昨年は「縄文」がにわかに脚光を浴びた一年でした。 それが近頃「コフンコフン」と耳にしますよね。
そう言えば、最近古墳のことをちっとも書いていなかった……。 忘れていたわけではないんですよー。 実は、地味に見て廻っていたんです。 久々の古墳部は、 まずは富山の古墳のことをご報告しますね! あ、そうそう、 この「ひとり古墳部」は7/31(水)~8/6(火)で 大阪に出張します。 「生活のたのしみ展」も開催されたことがある 阪急うめだ本店の10階ですよ。
こんにちは。 わたくし、物体としてはミミズク土偶、 名は健太郎。 人呼んで、ミミケンと申します。 不思議な縁をもちまして、 スソさんのカバンのなかから、 レポートの解説をさけぶ土人形でございます。 西にいきましても、東にいきましても、 とにかくカバンの中の硬いものが 鬼門でございます。 ああ、スソさん、どうか、どうか、 走らないでください。 そのiPhoneやメガネケースが あぶのうございます。 さて、口上はこのくらいでございますが、 とにかく、小矢部市とはですね、 富山県の西端にある市です。 古代より北陸道が通り、 倶利伽羅峠(くりからとうげ)を境に 加賀国となるため要衝であり、 宿場町もありました。 砺波(となみ)地区に属し 北、西、南は山間部で、 東に砺波平野が広がっている場所です。
山の緑、土の茶色、石室の灰。 それが、古墳三原色。 この二枚の写真は、 石室こそうつっていませんが、 三原色感にあふれていますね。
ピラミッドなども、 なんか形アレンジしてみました、 みたいなものがありますし、 なぜ、普通の形じゃないものが存在するのか その理由を想像してみるのは なかなかおもしろいとミミケンはおもいます。 なんで、細長くしたんだろう。 結局理由が思いつかないときは、 「うっかり」ということにします。 人間だもの。 ミミケンはちがいますけど。
奈良県天理市の布留遺跡から 出土した土器により 名付けられた土器のことです。 口のところが、やりすぎて エリザベスカラーみたいになっていますね。 その土師器は。 ミミケンは、やりすぎも大好物です。 そんなに極端にしなくてもいいだろう? という造詣には理由がある場合と、 理由不明のときがあります。 理由不明のときは、 だいたいかっこつけなんじゃないかと 思っているのです。 これは、理由があるのでしょうかね。 ミミケンはしりませんが。 というか、ミミケンは解説してないですね。 感想を述べていますね。毎回。
ミミケンは、こう思うのです。 説1。 櫛に取り憑かれていた。 ミミケンの知り合いに、 金属製の小さな人形にとりつかれた人物がいます。 本当にたくさんの小さな人形をもっていて ちょっと怖いです。 つまり、そういうタイプの人のお墓説。
説2。 歯が抜ける夢をよく見ていたから。 歯が抜ける夢ってとても不吉だから、 櫛の歯をおるといいとかいわれませんでしたか? ミミケンは言われました。 ミミケンの母に。 (そんな設定あったかな。母? いるの? ミミケンに母? というか、設定って何?) なので、櫛の予備が必要だった。
ちょっと真面目にせつめいしなくちゃ。 三輪玉というものは、 奈良県桜井市三輪の大神神社の祭祀遺跡から 多く発見されているものです。 太刀の柄に飾りとしてつけたもので、 水晶製のものが多いが、 中には金属製のものもある。
石川県能美市の古墳(和田山5号墳)でも 出土した記録があるが、現存していない。 な、なくしたの? どうしたの? 三輪玉。
横穴墓というのは、 大地や段丘の斜面につくられたお墓のことです。 スソさんといろんな街をあるいていると、 「このあたりは縄文時代には ギリギリ陸地でね、 こう、ながめると高台じゃない? ここはいいよ。このエリアはおすすめ。」 などと、住む場所指南をしてくれます。 通称を「縄文不動産」というんです。 ミミケンの知り合いは、 スソさんが遊びにきたときに、 「ここはいい場所だよ! そのアパートのしたの崖、 ちょうど横穴墓がありそうな雰囲気!」 と言われていて、 「お墓??」とちょっと強めの口調で 詰め寄っていましたが。
来週は、大阪のこともうちょっと お伝えできると思います。