その1272 (2007-08-12)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


以前、妻の実家に行った時、お風呂に入りまして、歯磨きをしたわけですが、変な歯磨きの味‥‥。なんとよく見れば「ぢ」の塗り薬。いまだに、笑われています。(でんでん)


某電化店に家族で買い物に行き、姉が一人でうろうろしているのを別の場所から見ていた私。姉は後ろ向きにふらついて、ぶつかった人に謝っていたが、それは人型のパネル‥‥。すぐに駆けつけて大笑いしてやりました。(モチャ)


本社の人が出張できていたときのこと。お疲れ様の飲み会で、目の前に1本のビール。異様に緊張していたのだろうか。おもむろにビールびんを口まで運んでいた私。口につけた瞬間、正気に戻り、コップについで飲んだけど周りの人のびっくり眼。10年たった今でも忘れられません。(りこ)


以前に病院の受付で働いていたときの話です。40代のお父さん、何食わぬ顔で出した診察券の名前のところに「クッキーちゃん」と書いてある‥‥。そう、病院は病院でも愛犬の動物病院の診察券だったのです。ああ、お父さんちでは、わんこ担当はお父さんなのね、となんとなく家庭事情が見えた出来事でした。(まろんの母ちゃん)


タクシーに乗っていて、信号で止まったときに、500円玉が落ちているのが見えて、わざわざドアを開けてもらい拾いに行ったら同じような色の大きなボタンでした。(オハナ)


何年か前に、家族で食事に行ったときのことです。白飯までセットのしゃぶしゃぶを食べていました。白飯には、その店自慢の牛時雨がついており、白飯の届くのを今か今かと待っていました。しかし、鍋がなくなって、味噌汁が出ても白飯は出てこない。ほかの客もざわつきだしたところで店員が「白飯を炊くのを失敗してしまいました。お茶漬けならできますので、ご希望の方はお申し出ください」と言いながら、お盆片手にやってきました。とりあえず注文してみると、茶碗の中には湯に浸った全く炊けていない米粒が。お茶漬けと店員が言い張る茶碗の中を見た客が騒ぎだし、店内はかなり恐ろしいことになっていました。あれで乗り切れると思った厨房に感心した出来事でした。(時雨煮)


数年前、名古屋駅でのこと。予備校に遅刻寸前、ものすごく急いでいたわたしはガラスのドアを開けようしていた。その時、向こうから柄物のシャツを着たいかにもヤクザなおにーさんが小走りでやってきて、なんとわたしのためにわざわざドアを開けてくれた。ジェントルマンなヤンキーもいるもんだと感心しつつ多少ビビりながら「すみません」と言って通ったら、気づいたときにはすでに遅し、立派な黒服を着たおじさんと鉢合わせ。状況を本能的に理解し、その間ほんの零コンマ一秒、飛び上がりながら脇に避けるもすでに遅し。そのおじさんに思いっきり体当たりしてしまった。案の定、後ろにはピカピカの黒塗り高級車がずらり、黒服集団がずらり。もちろん柄シャツのおにーさんがわたしのためにドアを開けてくれたはずもなく。とりあえず謝るわたしに目線も向けず、まったく何事もなかったかのように堂々とおじさんはドアの向こうに消えていった。幹部クラスの貫禄に妙に感心、圧倒されてしまった。(今では笑い話。)


先日、気付いたらガムを捨てて、外装の包み紙だけキープしていました。(YOU)

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