その237 (2004-10-08)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


中学のときの卒業式で。祝辞を述べるために演台に上がられた校長先生は開口一番、「えー、今日のこの良き葬式の日にー」(生きていく私)


かみさんが食事を終えて一言。「食べた食べた。あ〜、事切れた」「事足りた」と言いたかったらしいのですが‥‥。(まさし)


弟が中学生だったころ、部活の発表会に親が来るか来ないかの話しで、我が家の事情をよく知っているK君が「Sちゃん(弟)のお父さんは、シンキンコウソクだから来られないよね」「????」「あ、タンシンフニンだった」中学生になりたてのK君は、耳慣れない言葉がごっちゃになったようですが、弟は、一瞬、自分の知らないうちに、東京に単身赴任している父親に何かあったのかとびっくりしたそうです。(ジコママ)


久し振りに長期海外出張から帰った夫を、心づくしの和食の夕餉で迎えました。「いや、悪いなあ、こんなに好物をそろえてもらって」と照れる夫。日ごろめったに見ないご馳走を前にした息子は、そこですかさず、「遠慮せずに食べてよ、お父さん!冥土のみやげに!」一同固まりました‥‥。(息子は帰国子女)


これは、私がいないときに起きた、衝撃の言いまつがいです。バイト先のお店のママに、簡単に作れる煮豚のレシピを教えてあげました。そして私が休みの翌日に早速作り、お客さんに出したときに言った事。「これ(煮豚)ね、○○ちゃんなの」‥‥ママ、それを言うなら「○○ちゃんが作り方を教えてくれた煮豚なの」じゃないですか?(皆夢)


期間限定のケーキを買うために、急いでいた私と知人。「今日までだっけ?ナメクジケーキ!」と私。「イチジクケーキだよ」目を点にした知人。(のろのろ急げ)


高校に入学したての頃の話です。全員に自己PRを書き込むプリントが配られ、クラスごとに冊子にした事がありました。「将来の夢」という項目があったのですが、K君のページにはそこに大きな字で「環境破壊(WHOなど)」と書いていました。たぶん、WHOなどの団体に所属して環境保全に関わるお仕事をしたかったのだと思います。(アリラン)


PTAの会合で行事の日程を相談していたら、議長さんが、「秋は学習発表会や遠足があるから、授業がイリーガルになるのよね」と、大胆発言。誰も突っ込めませんでした。でも、イリーガルな授業って‥‥。(ペケちゃん30代女性)


本の話をしている時に、後輩が言いました。「俺、最近絵本を立ち読みして、不覚にも泣いちゃいましたよ。『100万回死んだねこ』」あながち間違いではないのですが‥‥。(ゆきえ)


昨日行った病院の待合室で、小泉改造内閣のニュースを見ていたら、通りかかった看護士さんが、「あら、ないぞう改革決まったのね。‥‥ん?ないぞう?えーと、ないぞう革命?」と、こんがらがっていました。確かに、病院は「内臓を改造」したりするところですけど。(ちゃ太)


友人とランチをし、お金を払い、帰ろうとする私達の背中に向かって、店員さんが大きな声で「お大事に〜」何入れた。ご飯に何入れたんだ。振り返る私達にも、店員さんはニッコリ顔。殺される。この人に殺される。驚き顔とニッコリ顔で、見つめ合うこと数秒。レジの後ろにいた、別の店員さんの「医者でもバイトをしてるので、すいません」って言葉で、やっと本人も気付き、緊迫した空気から開放されました。(ayu)


ウチの会社は仕事柄、海外にメールを出すのは当たり前という環境なのです。ある日、女子社員が海外へ出したメールがccで届いたのですが、何かヘン、というか、どことなく殺伐としたメールなのです。書いてある内容に刺々しさはないし‥‥と思いつつ、読み直してみるとメールの書き出しが「Hello,○○○」ではなく「Hell,○○○」なのです。「どうも!、○○○さ〜ん」と書き出したつもりが「地獄!、○○○さ〜ん」人様への挨拶には、程遠いものに‥‥。(ヴァイテル)


家族構成を聞かれた時のこと。「母と父と姉と‥‥老婆です」コ、コワすぎるっ‥‥。(ちぇぶ)

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