鼻からプラスチックの棒。
常連投稿人のみなさんって
観察眼が、すぐれているんでしょうか?
担当者としては
些細なできごともけっして見逃さない
小ネタ・ポリス‥‥
みたいなイメージが肥大しています。
そういう目になっちゃってる気がする。
「ピピピピピ!」って(笑)。
うちの場合は、
突っ込みどころ満載なのがボンボンと、
そこら中に転がっているので、
とくに、観察眼はなくても大丈夫です。
ほっといても、あっちから
グイグイ目に入ってくる、と(笑)。
ぬばたまのさんちのお子さんたちは、
もう、大学生とかですよね?
はい、北海道と四国に行っちゃって、
ネタ元が遠くなっております。
そのぶん、ご主人様の生態が(笑)。
いやあ‥‥ほんとに、
ネタが尽きることのない人って‥‥
いるんだなぁと。
すばらしい、ご夫婦関係ですよね。
フクさんのおたくも、素敵ですよ。
お子さんのネタ、すごい好きです。
うちは女系家族だったものですから、
男の子がどんなもんか、知らなくて。
生まれて、生活をともにしてみると、
こちらの想像を絶することばかりで。
それは、たとえば?
そうですね‥‥まだ赤ちゃんのころ、
歯が生えてきたくらいのとき、
朝も夜も
ちょいちょい起きておっぱいあげて、
疲れ果てていたんですが、
ある晩、
子どもの下の歯2本をチョチョッと磨いて、
「あぁ、もうだめだ、眠い。
歯ブラシは明日の朝に片付けよう」
と、枕元に置いて眠ったんです。
で、翌朝、起きたら違和感があって‥‥
自分の鼻から
「プラスチックの棒」が出ていたんです。
(爆笑)
息子がわたしの鼻に刺したんですけど、
「刺さっている、痛い、痛い!」
と大騒ぎして、
「ダンナはどこ?」と思って探したら
リビングでヒザを抱えて、
朝のテレビ番組を真剣に見てたんです。
で、「俺そろそろ会社に行くから」
とだけ言い残して、
そのまま出勤してしまったんです。
見て見ぬふり‥‥?
そんなことがあって何年かあとに、
その話をダンナが切り出してきたんです。
どうしてあのとき、
俺が無視して会社に行ったのかと言うと、
目が覚めたとき、
となりで寝ている妻の鼻から、
「プラスチックの棒」が出ていることが
怖くてたまらなかった‥‥と。
(笑)
それで、逃げるように出社したと(笑)。
そう、「見なかったことにしたい」って。
わたしだったら
「大丈夫?」とか言うと思うんですけど、
怖いから「俺は見なかった」って、
なんか男の人って
強いのか弱いのかわかんないときがある。
ああー(笑)。
息子さんも息子さんなら、
ダンナさまもダンナさまであると(笑)。
ついでに言うと、これがもし、
わたしの実家での出来事だったとしたら、
絶対、妹に写メを撮られてると思う。
(笑)
さらに、その写メを母に送信されて、
大笑いされて、
何年も語り継いだりされると思うんですが、
うちのほうでは
その話は「なかったこと」になるんです。
家庭内文化の違い‥‥ですかね(笑)。
息子さんは、今、どれくらい‥‥?
小学校の高学年になりました。
わたしが育てているのにも関わらず、
明らかに、
わたしが小学校のころ
苦手だったタイプの男子に育っています。
苦手‥‥と言いますと?(笑)
わたし、ものすごい運動音痴で、
インドア派な子どもだったんです。
砂鉄とか集めているような‥‥。
‥‥砂鉄?
学校でいちばん足が遅かったんですけど、
息子はアウトドア派で、
サッカーやってて、足もそこそこ速くて。
スポーツ少年だ。
そうなんです。わたしと真逆で。
それで、わたしが走っているのを見ると、
大爆笑するんですよ。
え?
「こんなふうに走る人を見たことがない。
だから、もう一回走ってくれ」と。
悪いけど‥‥おもしろすぎますね(笑)。
先日も、甥っ子が遊びに来たときに、
「ママ、ちょっと走って。
見せたいからさ。
ほら、見て、ママが走るよ。
すごいおもしろいから、ちょっと見て」
ママ、ホラ、さぁ、走って!」
みたいな‥‥。
(笑)
わたしは
「こういう男子、すごくキライ。昔いた」
とかって思いながら‥‥。
走ってらっしゃる。
ええ、まあ。
<つづきます>
2017-03-09-THU
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「ほぼ日ブックスフェア2017」
期間中に
全4巻組の「ぜんぶセット」をお求めいただくと
通常の購入特典である
「6種のきせかえカバー+金のカバー」に加えて
「酒井駒子さんのマグカップ&コースター」が
もれなく、ついてきます。この機会に、ぜひとも!
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN