サクラサク! |
|
── | 「桜始開」もう字のままですねぇ。 |
いっつも予想できないんですよね、時期。 4月10日くらいまでかなあ。 |
|
── | 最近は早いんですよね、確か。 なので、卒業式に 咲いてしまうんですよね。 |
ああ、そうですね。 昔は入学式でしたね。 |
|
── | 「ほぼ日」で桜前線というのをここのところ コンテンツでやっていて、 本当に北上していく前線がわかるのは おもしろいです。 みんなに投稿してもらって Google Mapに貼り付ける、 っていうのをやってるんです。 |
いいですね。 |
|
あれ、いいですよね。 弘前城とか、青森の見頃って ゴールデンウィークですもんね。 |
|
そうですね。 |
|
延々、1か月とか1か月半くらい。 |
|
── | ゴールデンウィークまでやらないと 北海道の人が困る(笑)。 |
そうでしょうね。 「おいらの見頃は五月だもん!」って。 桜って、それだけ長く楽しめるんだけど どこの桜が見たいかって考えると‥‥。 |
|
── | 映画『細雪』、市川崑の映画に出て来た、 あの吉野の桜は一度見てみたいです! |
ああ、わたしも。 |
|
ああ。吉野の桜はきれいですよ。 ええ。もう山一面。 |
|
行きました? |
|
一回だけですが。 |
|
あ、関西の人でも。 |
|
人出もすごいですよ。 でもやっぱりあれは行った方がいい。 |
|
── | 桜の寿命もあるので。 早く見た方がいいといわれますよね。 |
『細雪』の時は どうやってロケをしたんですかねぇ。 今だったらCGもあるけど、 当時は‥‥。 |
|
── | すごいんですよ、映画見てください。 素晴らしいから。 |
ソメイヨシノって最近ですから、 多分昔でいうと、京都だったら仁和寺とかの 山桜系なんでしょうね。 |
|
── | 戦後に植えたソメイヨシノが もう寿命っていわれていますが、 どんどんまだ咲いてますね。 まだいけるんだ! って思って。 |
何て言うんでしょうね、そういうの。 「老残の美」かしら。 |
|
── | ある時、日本中で突然桜が咲かなくなったら SF的パニックになりそうですね。 |
あぅやぁ、それは怖い。 |
|
── | そんな季節のお魚は「細魚(さより)」。 またこれ、高級魚です。 |
あら、きれい~。まあまあまあ。 |
|
── | おいしいですよね。 でもアゴがすごい! 痛そう! |
触ることはないですけどね(笑)。 |
|
── | これ、なんでこんなにアゴが 長いんですかね。 |
理由が知りたい。 威嚇のためかな。 |
|
相当な受け口ってわけじゃ ないですよね? |
|
── | そうですよ、すごい受け口ですよ、これ。 |
邪魔になって しょうがない気がしますけどね。 |
|
── | 調べてみましたが「わかっていない」そうです。 |
自覚がない。かわいそうに。 |
|
『飲食事典』の絵だと たいしたことないんですが、 じっさいはすごく長いんですよね。 |
|
── | トビウオ上科のサヨリ科なんだ。 |
お刺身がきれいですよね。キラキラっと。 |
|
── | この時期にお寿司屋さん行けば ちょっと出てくるのかな。 そして「浅葱(あさつき)」。 |
葱、いっぱいあるから、 葱の種類の違いって 実はよくわからないです。 「分葱」と浅葱の違い? あと「万能ねぎ」は? |
|
── | 万能ねぎは新種です。 あれは商標ですよ。 |
へえ! |
|
あ! そうなんですかー。 |
|
── | あれは「細葱」といいます。 |
そうなんですか! |
|
── | はい。料理本では 「細葱」と書きます。 |
ちょうど「万能包丁」とか 出てきた頃だったんですかね。 |
|
── | いろんなものに「万能」って つけた頃ですね、きっと(笑)。 |
万能ブームがあったはずですよ。 何でも「万能」ってつけたら イケるってことですね。 |
|
「万能ばさみ」ってありましたよね。 |
|
── | けっこう商標をとられているかも しれないですね。 浅葱、細くておいしいですよね。 「ぬた」にして食べたりしますね。 まっすぐになった浅葱もあるし、 くにゃくにゃってなってる小さい浅葱もありますよね。 |
あと「海蘊(もずく)」も旬ですね。 海蘊って春なんだ。 なんとなくわかるような、わからないような。 |
|
── | 海藻がわりと春のものですね。 海蘊もおいしいですよね。 |
海蘊って、ちゅるちゅるっと。 でも「モズク酢」以外、食べ方知らないです。 |
|
ぼく、沖縄で食べましたよ。海蘊の天ぷら。 これね、おいしい。 |
|
ああー、おいしそうだ。 |
|
── | 沖縄では天ぷらにソースを つけるって本当ですか。 |
天ぷらにソース合います。 |
|
ええ、ソース!? 信じられん。 |
|
といっても、ちょっとフリットぽいんですよね。 |
|
だったらちょっとわかるかも。 |
|
── | 季節のたのしみは? |
「名桜」(めいおう)。 お花見ですよね。 |
|
そうだ、夏に『八重の桜』の 石部桜を見に行ったんですよ。 |
|
大河ドラマの! |
|
やっぱりびっくりしましたね、 あの大きさに。 古木の迫力を感じましたね。 |
|
「淡墨桜」とかも見てみたいです。 |
|
岐阜も有名なのありますよね。 淡墨桜。 かたまりで吉野みたいに 見てもいいですけど 一本だけっていうのもいいですよね。 |
|
吉野も行って、淡墨桜も見て、 角館まで行って、って 桜を追っかける旅ってなんかこう、 人生のしめくくりのようでも‥‥(笑)。 |
|
シニア層に合いますよね。 定年したら、 桜とともに北上しようかな。 |
|
一回やってみたいですね。 ‥‥何かお調べですか。 |
|
── | 「うば桜」を調べています(笑)。 語源は何かなと思ったら 花の盛りに葉がないから、 歯がない、と掛けた。 |
はが、ない、うばざくら。 |
|
── | 「それから、年増でありながら 艶っぽい女性のことを いうようになった」と。 そもそもは、うば桜というのは 花の盛りのことをいったと。なるほどね。 |
やっぱり色っぽくないとダメなんですね。 |
|
── | 娘盛りを過ぎても美しいのを うば桜というのであって、決して‥‥。 |
悪口ではないんですね。 |
|
── | 熟女が年甲斐もなく、 みたいなのではないんですね。 うば桜は褒めことば! |
いいことば知った! |
|
── | 「いぶし銀」みたいなことですね。 |
今ふと思ったけど、 桜蔭っていう女子校があるじゃないですか。 桜の蔭っていうのも渋いネーミングですね。 |
|
美しい名前ですね。 あそこは偏差値も高く、たいへん厳しい学校です。 |
|
逆に、桜で陽と書いて 桜陽だと、男子高っぽい。 野球強そう。あくまでもイメージですが。 |
|
── | さて次回は@雷乃発声 (かみなり すなわち こえを はっす)」 3月30日にお会いしましょう。 ああ、もう4月の声が近い! |
2013-03-25-MON |