その267 (2004-11-07)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


いまの電話番号になってから約3年経つのですが、3年間で何十回と「白石さん」宛ての電話がかかってきました。あまりにも多いので、あるとき白石さん宛ての電話をかけてきた人に聞いたところこの電話番号は前は歯医者さんだったとのこと。でも、今までは留守電に入ってる内容も大体当り障りのないことだったので放っておいたのですが、先週留守電に入っていたのは、とても具合の悪そうな女性の声で「先生ですか?今日お伺いするつもりだったのですが、体調が悪いので往診をお願いします」というものでした。さすがに、これは、歯医者の白石さんに伝えた方がいいのではないかと思い、タウンページで「白石歯科」「歯科白石」「白石デンタルクリニック」「デンタルクリニック白石」などありそうなものを全部調べてみたのですが結局見つからずに断念。それ以降電話はかかってきていませんが、その女性が無事に歯医者さんに診てもらえたのかずっと気になってます。(優子)


携帯にかかってきたまつがい電話2件です。不在着信に残っていた番号の市外局番が東京だったので、よくある1コール電話だと思い放っておいたのですが、たびたびかかってくるし、あまりにもながーく鳴らされるので、仕方なく電話に出てみました。「あ、溝辺さんですかね、こちらバイクの○○ですけどぉ、修理に出されてたバイク出来てますよー」「あの、番号間違えてませんか?」でも、復唱された番号は私のもの。「もうだいぶお店で保管してるんですけど」「でも私、バイクなんて持ってないし、だいたい、九州に住んでるんですけど」そう言うと、納得してくれたようで、それから電話はかかってきませんでした。そしたら、先日新手のまつがい電話が!今回も市外局番は東京のもので、同じように何度もながーく鳴らされるんです。「レストラン△△です。ご注文の誕生日ケーキは何時ごろ配達すればよろしいですか?」「ケーキは頼んでないです‥‥番号間違えてませんか?」でも、今回も復唱された番号は間違いなく私のもの。「宮下様ではないのですか?」「宮下ではないし、九州なんですけど、私の家」「あっ、失礼しました」溝辺さんも宮下さんも、その後どうなったんでしょう。(番号を変えたい‥‥)


結婚五年目の私が日中ひとりで家にいると電話。「はい、○崎です!」と出ると、年配の女性が電話の向こうで「そんなはずないでしょう!」と怒鳴った。「いえ○崎です、○○○ー▽▽▽▽におかけですか?」と言い返すと「そうよ!だからあんた、○崎じゃないでしょ!」と断言。「何年も前からこの電話は○崎です」と言うと「ふんっ。嘘ついて!」って言われて切られた。オバサンに怒って断言されると、それが正しいように一瞬思っちゃう妙な説得力にどっと疲れました。「今度かかってきたら途中で切ってやる」と心に誓いました。それ以来15年、一度もかかってきません。(Ako)


夜遅くに家の電話が鳴った。もう12時を過ぎていた。夫が出て何やら話している。「いやあ、1人いるけど、ごめんな、紹介できないんだ」って言っているので「??」と思い夫に聞いてみると「友だちどうしで飲んでいたら、隣に座った知らないおじさんが『ここに電話したら、女の子を紹介してくれるぞ』って言うので電話してみた」という、まったく知らない人からの電話だった。夫は「本当のことを言っただけだ」とすましているが‥‥いいのか?(あっぷるまま)


息子が3歳くらいだった時、夜10時過ぎに家のチャイムが鳴った。出てみると、車で15分くらいのところに住む義母が立っている。「あら、お母さん、こんな夜遅くにどうしたんですか?」と聞くと「小さい子を独りにして、夫婦でどこに出歩いているの!!」といきなり怒られた。息子は隣の部屋でぐっすり眠っているし、私達夫婦も出かけてはいない。とにかく家に入ってもらって話を聞くと小さい男の子の声で泣きながら「ばあちゃん、ママがいないの。独りぼっちなの。さみしいよう」という電話があったとのこと。冷静に考えると、うちの息子は私のことを「ママ」ではなく「お母さん」と呼んでいるし、第一、まだ1人で電話できるほど成長していない。でも、電話にびっくりした義母は取りあえず我が家に駆けつけたというわけ。ばあちゃんが来るのを待ってた男の子、どうしたのかなあ。(あっぷるまま)


