あ、ついに上ってきましたよ。 産卵のために遡上するのがこの季節。 それにしてもこの伝説こわいですけどね。 「オオスケコスケ、今のぼる」という鮭の声を聞くと 三日で死ぬ、って‥‥。 こわい、かなりこわいです。 |
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── | この季節、外に出るなと。岩手の。 |
聞いてみたいですね、岩手の方に。 |
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── | 「鮭の王が眷族を連れて」。 おもしろい。 何か別の理由があるのかもしれないけど おもしろいなあ。 さて、そんな季節の旬は、 「鱈場蟹(たらばがに)」! 出ました! |
鱈場蟹は実は蟹じゃないんですね。 |
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── | 「ヤドカリに近い甲殻類」。 |
── | 足の本数が違いますね。 鱈場蟹は4本ずつ、 蟹は5本ずつ。 |
「花咲蟹」は前に北海道で食って おいしかったなあ。 |
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── | 北海道はほんとに蟹が おいしいですよね。 市場に行くと巨大な蟹がいたり。 エイリアンみたいな蟹を見ましたよ。 計量するのに暴れるから ひっくり返してるすがたが、 ほんと、卵から孵ったばかりの エイリアンみたいで! |
こわい! |
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── | 蟹の脱皮のYouTubeがあって それはすばらしくおもしろいです。 甲羅からぱかっとはずれていくんですけど やっぱり足も全部なんですよね。 それもとっても気持ちが‥‥(笑)。 |
‥‥蟹って脱皮するんですね。 知らなかった(笑)。 |
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── | 脱皮したてはやわらかいから またおいしいんじゃないですか。 |
ああ、ソフトシェル(笑)。 |
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その一瞬を狙って。 あ~~~~! また残酷な。 人間の飽くなき欲望が! |
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── | ではすっきりと「三葉(みつば)」に。 便利ですよね、三葉。 |
便利ですねえ。 |
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── | 冬の野菜は香りが高いのが多いですね。 |
三葉って、何の仲間なんだろう。 |
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── | 芹? |
あ、芹ですね。 |
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── | 香りと葉っぱの形が 芹っぽいですよね。 おいしいですよね。 |
うんうんうん。 |
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── | パクチーが食べられない人も これなら。 |
三葉にもちゃんと 旬があるわけですね。 なんとなく今は年中 いろんなものに入っている気が しちゃいますが。 |
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── | 茶碗蒸しに入ってるのが好きです。 ちょっとだけ入ってるけど すごく香りがいい。 |
開けた瞬間に! |
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── | 三葉も春菊とならぶ ジャパニーズ・ハーブですね。 チャイニーズなのかな、 どっちなんだろう。 あ、自生しているから ジャパニーズ・ハーブですね。 そして「鮃(ひらめ)」。 高級魚です。 |
来ました、冬の鮃です。 |
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── | 家ではあんまり食べないですね‥‥。 |
外で食べるしかないですよね。 |
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ほんとほんと。 エリアってあるんですかね。 鮃の名所みたいな。 |
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「鰈(かれい)」は「若狭鰈」って ありますけど。 |
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── | 調べました。 長崎の平戸とか、 昆布締めは富山とか、 出てまいりますね。へえ! ‥‥鰈と鮃が曖昧だっていう話も。 「左ヒラメに右カレイ」? |
それがそうだとは限らないそうで。 |
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── | たしかヒラメのほうが目が平たいんですよね。 ヒラメというだけあって。 いっぽうカレイは砂にもぐってるので 目が飛び出てるとか。 そして季節の行事、「羽子板市」です。 いわれは「江戸時代に年末に 厄除けの羽子板を贈ることもあった」と。 そんなに古い行事ではなさそうですね。 |
厄除けなんですね。 |
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羽子板っていうものに 実用品っていうか 遊具以外の意味があったんでしょうね。 |
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── | 災いに対して「あっち行け!」みたいな。 羽根を悪しきものに見立てて。 |
でもふたりで遊ぶと 厄をおしつけあって ばば抜きしてるみたいです。 |
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── | 負けると顔に墨を塗る、 というのも 意味があるんですかね。 |
あれ、やってる人見たこと ないですよね(笑)。 |
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── | 『サザエさん』の家ではやってますね。 |
京都はないんですよね、 羽子板市っていうのは? |
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── | 京都どころか、他の地方には ないかもしれないですよ。 テレビのニュースで年末の風物詩みたいに 扱われるので、みんな知ってるとは思うんですけど、 地元にはない人多いと思いますよ。 |
そっか! |
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── | お正月が近いので、 それぞれの地方でそれぞれのたのしみは きっと、あるんでしょうね。 |
もう年末近し! |
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── | 次回は冬至です。 「乃東生(なつかれくさ しょうず)」。 12月21日にお会いしましょう。 |
2012-12-17-MON |