その284 (2004-11-24)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


北口にあったケンタッキーが別の店に変わっていた。「南口店は営業しておりますのでご利用ください」という張り紙。夫に尋ねる。「ねぇ、南口にケンタッキーなんてあったっき〜?」夫よ、そこまで笑うか?(ソラシド)


親友の彼氏が非常に感動するテレビ番組を見ていたときのこと。そんなによかったの?という質問に対して「俺の心の木琴に響いたわ‥‥」と感無量の様子だったらしい。楽器つながりではある。(彼は湯治をゆなおしと読んだ)


母と姉の会話。母「○○さんもこれまでに色々あったからねぇ‥‥ああいう人の一生をばらんはんじょうって言うんだろうねぇ」姉「あはは、お母さんそれを言うならはんじょうばらんでしょ」それ、二人とも微妙にまつがってます!(地球の平和を願う主婦)


電車の中で、近々結婚するらしい娘さんが母親と話をしていました。ダンナさんになる人はご両親のどちらに似ているかという話で、娘さんは「彼はお父さんとお母さんを割って2で割ったかんじやな!」と言い、そのまま話は続いていきました。‥‥割りすぎやろ!(ともこ)


先輩と後輩と、同時に話していたときのこと。ちょっと言葉遣いの悪い私は、からかわれた時に「ちげーよ(違うよ)」と言おうとしましたが、先輩に対してそれはマズイ、と思い「ちげーますよ!」何かが違う。(シャッターチャンス)


むかし、友達から聞いたグランドホステスさんのお話。ある航空会社のグランドホステスがお客に予約状況を聞かれました。が、しかしその日はどの時間帯も満席。キャンセル待ちも取れない状況。彼女は心の中で思いました。(あっちゃー。この日はちょっとヤバいなーー。おっと。いかん。いかん。敬語。敬語)彼女は一拍置いて丁寧な口調で話し始めました。「コホン。お客様。申し訳ございません。この日は少々、やぼうございます」(みにむ)


恋人とプールに泳ぎに行く約束をしました。「どんな水着がいいかな〜」という私に、彼は思案顔で「僕はね、あのファラオが前についてるやつがいいと思うな」と。ファラオが前についてる水着!?パレオの間違いでした。(kao)


小学生の、授業参観の日。国語の授業で教科書を読み上げるよう指名されました。もともと早口だった私は緊張してもっと早口になり、「子供たちの帰った浜辺には」というところを「子供たちの帰ったはまはまはまはまはまはまはま」と、とまらなくなってしまってまいりました。(匿名希望)


私は現在、米国のマサチューセッツ州に在住しています。出来るだけ、この州名を言わないで済むように涙ぐましい努力を続けていますがいざ口から出ると、「マチャチューチェッチュ」気合を入れても「マサチューセッチュ」その度になぜか、具志堅用高氏の顔が思い浮かび里心がついてしまう毎日です。(チェッコリッサ)


お客様に会社の電話番号を案内した時、ゼロとレイが合体‥‥。「ゼロ、サン、の、○○○○のニー、レロ、レロ、ハチ」と言ってしまった!未だに職場の人に「レロレロ」とイジメられる‥‥。(レロレロさゆり)


この間、いやな役割を誰がするかで、じゃんけんをした時のこと。総勢7人。負けると面倒なことが回ってくるので、みんな真剣。気合満タン、ごくりと息をのみ、いざ!って時に友達のMさんがやってくれました。「さいごはグー!じゃんけんぽんっ!」いつ勝負がつくのさ。(最初にグーがいい)


低血圧な私は朝ノロノロしているので母の気に触るらしく、「遅刻したらダメません!」と叱られました。つっこむ元気はなかったんですけど親子なんでとりあえず通じました。(Bt)


こないだ彼とけんかしていた時、口の減らない私に対して、「そうやって口答えするから、ハラにサラが立つんだよ!」思わず笑ってしまい仲直りしました。(もと)


友達とファミレスで食事をしていた時、膝をくすぐられてムカっときた口の悪い私は、「ぼっ殺すぞ!」と叫んでしまった。今では仲間内で流行語になっています。(mony)


夫が、友人の車に乗っているときに、言い放ったらしいです。対向車線の運転手が携帯で喋っているのを見て、「ケータイでしゃべりながら電話してんじゃねーよ!」(まるね)


マウスパッドを買いにパソコンショップ行って、店員に「マウスペットはどこですか?」と聞いてしまった。店員は笑いを噛み殺しながら案内してくれた。恥ずかしかった!(ここに)