以前、宅急便の集配業務を受託していた頃。荷物が足りなくて至急宅急便会社に連絡をとらなくてはならなくなり、母が店においてあった公衆電話を使って電話をかけました。すると自宅の電話がトゥルルルル。妹が電話に出ると「なんであんたがでるのよ!」‥‥そりゃ出ますよ。(なほこ)


電話が鳴りファックスの受信音だったので切り替えて、終わったら取りに行こうと思っていたのですが、なかなか終了の音がしないので見に行くと、長〜いファックス用紙が、べろ〜んと垂れていて、まだまだ印刷中‥‥。何のファックスかとあわてて見たら、「橋の設計図」でした。気がついた時点で1m50cmぐらいの紙が出ていましたが、設計図自体は3分の1ぐらいしか届いてませんでした。急いで停止ボタンを押し、連絡先は載っていないか探していたら、電話が鳴りまたファックス‥‥。見てみるとまた設計図なので、また停止ボタン‥‥。やっと設計事務所の電話番号がわかり、送り先が違うことを告げることができました。ファックス用紙をかなり無駄使いしました‥‥。(かこ)


姉ちゃん(畑野姓)が3歳の甥っ子を連れて実家(長谷川姓)に遊びに来た。電話が鳴ったので、その甥っ子が出た。相手「長谷川さんですか?」甥っ子「違います」ガチャン!確かに間違ってはいないなー。(よっちゃん)


実家が引っ越してしばらくの間、間違い電話が、よくかかってきていました。実家の姓は「こが」電話の前の持ち主は「くが」ちょっと、耳の遠い母は、「くがさんのお宅ですか?」の問いかけに「はい、こがです」聞きまつがいとかけまつがいの合わせ技で大変だったようです。(けっけ)


私が以前使っていた番号は、その前は近所の独身社員寮の電話番号だったため、土日になると「うちの○○はいつ帰ってくるのか連絡ください」というお母さん方からの微笑ましい留守番電話が何件も入っておりました。そのほか、お店や金融業者などからも電話があり、個人宛の用件がばんばん入っていました。独身男性の生活を垣間見るようでした。その他「まさおですか?お母さんだけど、会場が取れたから○○家のご両親に連絡してください」という留守電が夜に入っており朝になったらその続きの「まさお、おはよう。お父さんだけど〜」から始まるFAXまで入ってました。ああ、どうなったんだろう‥‥その縁談。非常にやばいと思いましたが、連絡のとりようがなく。息子たち〜、ちゃんと親にくらい電話番号の変更を伝えなさい!と思ったものです。(hodumi)


まだ、携帯電話が普及する前の話。実家の近くに行く用事があり、「これから家に寄るから」と、公衆電話から電話をしました。私「あ、お父さん?あたし、あたし〜。今、近くにいるからさ〜、これからちょっとそっちへ行くね」父「お〜、おまえか」私「夕飯も家で食べていくって、お母さんに言っておいて」父「うん、わかった」それから30分後に実家に着いたのですが、私の顔をみて父がビックリ!父「なんだおまえ。来るなら電話しなさい」私「さっき電話したじゃん」父「電話なんてかかってこないぞ」私「‥‥」私は誰と電話で話していたのでしょうか。(みずまる)


8年程前に初めて携帯を持つようになった頃、よくかかってきた間違い電話です。「もしもし?」と出ると、「流れ星さんですか?」「‥‥え?」「流れ星さんじゃないんですか?」「ち、違います‥‥」複数の人から何度もかかってきていたので、恐らく私に割り当てられた番号は過去に「流れ星さん」が使っていた番号だったのでしょう。でも、いったい「流れ星」って‥‥。(きむち)


