── | 「雷乃発声」。 ああ! 春雷! ATG! |
それは『遠雷』? |
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── | 梅雨の終わりも雷が鳴りますけど この時期も雷が鳴りますね。 怖いですね。 でも静電気は減ってくる季節ですね。 押しボタン式の信号とか 静電気が怖くて怖くて。 |
エレベーターのボタンも ちょっと怖いですね。 |
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へえー。 |
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── | 家の鍵をあけるときとかも。 夜中に部屋に帰るとうるさいですよ。 多分、近所の住人は 「あ、帰ってきた」と思ってると思う。 「あいつ、うるさいんだよ、 変な声出してさ」とか。 鍵持って「ひょーっ!」。 絶対変な人だと思われてる。 |
そんな季節も終わりですよ! |
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── | そうです! さあ旬の食材は‥‥ 「飯蛸(いいだこ)」~。 |
ああ! 鮹! | |
── | 「壇蜜」のあとがまに 「飯蛸」って名前にして デビューしたらどうでしょう。 |
エロス? 鮹ってちょっとエロス? 北斎の「蛸と海女」。 |
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いいですね。 |
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── | それと飯蛸は なんの関係もないのですが。 |
ちっちゃいんですよね。 |
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おでん種とかね。 |
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── | 飯蛸をおでん種にするのは関東ですか。 |
どうなんでしょう? あんまり食べたことがないですよ。 |
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東北沢のおでんの名店「おかめ」には ありますよ。 |
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ありますか。 |
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── | 「おかめ」知りませんでした。 東北沢におでんの名店が。 |
おでんと言えばあそこですよ。 予約受け付けてないですけどね。 |
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蛸のおどり食いっていう 変なものもありますね。 |
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── | いやです! |
恐ろしいです。 |
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── | 韓国料理でしたっけ。 |
吸盤が口の中でくっつくんですよね。 こわ~い。 いやだ~。いやだ~。いやいやいやだあ。 |
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自分で言い出したのに(笑)。 蛸、烏賊はそうですよね。 イカセンターとか行くと ゲソがそのまんま、 こう動いていますもんね。 |
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ぐはー。いやぁ。 素直に煮たようなのがいいなぁ。 |
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── | いいですね。 韓国料理の踊り食いは飯蛸じゃなくて 「手長ダコ」だそうですよ。 で、飯蛸は、あんまり大きいと おいしくないんですって。 やっぱりミニサイズ。 |
そうそう、この間、 お台場のレゴランドに行ったんですよ。 こどもと。あそこにいつの間にか たこ焼きコーナーみたいのができてて 大阪のたこ焼き屋が6軒くらいあって。 ぼく、初めて知ったんですけど 大阪のたこ焼きの発祥で 「会津屋」っていうのがあって そこはね、おもしろかったです。 ていうのは、もともと蛸、 入れてなかったらしいんですよ。 「ラヂオ焼(ラジューム焼)」って いって、こんにゃくと牛すじ。 で、ソースもかけずに食べるんですよ。 っていうのがあって、 明石では蛸を入れているらしい、 っていうので、蛸を入れたらしいんです。 |
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じゃあ、明石焼きが先輩なんですか。 |
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蛸に関してはそうなんですよ。 食感なんですよね、だからね。 |
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── | あのもにゅもにゅした。 |
なるほどねえ。 |
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── | 「韮」にいきましょうか。 |
おお、韮も旬はこの頃ですか。 |
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── | 韮、おいっしいですよねー。 |
もつ鍋に韮いっぱい入れて食べると おいしいですよね。 |
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あれは不可欠。 |
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── | あと韮のおひたしっておいしいです。 |
あ、おいしいですよね。 |
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── | 臭みはけっこう消えちゃうんですが おいしいんです。 |
量を食べられていいですよね。 |
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── | 「日本では、独特の臭気から、 古くは食用ははばかられた」と。 お寺でタブーになっていたのかな。 |
そうでしょうね。 |
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お寺でタブーなのは臭いもだけど 精がつくからでしょうね。 |
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── | 「起陽草」と呼ばれたと。 |
なるほど。そのまんま。 |
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── | 「臭いので昔は都会人、 ことさら婦女子の食用は はばからしめた」と 『飲食事典』にございますね。 |
昔は婦女子は餃子とかも あんまり食べなかったんでしょうね。 |
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── | 「消化を助けて胃腸を調える」。 「感冒の予防になる」って。 あ、ところで、韮も植物だから花が咲くのかな? 韮の花ってどんなでしたっけ。 |
白い花じゃないですか。 |
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── | そうだそうだ、「純白の花」とありました。 あ、生け花にしたりするそうですよ! |
あら、香りはいいのかしら? どうなんだろ。 |
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── | では花つながりで旬の花にいきましょうか。 「チューリップ」です! チューリップは子どもの頃お絵かきをしましたね。 |
そうですね! |
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花といえばチューリップですよね。 |
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── | ぼくは小学校の時に、 花のお絵かきで苦い思い出が! 図画工作の時間に絵を描くので、 お花を持って集まりましょう、っていうんです。 はりきってチューリップだとか持ってったんですよ。 だいたい話半分くらいしか 聞いてないこどもだったんですけど、 行ったら 「さあ、すりつぶしましょう!」 って言われて、ガーーン!! |
ええっ。 |
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── | 「絵の具を作りましょう」 という授業だったんです。 |
あーはははー。 |
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── | 最初から多分言ってたと思うんですよ、先生は。 ショックでしたね、あれは。そんな思い出が。 |
この季節のたのしみには 「名椿を見に行く」 というのもありますね。 めいちん。すごいですね。 桜を見に行こうかっていうのがあっても 椿を見に行こうっていうのは渋いです。 |
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── | 江戸時代の園芸ブームの時は 何かっていうと外に出かける言いわけを。 |
椿って、園芸率すごく盛んだったそうですよ。 江戸時代。 今はそんなでもないですよね。 もっと脚光を浴びていいように 思うんですけどねえ、椿。 |
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── | 今、さかんに咲いているから 見ますよね。 |
見ますね。 |
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── | きれいだなあとは思うんですけど。 なんとなく現代の生活スタイルに ちょっと合わないから‥‥。 |
そうか。だから飾りにくいのかな。 |
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── | ありがとうございました。 次回は4月5日、 「玄鳥至(つばめ きたる)」でお会いしましょう。 |
2013-03-30-SAT |