数年前、レストランに入り「ボンゴレ(スパ)」と注文した所ウエイトレスが一瞬困った顔をして一言。「すみません。うちにはボンカレーはおいてありません」「えっ?ボンゴレですけど‥‥?」と言うと、怒った口調で「ですからボンカレーはおいてありません!」ボンゴレと気づいた彼女は真っ赤になってあやまってきました。(たえ)


バイト先での、帰宅直前の友人と私の会話。友「今日は従業員出口、一般客出口、どっちから出るのー?」私「ん〜‥‥外から出る〜」成り立ってるようで成り立っていない会話‥‥。(一般客出口から外へ)


小2の娘のクラスでザリガニをつがいで飼うことになり、我が家にある水槽を貸してあげる準備をしていたが翌日娘は風邪をひいて欠席することになった。担任の先生に欠席の電話をしたとき、ついでに水槽のことも話そうとしたがまだ寝起きでボーっとしていたのととっさのことだったので慌ててしまい、「あっ、先生!それからあの‥‥イセエビの水槽‥‥」顔から火が出そうだった。似てるけどさ。(ヒロヒロ)


『悲しみよこんにちは』で知られるフランソワーズ・サガン女史が亡くなりましたね。お恥ずかしい話、実は男性かと思っていたので写真をしげしげと見つつ「サガンて、女性だったんだ〜」って言うつもりがどういったわけか「サガンて、日本人だったんだ〜」と実家で言い放ってしまいました。「わけわかんないこと言わないの」ってたしなめられてしまいました。(スペイン文学が好きです)


私は小学6年です。先生が去年の12月の体育の授業の終わりに、こんなことを言いました。「最近風邪が流行っています。ちゃんとうがらいをしましょう!」うがい手洗いを合体させてしまいました。(猫神)


人から聞いた話ですが、クールなバレエの先生が、イタリアンのお店で店員さんに、「ボラギノール」とすまして言ったそうです。その人はさぞかし笑いを堪えるのに必死だったことでしょう。彼女を思うといたたまれなくなります。(即席カルボナーラ)


自宅でピアノ教室をしています。高校生のAちゃんのレッスン。私「ドで始まるのは、ハ長調だったよね。じゃ、ファから始まるのは?」A「待ってくださいね、数えますから。(小声で)ハ、ヒ、フ、へ‥‥(自信たっぷりに)ヘ長調です!」いや、答えは合ってるんだ。偶然にも。でも「ハ、ヒ、フ、へ」じゃなくて「ハ、ニ、ホ、へ」って数えてね、Aちゃん。(ちこりん)


私の親友の彼のまつがい。同級生や同僚がばたばたと結婚していき、仲には寿退社する人も。「いいよね〜、寿退社か〜」などと話していたら彼が、「みんなさぁ、寿タイシャ寿タイシャ言ってるけどさぁ、‥‥どこにあんの?そんなに有名なの?」どこにもありません‥‥大社じゃないんで。(kumako)


職場で京都の食べ物の話をしていたとき。「千枚付け美味しいよね」などと盛り上がる中、うちの職場で一番若い事務ちゃんが、「私、あれが好きです!三ツ橋!」とうれしそうに言った。なぜ彼女の中で五つ減ってしまったのか、考えれば考えるほど笑えた。(ちょんぷー)


友人宅で育てているバジルが食べても食べてもどんどん育っているそう。「もう毎日きつねの追いかけっこよ!」と彼女。‥‥?「いたちごっこ」?(bazirico)


ある日、職場で話していたら‥‥。「あれなんだっけ?チョコに入っているオモチャの‥‥」「なんだっけ?」「うーーん?」と考え込む私と同僚。すると同僚が「あれだ!たまごエッグ!」私も同僚も名前がわかって大喜び。きゃーっ、きゃーーっ、言っていると、前の席から男性社員が一言ぼそっと、「たまご二つ続けてどうすんだよ」と。そう「チョコエッグ」でした。(りょう。)


友人たちと飲みに行って、2次会で、カクテルを注文したのですが、グラスの中につっこまれている「棒」が、カクテルを飲むのにじゃまでしょうがない。私「このドラマー、とっちゃっていいんかな?」友「ドラマー、だっけ?」私「‥‥‥‥マドラーや!」酔っぱらいの私は、すかさず、ひとくさり歌いました。「おいらはドラマー。やくざなドラマー。おいらが叩けば嵐を呼ぶぜ」(嵐を呼ぶ男)

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