常連投稿人さん、はじめまして。
みなさん、こんにちは。
こんにちはー!
本日はみなさま、北から南から、
日本全国から、お集まりいただきまして、
本当にありがとうございます。
(パラパラと)いえいえー。
まずは、お礼を言わせてください。
みなさまをはじめ、
読者の投稿がなければ成り立たない本が、
こうして、できあがりました。
本当に、ありがとうございました。
(※この座談会の収録は2016年のことでした。)
(声をそろえて)いえいえー。
いきなり、えらく息ピッタリですが、
みなさん初対面‥‥ですよね?
(それぞれに)はじめてです~。
ええーと(笑)、経緯を申し上げます。
小ネタ劇場の本は、つねづね、
つくろうつくろうと思ってたんですが、
ざっと一回まとめて、
それを‥‥ほったらかしにしたまま、
5年くらいの月日が経ちまして、
このままではマズイと
今年(2016年)の春先くらい‥‥から、
本腰入れて、まとめ直しまして。
寝かせすぎてませんか‥‥。
はい、熟成期間が長すぎて、
「過去10年分の傑作選」となったため、
編集を進めるうちに、
絶対1冊には収まらないことがわかり、
400ページ弱の本が、
こうして4冊も生まれてしまったのです。
400ページ弱‥‥が、4冊。も。
目と耳を疑います。
気になる本のカバーは、
ごぞんじ和田ラヂヲ先生のイラストです。
やったー!
こういったものが、4冊ございます。
すばらしいことです。
色あいが素敵ですよね。かわいい。
本棚にこの4冊を並べている人は、
世界平和を願う人だと思います。
中身も平和だし。
ありがとうございます、みなさん。
そんなふうに言っていただいて。
今日は、いつもたくさん
投稿してくださっているみなさんに、
ざっくばらんに
お話していただこうと思うのですが、
まず、手はじめに、
自己紹介をお願いできますでしょうか。
わあ。
きっとハンドルネームは知っていても、
初対面ですし、おたがいに
出身地さえご存じないと思いますので。
緊張する~!(笑)
では、北の庄さんから、お願いします。
はい、福井から来ました。
おぉー、福井!
わたし、北だろうなーと思ってました!
はい、北陸です。北の庄、と申します。
こんな機会が来るだなんて、
ぜんぜん思わずに生きてきましたので、
本当に、うれしいです。
今日は、ここに来るんだということが、
親にバレてしまったので、
きっと「読ませろ」という話になって、
内心どうしよう‥‥と思ってます。
多いですものね、北の庄さん。
親御さんについての、愛ある投稿が。
モテないと母に嘆いたところ
「大丈夫!
わたしもモテない!」
と、力強く断言されました。
ちょっと元気になりました。
(北の庄)
いや、親へのボヤキとか悪口ばっかり、
書き散らしているので(笑)。
今朝、家を出てくるときに、
「ちょっくら福井駅まで送ってほしい」
とお願いしたら、
「え、なんで? 東京行くの?」
という展開になり、
「うん、ちょっと用事があってね」と。
ええ。
だから何をしに行くんだと
親から根掘り葉掘り聞かれているうち、
「投稿したものが本になる」
という話になって、
「それ、もちろん読めるんだよね?」
と問い詰められまして、
今、ちょっと困っているところです。
ああ、親御さんが見ていない投稿も、
あるでしょうしね。
でも、こうして本になったら
いずれ国立国会図書館に収蔵されて‥‥
半永久的に閲覧可能になります。
うわー、そうかぁー‥‥。
タナボタさん、しみじみしてる(笑)。
ちなみにですけど、
北の庄さんのペンネームの由来は?
福井県に「北ノ庄城」という
柴田勝家のつくったお城がありまして。
そこからお借りした‥‥と。なるほど。
ありがとうございます。
では次に、おとなりにおすわりの、
タナボタばんざいさん、お願いします。
はい、タナボタばんざい、と申します。
岡山から、馳せ参じました。
はァー、岡山ァァァ~!!
出身地で、いちいち盛り上がる(笑)。
ですので「坂本龍馬篇」の表紙の桃は、
けっこう、うれしかったです。
きびだんごの国の人としては。
はい、で、ハンドルネームの由来は‥‥
うちの息子たちが、すっごいヘンで。
「なんでうちの子たちって、
こんなにふつうじゃないんだろう?」
と悩んでいたんですが、
よく考えたら、
これほどまでにヘンでおかしいのなら
「これはもう、タナボタである、
ありがたいことだ、
バンザーイ、バンザーイ!」と‥‥。
それで「タナボタばんざい」さんに。
おふたりのお子さんについての投稿、
いつも楽しく読んでいます。
うたた寝をしていたら、ムスコ二人が寄ってきて、
わたしを起こそうと
「おかーさん! 起きてー。生き返ってー」
と声を掛けてきた。調子に乗ったわたしは
「おかーさん、白雪姫?
