その2390 (2010-08-31) |
あるところに甲と乙があって、 甲は乙の話を聞き損ねた。 が、たまたま返した返事が的を射て、 乙は通じたものと誤解したまま さらに会話を押し進めようとした。 しばし会話は進むかもしらんが、 勢い、どこかで破綻する。 それを「かみ合わない会話」と呼ぼう。 いったいどこで誰が どう「まつがった」のか? 分析しながら読むのも一興。 |
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東京に住み始めて間のない頃、 東京出身の友人との待ち合わせ。 友「じゃ、シモタカイドで 待ち合わせよう」 私「OK! シモタ街道ねー。 って、それどこ?」 友「京王線で明大前の次だよ」 私「そんな街道あったかな?」 友「??? ‥‥街道じゃなくって 下高井戸って駅だよ!」 ありそうな下田街道。 (Yumi)
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私は総務部。 先ほど会社で、他部署の上司から聞かれました。 上司「会社案内のエーゴ版ってある?」 私 「A5ですか?(A4ならあるのに) A5はないですね」 上司「そうか、いや、 海外の取引先に渡したくてさ。 部長にエーゴ版があるか聞いといてよ」 ここで「はっ!」と気がついた。 上司は「英語版」と言っていたのだ。 どっちにしろなかったのでオーライ。 (笑われた)
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わたしが美容室に行き、 迎えに来てもらった兄との話。 私「今日ね、パーマかけてもらったの」 兄「ふぅん」 私「それでね、遠まわしに 『髪傷んでますね』って言われたの。 だからトリートメントもしてきちゃった」 兄「‥‥お前、外国人さんに やってもらったの?」 私「???」 兄「だってトーマスに 言われたんでしょ?」 私「と・お・ま・わ・し・に!」 (話を聞かない兄と滑舌の悪い妹)
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高校の時、山岳部の顧問をしてらっしゃる 先生から聞いた話です。 部員が山小屋に電話した時のこと。 「こちら○○高校の山岳部の者ですが、 ×月△日に泊まりたいんですけど〜」 「え?」 「ですから、山岳部で、 ×月△日に泊まりたいんですけど」 「え、泊まるんですか?!」 と、どうも話がかみ合わないと思ったら、 まつがえてどこかのおばあさんの家に かかってたのだという! そりゃ山岳部が家に泊まりに来たら驚くよね。 (H先生、お元気ですか?)
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私は四国に住んでいるため よくお遍路さんを見かけます。 先日も、娘を幼稚園に送り届けた帰り道、 完璧なお遍路ファッションの おじいさんに声をかけられました。 仙人様のような 立派な白い口ひげをたくわえた その方は言いました。 「ファンタジーは どこでしょうか?」 私の頭の中にはその仙人様が 場末のスナック「ファンタジー」で 一杯やっている姿が浮かびました。 「この辺にそういう名前の お店はありませんけど」と答えると‥‥。 「店ではなくてお寺なんですけど」 「はあ‥‥」 結局、道案内はできず帰宅してから 50番目札所「繁多寺(はんたじ)」 のことだと気がつきました。 仙人様、勝手な想像をしてごめんなさい。 (雨女)
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ある日の夕飯の時の、母と私の会話。 私「この魚、ホッケだっけ?」 母「そう。かわいいよね」 私「え、そうかなぁ」 母「前よりかわいくなったでしょ」 私「? (魚をひっくり返して顔を見てみる) 別にかわいくないよ、 魚としちゃ普通じゃない?」 母、爆笑。 母が「かわいい」と言ったのは大きさのことで 前より小さくなったよね、という意味でした。 (ふいづ)
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