぇ‥‥。

仙台編、つづきます。

 
2012-12-16-SUN
 
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