浅草に引越しをしたばかりのある日、まつがい留守電が入っていました。「△△電器さんですか?東上野の○○ですけど、お世話様です。お宅で買ったビデオデッキが故障したので修理をお願いしたいんですけれど‥‥お電話ください」とのこと。上品な感じのご婦人でした。数日後、また同じ人から留守電が。「先日お電話した東上野の○○ですけど、ビデオデッキなんとかなりました」直った事をわざわざ連絡してくるあたりに下町気質を感じたものでした。(雷おこし)


仕事で山形に配属になったばかりの頃、家に帰ると留守電が光っていた。聞いてみると、70歳は越してるんじゃないかと思われるおばあちゃんの声で「焼肉パーティすっぺ!」これで電話は切れていた。山形に知り合いは少なく、ましてやおばあちゃんの知り合いなどいない。無論焼肉パーティに誘われる理由もわからない。焼肉好きな元気なばあちゃんはいいのだけれど、「なんで来ねのっしゃ!」と怒られたり、「焼肉やんだごっだ、鍋すっぺ」とか次の誘いがきたりしたらどうしよう、と若かりし私は不安になったのでした。(柿太郎)


我が社の電話番号は某クレジットカードの会社のものとひとケタ違いだそうです。そのせいか、「解約したいんですけど‥‥」という電話はよくかかってきますが、先日の電話は「カード落としました!」(号泣)「失礼ですが、おかけ間違いです。こちらは○○です。」「そんなわけないじゃないですか〜」(嗚咽)「いや‥‥うちは違いますので‥‥」「そんなイジワル言わんでも。お願いやから何とかして」(嗚咽)と10分くらい納得してもらえませんでした。彼は無事、紛失届けを出せたのでしょうか。とても心配です。(こもも。)


少し前のことですが、私の携帯電話に、若い男の人から、数回続けて留守電がはいった事がありました。はじめは、「○○だけど、電話下さ〜い」という軽いのりだったのですが、途中から、声のトーンが暗くなり、不穏な雰囲気に‥‥。最後の方は、「どうして電話にでないのかな?いつも携帯持ってるって言ってたでしょ。どういうことなのか、キチンと説明しくれないかなぁ。オレの電話には、でないってことなのか」とかなり、切迫した雰囲気。どうやら、恋人にかけてたらしいのです。今度かかってきたら、間違ってますよと教えてあげようと思ったら、再び、その男の人からの留守電がはいりました。「もしもし‥‥(沈黙)、すみませんでした。この間から、間違いましたっ!」ほっと胸をなで下ろした私でした。しかし、「この間から、間違いました」も言いまつがってるし‥‥。(ぽん)


取引先の担当者に電話を掛けたが、あいにく不在。取り次いでくれた人が「すぐに戻ります。戻り次第、掛け直させますので番号をお願いします」と仰るのでこちらの番号を伝えました。しかし待てど暮らせど電話は来ない。業を煮やして再度電話しました。先方は「いやー、何度掛けても留守電なんです‥‥」と。んんん??「おかしいな何番に掛けました?」と聞くと「○○○の××××です」って。あちゃー、自宅の番号教えちゃいました。(お出かけ中)


勤めている会社の経理は電話をかけるときに短縮を押さずに番号だけ押して、よく110番にかけてしまうそうです。そして一方的に用件を話して切ってしまうらしいので、今までに2回、警察から注意するように電話があったそうです。考えてみれば、危険な番号は他にもあります。(kotobuki)


「時報って何番だっけ?」と友人に言われて速攻で「110だろ」と、言ってしまった私。しかも、友人が110に電話した後、友人は「刑務所につながったじゃんよー!」と。私も私だがこいつもこいつだな‥‥。(ゲン)

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