── | もう落ち葉の季節ですよ。 寒くなってきましたよ。 「ずわい蟹」ですよ! |
来ましたよ、ずわい蟹。 |
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蟹ですか。 あ、ほんとだ、蟹。 |
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「間人蟹(たいざがに)」 食べましたよ。 ずわいのいちブランド。 丹後半島の間人で水揚げされた蟹。 |
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へえー。 |
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── | ずわい蟹は、やっぱり日本海、 北陸周辺の名産ですよね。 石川・福井では「越前蟹」、 山陰では「松葉蟹」とも。 |
うまいですよねえ。 |
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── | 蟹って東京の人は日常的でした? |
いや。やっぱりご馳走でした。 |
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── | ご馳走ですよね。 |
生はめったにいただけませんでした。 |
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── | 大人になって生の蟹の刺身を 食べた時にびっくりしましたね。 |
ああ、確かにね。 |
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── | こんなにうまいものがあるのかと。 つるっつる! みたいな。 |
── | すごい大人になってからです。 蟹は未だに日常的に食べません。 |
食べませんね。 缶詰をいただくか、 ふかしたもの。 蒸したのをお取り寄せで わざわざ食べることはあっても。 |
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── | いっぽう、うんとポピュラーな食材の 「椎茸」も旬でございますね。 ちっちゃい頃、嫌いでした。 今は大好きなんですけど。 |
わたしも、椎茸は好きで、 生を焼いたのとかは食べますが、 干し椎茸を戻すにおいが大っ嫌いなんです(笑)。 |
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── | あれ、不思議なにおいですよね。 |
やっぱり生を炙って ちょっと醤油つけて。 |
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── | 刻んで、気長に大蒜と オリーブオイルで炒めて かなり色が濃くなるまで炒めると ものすごくうま味が出ますよ。 |
それどうやって使うんですか。 |
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── | パスタソースにしたり。 ハムと合わせてもいいし、 先に徹底的に炒めておくと ワンランクアップのおいしさが味わえます。 |
椎茸ってそもそも、培養が前提ですよね。 でも歴史は古いんですよ。 仲哀天皇、2世紀ごろですね、 「筑紫・九州にいた時に土民が 香ばしい椎の茸を献じた」と。 土民とか書かれてます。 神話の時代から椎茸があるんですね。 |
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── | もう本当に古代から。 その中では 一番ポピュラーに栽培されるように なったものかもしれないですね。 江戸の時でも「今は多く造成する」って 書いてあります。 日本の環境に合ってる。 |
湿ってて。 山一つ持ってると 一生食うに困らない、って 言いませんでしたっけ。 椎茸のほた木を置いて(笑)。 |
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── | ありがとうございました。 次回「橘始黄(たちばな はじめて きばむ)」で お会いしましょう。 12月2日にお会いしましょう。 |
2012-11-27-TUE |