その1589 (2008-06-21)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


接客業をしていると、いろんなお客さまに出会います。今日うちのラーメン屋にいらした物腰の柔らかい上品な感じのおばさま、ゆったりと椅子に座ると、わたしに向かって微笑みかけながら「おしょうゆラーメン、くださいな」と。‥‥まつがっているわけではないのかもしれないけれど、「お醤油」といわれると‥‥。笑いをこらえながら「しょ、しょうゆラーメンですね!」と確認しました。(おラーメン娘)


地方の遊園地に遊びに行った時のこと。平日だったせいか、暇そうな従業員に「お姉ちゃんコレ乗ってかない?」と声をかけられるほどのガラガラ具合。お化け屋敷の前でも呼び込みされたので、「私、怖いの苦手なんでー」と通り過ぎようとしたら「大丈夫、これ全然怖くないから!」おっちゃん、それはダメだろう‥‥。(絶叫マシンは大好物)


クイズ番組を見ていたら、「『星に願いを』が主題歌のディズニーアニメは?」という問題が出たので、自信たっぷりに「そりゃピノキオでしょ、だって願う話だもん、『早く人間になりた〜い』って!」と言ったら、主人に、「‥‥間違ってないけど、何か違う方向行ったね」と笑われた。(おいら怪しいもんじゃないよ!)


愛犬家の方々は、飼い主さんのことを「○○ちゃんのお母さん」などと呼びます。(例:ブイヨンちゃんのお父さん=糸井さん)先日、母の代打で愛犬ブランの散歩に行ったところ、近所の公園にたくさんのわんちゃんがいました。その飼い主さんたちが、うちの犬を見るなり「ブランちゃん?」と話しかけてきたので、私が「そうです。いつもは母なんですけどね」と言うと、飼い主さんは口々に「あら、ブランちゃんのお嬢さん!」「まー、ブランちゃんのお嬢さんですって!」と盛り上がってました。(ブランちゃんのお母さんのお嬢さん)


結婚式の前、控え室で親族どうしの挨拶がありました。私の両親ともきょうだいが多くて、おじおばがたくさん出席してくれたのですが、夫の親戚はとても少なく、アンバランスでした。夫側に続いてうちの親族の紹介が始まりました。なかなか終わりません。時間もおしています。全員に焦りが見えはじめました。するとみんな、紹介されるのを待たずにつぎつぎと一人ずつ立って、「おじです」「おばです」「おじです」「おばです」「おじです」「おばです」「おじです」「おばです」以下略‥‥とやりはじめました。いや、何もまつがってないけど。ほら、もうちょっとなんか‥‥あるでしょうよ!(ノリピー)


たまに行く耳鼻咽喉科の、受付のおねえさん。色白でキレイで、物腰がたおやかで受付嬢としては申し分ない。‥‥だが、かわいい声で「今日はどうされました?」と尋ねたあと、「あの、鼻水が‥‥」と答えると、必ず、「青っパナですか?水っパナですか?」とぴしゃりと質問してくる。別にまつがったこと言ってないんでしょうけど、もっと別の言い回しとかないんでしょうか‥‥。(青っ洟水っ洟)


数年前、腎臓を悪くして入院していた父に様子を尋ねたら、とにかく退屈しているらしくて、「こんなところにいたら病気になっちゃうよ」と返事が。その強気が今の長生きにつながっているんでしょうね。(父は77歳)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる