その245 (2004-10-16)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


時間ギリギリで職場へ‥‥。通用門の暗証番号をいくら押してもエラー表示。意地になって押しつづけたのですが時間が‥‥あぁ、遅刻‥‥とパニック。「エラーが出続ける〜」と訴えに事務所に行き大騒ぎ。しばらくしてから落ち着いて考えると、自宅マンションの暗証番号を押し続けていたアタシ‥‥。(Mami)


友人と喫茶店に入ったときのこと。私よくやるんです。バタンと後ろ手に閉めた戸に自分の足首を挟むこと‥‥。「まだ残っていたのか〜!」と自分の足の鈍さにちょっと腹が立ちます。(光江)


友人はロイヤルミルクティーを、私はストレートティーを頼みました。お互いに飲み物を半分以上飲み終わった時にふと、自分の持っているコップを見てみるとコップの中にはロイヤルミルクティーが‥‥。友人も私も何の疑問も持たずに相手が注文した飲み物を飲んでいました。(三輪)


デパートのエレベータに乗っていたときベビーカーを押す家族が降りるようなので、気を利かそうと先にドアの間に立ち「開」のボタンを押していました。しかし突然何者かに後頭部を強打され振り返ると顔を挟まれました。「開」「閉」なぜこんなに紛らわしいのだろう。(かえる)


レストランで食事中、ダンナが怒り出しました。「禁煙席なのにタバコを吸ってるヤツがいる!」よく見たらトウモロコシを食べてる人でした。1/3に切ったものだったうえ、片手で食べてたので、芯の部分がタバコに見えたらしい。(148cm)


蓋をしっかりしたシャチハタを自分の体にぽんぽんと押し当てながら、仕事の話をしていたらいつの間にやら、蓋が取れててブランド物のワンピースが、えらいことに。従妹よ、落語家さんの浴衣じゃないんだからそんなに名前を売り込む必要ないと思うよ。(気付くの遅すぎ)


以前、電車で30分先の町の音楽教室で、毎週土曜日だけピアノの先生をしていた頃のことです。ある土曜日、はっとして目を覚ますと大寝坊。いつも乗る電車まで15分しかありませんでした。私はすごい勢いで身支度をしてタクシーを呼び、時間がもったいないので母に説明もせずに出かけて、駅の階段を走り、その電車に見事乗りました。その速さたるや、今まで生きて来た中で最速でした。そして、ぜーはーと呼吸を整えながらふと回りを見回すと、いつも乗る車内とどことなーく雰囲気が違っています。いつもより混んでるし、学生やサラリーマンも多いし。何やら不安になってきた私は頭の中でその週の出来事を月曜日からおさらいしてみました。するとどう考えても金曜日の記憶がありません。そうです。その日が金曜日だったのです。(えび)


私は視力が0.03くらいしかないのですが、ある時両目に「ものもらい」ができてしまい眼科で手術を受けました。眼帯をしてめがねをするのが恥ずかしかったので裸眼でバスに乗りました。とあるバス停に近づいた時、バス停の脇に大きなゴミ袋が山になっているのが見えました。「何もバス停の脇にゴミ置き場を作らなくても‥‥」と思っているうちに、バス停にバスが止まりました。窓の外を見るとゴミの山だと思っていたのはベンチに腰掛けたふたりのお婆ちゃんでした。ゴミ扱いして、ごめんなさい。(おが)


夏休みにおばあちゃんの家に行っていて、ひとり部屋でくつろいでる時、急に家においてきた愛猫さくらが恋しくなって「向こうの部屋からひょっこり現れないかなぁ」と思いドアの方を見るとなんと、さくらが!「さくら!」と叫んで感激して10秒位たってからよくよく見たら2リットルの水が入ったペットボトルでした。(さくら)


高校生の頃。友達の法ちゃんの家で遊ぶことになり一番先についた私は、マンションの7階のベランダから下の道路を見ると、他の友達がマンションの入り口で3人しゃがみこんでしゃべっているではありませんか。大声で「早くおいでよ〜。早く〜部屋で話しようよ〜」と叫んでるのに動く様子がない。「もうっ!」と下に降りていくと今は見かけない、黒のごみ袋が2個、青のごみ袋が1個、入り口に置いてありました。革ジャンとかGジャン着てるかと思ったんだよ。(る)


ロンドンのバスセンターで、長距離バスに乗る前にトイレに行こうとして、やっと探し当てたトイレは有料でした。駅の改札のような入り口で男の人が監視しているので小銭を改札に入れて中に入ったのですが、気がつくと、向こうから歩いてくる人たちは男性ばかり。間違えて男子トイレに入っていました。あわててUターンして、知らんぷりして逃げ出しました。「金返せ〜」「だまって見てないで教えろ〜」と心の中で叫んだのは、言うまでもありません。(円で払えば良かった)


やってしまいました。左ハンドルの外車に乗っている女性上司は、家が同じ方向なので、よく送ってくれます。で、この間、その車が修理中で、上司が国産の代車で来ていたときのこと。仕事が終って、ふたりで駐車場に行き、いつものように上司が鍵を開け、私は先に右側の座席に乗り込んでからリモコンでガレージのシャッターを操作し、その間に上司は荷物を後ろに積みこんで左側の座席へ。ふたりで座席に落ち着いてから、なんとなく違和感を感じ、ふと見ると、私の目の前にハンドルが‥‥。そうです。しっかり運転席に乗り込んでおりました!「あなた、運転してくれるの?」っておっしゃいますが、そういうあなたも何の疑問もなく助手席に乗ったではありませんかっ!(たまごっつ)


先月末から訳あって連続勤務になり、「さぁ次の日はお休みだ!」という日の仕事帰り。交差点で車を止めてぼんやりしていると、左から来た車も交差点で止まりました。しばらくなんとも思いませんでしたが、「はっ!俺ってば、青信号なのに止まってる!」気づいた時には自分側の信号は黄色から赤に変わり、左から来た車は走って行きました。これってある意味「信号無視」ですか?(匿名会社員)


制服としてエプロンをつけていたときがありました。休憩時は外して、仕事に戻るときにつけるのですが、ある日のこと。みんながエプロンをつけてるときにおもむろにシャツのボタンを外し始めた子がいて「Yちゃん!何やってんの!」と慌てて止めました。本人は全くの無意識でした。自分でもびっくりしてました。(ノッチ)


家族でスキーに行ったときのこと。リフト券を買いに行った夫に子供達もついて行き私はゲレンデ下で一人でした。その日はとても良い天気で太陽光が雪で乱反射していて、眩しさに、安物の黒いサングラスをかけました。かけた瞬間、視界に何か違和感があったものの深く考えずに、ぼ〜っと立っていると‥‥。すれ違う人が、私を見つめるのです。はじめは、「知っている人かな?」と思いましたがそうではなく‥‥。「今日の私は、いけてるのか?」とも思いましたが見つめるまなざしが何か違う。まずギョッとして、それから釘付け‥‥って感じ。何人にもそんな風に見つめられもしや‥‥と外したサングラスはレンズが片方外れていました。片目は黒レンズに覆われもう一方の目はシルバ−の縁取りから丸見えだったのね〜。美しい冬の日に、怪しい姿をさらしてしまってゴメンナサイ。(屁のカッパ)

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