その1028 (2006-12-08)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


以前書店に勤めていた夫から聞いた話です。当時ベストセラーだった『人間万事塞翁が丙午』を探しに来たお客さんが「『人間万事窮す』はないかね?」と。(万事窮してはいけないよね)


数日前から、「ここにあった乾電池がない‥‥」と探していた母が、昨夜、うれしそうに言いました。母「乾電池、見つかったよ!」私「ヨカッタね」母「お母さんの怨念で探したんよぉ」私「あぁ、ほんとー。怨念が実ったんやぁ。よかったなぁ」お互い、明るい笑顔で会話していたのがあとで考えると怖かったです。(しばらく失せ物は怨念で探してもらいました)


中学のころ、社会のテストでアメリカの工業都市の地名を聞かれ書いた答えが「デストロイト」。(エイジ)


この間、テストがありました。「新しい内閣総理大臣は誰か?」という社会の問題。ある人は「あべじんぞう」。ある人は「あべかんぞう」。そしてさらにある人は「あべ心臓」と書いたそうです‥‥。(あきこ)


お昼のおべんとを買いに行って、日替わりのおかずをちらっと見たら「チワワのカラアゲ」とあった。は?と思って見直したら、「チクワのカラアゲ」。(めんたいこ)


父の名前は「○○侃」といいます。なかなか珍しい漢字なのでよく間違えられますが、今までの人生で一番ひどかったのは、「○○」宛てで書かれた年賀状だそうです。「正月早々、呪わなくても‥‥」という寂しげな父の感想が、忘れられません。似てるけどね‥‥。(あちゅ)


職場のパソコンのメールを整理していたんだけど、送信履歴の中のメールで「株式会社○○××様」ってところが、「かび式会社○○××様」になってるのがあった‥‥。(x1KOU)


その昔、大学に入ってすぐにフレッシュマンキャンプがありました。気軽にお話できるチャンス!とばかりに、憧れの教授が雑談している輪に加わりました。小説の話になったとき、私は気取って言い放ちました。「カフカの『毒虫』はおもしろかったです!」‥‥奇妙な沈黙。教授に「『変身』ですね」と訂正された時の恥ずかしさったら!今でも思い出すと顔から火が出ます。(ほの)

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