今日の小ネタ劇場でおなじみ、5人の猛者が集結して怒涛のおしゃべり!常連投稿人たちの座談会。

第5回
小ネタ劇場には愛がある。
ぬばたまの
タナボタばんざいさんちのお子さんも、
フクさんちと
同じくらいの年齢ですよね、たぶん。
タナボタばんざい
へんちくりんさも同じような感じです。
一同
(笑)
タナボタばんざい
上の子も下の子も、
どうやら「人の言わないことを言いたい」
という気持ちがあるみたいなんです。

下の子は漢字の宿題で、
「海という字を使った文章を書きなさい」
という問題が出たときに、
父ちゃんの机から
漢和辞典をズリズリっと引っ張ってきて
「海老で鯛を釣るのはおトクだと
 父が言っている」って、ドヤ顔で‥‥。
一同
(笑)
──
ふつうにやろうとしたら
「夏休みに、家族で海水浴に行きました」
とかですよね(笑)。
タナボタばんざい
しかも「おトク」がカタカナでした。
なぼちん
そっちのほうがおトク感があるから。
フク
いいセンスしてる。若いのに。
北の庄
でも、きっと先生も楽しいと思いますよ。
そういう答えが混じると(笑)。
──
そういう、何ともおかしい回答のことを
「ルビー」って言うらしいですね。
北の庄
え、採点業界では?
タナボタばんざい
そうなんですか?
なぼちん
採点業界‥‥。
──
同じような解答ばかり並ぶところに、
たまに混じってくる、
そういう、なんともおかしい答えを
「ルビー」と呼ぶんだそうです。

以前、野坂昭如さんが
『VOW』かなんかに書いてました。
なぼちん
宝石を見る‥‥眼福ってことか。
ぬばたまの
じゃあ、タナボタさんちの息子さんの
「エビタイ」は、「ルビー」だ。
──
今みたいに、小ネタ劇場への投稿って、
生活圏内で起きた出来事ばかりだから、
その人と
まわりにいる人との関係性が見えて、
いろんな想像が広がるところに、
おかしみを感じるところがありますね。
なぼちん
うちなんかは、
よそでは絶対しないような夫婦の話を、
小ネタのコーナーで垂れ流しですよ。
北の庄
小ネタ劇場のイラスト脇に書いてある
「いいぞー」「がんばれー」
「ワハハハ」という
あの言葉を頼りに投稿してる感じです。
タナボタばんざい
ああ、そうそう、
あのリアクションがほしいんですよね。
──
たしかに、投稿ネタと同じことを
実生活で披露しても、
なかなか、思うようなリアクションが
返ってこないこともあるでしょうね。
北の庄
そう、「それはさておき」みたいな。
なぼちん
小ネタ劇場のページに載った投稿として、
間接的に見せると、
おかしがってもらえたりとかします。
──
あの枠で見ると、素直に受け入れられる、
みたいなところはあるのかも。
タナボタばんざい
「こんなおもしろいやつがいる」って、
書き方によっては、
ただ人を笑いものにしている感じにも
なってしまいがちですけど、
小ネタ劇場に採用された投稿を読むと、
ネタにされている人と、
ネタにしてる人との間に愛情を感じて、
うれしい気持ちになります。

だから、わたし、大好きなんです。
なぼちん
読んですごくおもしろいんだけど、
鼻で笑ってない、
おなかでワハハと笑っている感じ。
──
馬鹿にしてないんですよね。
むしろ「そんなあなたが好き」みたいな。
なぼちん
それ、すごく一貫してますよね。
フク
わたし、小ネタで超笑ったりすると、
「最高」と思って、
画面のスクリーンショットを撮って、
妹に無理やり読ませてます。
──
普及活動、ありがとうございます(笑)。
フク
最近で言うと、
「トイレがくさいくさくないでモメた」
みたいなやつ‥‥。
タナボタばんざい
あ、あれ。おもしろいですよね(笑)。
──
わたしが出た直後のトイレに入ろうとして、
「やっぱりくさそうだからやめとく」と言う夫。
くさいくさくないの言い合いをしている
わたしたちの間に
首から、体育の先生が使うような
ホイッスルを下げた息子(4歳)が登場。
「僕が今からトイレに入って、  
くさかったら笛を吹くからね」

と言ってトイレに入り、ドアを閉めた直後、
ホイッスルの音が
家中に鳴り響きました。

(ぶたこう)
──
あれは‥‥ここにはいらっしゃらない、
他のどなたかからの投稿です。
タナボタばんざい
「鳴り響きました」って(笑)。
なぼちん
「家中に」って。(笑)。
フク
あれ、すごい笑った。ほんと最高。

<つづきます>
2017-03-10-FRI
──
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──