じゃあ、王子様はどちら?」
と言ってみたところ、
二人の王子様は「さいしょはグー」と
ジャンケンで決着をつけようとなさいます。
軽い。軽すぎるよ‥‥。
せめて勝ったほうにしてね。
(タナボタばんざい)
わあ、ありがとうございます。
はじめて「ほぼ日」に掲載されたのは
「ほぼ日&こども」のときで、
うちの場合、わたしが投稿してることを
両親ふくめ家族中が知っており、
載るたびにスクリーンショットで撮って、
まとめて印刷しているほどです。
え、すごい、そんな家族ぐるみで!
うれしい、ありがとうございます。
いえいえいえ、とんでもないです。
母など気分が落ち込んだときなんかに、
その採用ネタの束をめくっては
元気を出していたりしているほどです。
すばらしいご家族ー。
タナボタばんざいさんは、
昔からいらっしゃるようなイメージが
あるんですけど、
「ほぼ日&こども」からということは、
意外にも、けっこう最近なんですね。
はい、ここ3~4年です。
みなさま、よろしくお願いいたします。
お願いします。では‥‥なぼちんさん。
はい、なぼちんと申します。
山口県から参りました。
おお、今度は山口県ですか。
今のところ、
関西より西のほうが優勢なんですね。
わたしの場合、
姉がそもそも「ほぼ日」ファンでして、
「オトナ語の謎」がはじまったころ、
「おもしろいから読んでみて!」
と強く勧められ、
さらに、仲良くしていただいている
職場のお姉さまからも、
「おもしろいから読んでみて!」って。
家庭と職場と、
ふたりのお姉さまから勧められては。
そうなんです。これは、読まねばと。
そのようなきっかけです。
だから‥‥2003年くらいからかな?
読者歴13年超え! ベテランですね。
はい、だいぶお世話になっております。
ちなみに「なぼちん」というのは、
親がつけてくれた由緒正しい幼名でして、
ちっちゃいころ、
そうやって呼ばれていたんです、わたし。
じゃ、本名のようなものですか。
ええ、本当の名前に「なお」がつくので、
「なぼちん」なんです。
インターネットが出て来る前、
パソコン通信の時代から、この名前です。
年季がちがう。ハンドルネームの年季が。
我が家では、その昔はパソコン通信で、
今ではメーリングリストで
家族間のやりとりすることがあるので、
全員ハンドルネームを持ってるんです。
常連投稿人を育む類稀な家庭環境から、
出るべくして出た傑物‥‥。
では、続きまして、ぬばたまのさん。
はじめまして、ぬばたまのと申します。
甲子園球場の近くからやって来ました。
ハンドルネームの由来は、
黒いものや髪、夜などにかかる枕詞の
「ぬばたまの」です。
あ、そうだったんですか。枕詞ですか。
はい、枕詞というのは、
それ自体には意味がないんですけど、
特定の言葉にくっつくという
約束事があって、
句の調子を整えるもの‥‥ですよね。
素敵だなあと思って、そのあり方が。
自分は「今日の小ネタ劇場」を担当して
10年ほど経つんですけど、
前々から、
ぬばたまのさんファンです、という人が。
いやいや、そんな。
だって、ファンメールが届くんです。
まず、わたしがファンです。
出したことあります、ファンメール。
恐れ多いです、恐れ多いです。
でも、本当にありがとうございます。
じゃあ、最後に、フクさん。
フクと申します。
東北の宮城県仙台市から新幹線で来ました。
おお、はじめての東方面。
ハンドルネームの由来なんですけど、
旧姓が「フク」がつく名字で、
ずっと「フクちゃん」と呼ばれていたので、
「フク」にしています。
フクさんも、かなり前から‥‥ですよね?
だって、わたしが投稿し出したころ、
フクさんのお名前、
すでにもうあったような気がします。
そうですね、記憶をたどると、
投稿をはじめて採用していただいたのは、
たしかメルマガだったと思う‥‥。
今の「ほぼ日グルッポー」の前のメルマガを
配信していたのは、
ずいぶん昔ですから、かなりのキャリアです。
でも、こうしておうかがいしてみると、
意外や意外、東京はともかく、
関東圏の人さえ、いらっしゃいませんでした。
ほんと、地方ばっかり。
そして、これは予想どおりだったんですけど、
やっぱり全員「女性」でした。
<つづきます>
2017-03-06-MON
2017年3月31日午前11時まで開催している
「ほぼ日ブックスフェア2017」
期間中に
全4巻組の「ぜんぶセット」をお求めいただくと
通常の購入特典である
「6種のきせかえカバー+金のカバー」に加えて
「酒井駒子さんのマグカップ&コースター」が
もれなく、ついてきます。この機会に、ぜひとも!
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN