その309 (2004-12-19)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


新しい携帯にしてから間違い電話が多いのです。今日もありました。「もしもし、じゅんこ?」その声は若い女性っぽかったです。一応「違います」と、寝起きの声で言ったら「じゃあ、たかし?」と。じゃあってなんだ‥‥。(イチヤナギ)


うちにも「まつがい留守電」がありました。サラリーマンぽい男の人の声で。「え〜、○○です。本日病院に寄らせてもらうということでお伺いできなかったのですが、検査の結果そのまま即入院ということになりました。ご迷惑をおかけしますが、またご連絡いたしますので」内容が内容なのに完璧なオトナ語で語られていて、記憶に残っています‥‥。(みな)


留守電の表示があったので聞いてみると、「コラ!お前どこで何しとんや!?早よ帰ってこんかい!」‥‥と、言われましても、今日は職場から出てませんし、さっきまで上司と昼飯食べてたので怒られる筋合いはありません。その後も何度か同じ番号の人から掛かってきて、同じような怒りの留守電が入っていました。どこのどなたか存じませんが、早く事務所に戻ってちゃんと仕事してください。(匿名会社員)


不気味な無言電話に悩まされていました。電話を取ると「‥‥グッチャ、グッチャ、グッチャ」という音が延々と続くのです。気味が悪いのでダンナさんに出てもらおうとするんだけど、ダンナが家にいるときは不思議とかかって来ません。ひとりのとき、またかかって来ました。「‥‥グッチャ、グッチャ」切ろうとして、んっ?何か声がする!「‥‥お疲れさ〜ん!」‥‥あれ?この声は‥‥耳をすますとさらに「‥‥そーそー、○○屋のお姉チャンがさぁ‥‥わははは」それはダンナの声でした。そこですべてがわかりました。ダンナがズボンのおしりのポケットに入れてる携帯が何かのはずみで、短縮NOを押し家に繋がってたんです。あの不気味な音はくぐもった靴音。なんちゅー人騒がせなっ!早速帰るなり「○○屋のお姉ちゃんがど〜おしたって!?」と詰め寄りました。(盗聴妻)


10年程前の事でしょうか。母に用事があったので学校の公衆電話から家に電話をかけました。母が電話にでたので、「もしもし、私ー」といつものように話をきりだすと、「あ、○○ちゃん(母の妹の名前)?いま母さんにかわるからー♪」と一気に捲し立てられ、電話の奥からは「母さーん、○○ちゃんから電話ー」と声が。祖母が出てから、「すみません、もう一回かわってもらえませんか?」「は?」「だから私、△△(私の名前)です。××(母の名前)さんお願いします」「はいはい、□□(母の友人の名前)さんね、××にかわりますね」その後誤解を解き、用事を伝えるまでに10円玉を幾つ消費したことか。目の前にいない相手に物事を伝えるということが難しいということを思い知った当時小学生の自分でした。(今ならオレオレ詐欺かと思われるかも?)

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