その390 (2005-03-10)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


今日友達と、天気について話していたときのこと。友「明日は晴れるんかな?」私「明日は雨やけど、連休は休みらしいで」(しんぷる)


修学旅行で添乗員さんが「顔から窓をださないで!」って言ってました。そのあと間違いに気づき、「バスから窓をださないで!」どっちもむりだとおもいました。(多分痛い)


友人と、彼女の母の形見であるというワニ皮のバッグとカメのバッグを手に取り眺めていたときのこと。「ワニもカメも輸入したのかねェ〜」「あ、でも今はほら、ナポレオン条約で輸入も難しくなったしね‥‥」ワシントン条約では?(うーにゃん)


好きな花の話をしていたとき。私「カスミソウとか好きやわ」友「あぁ、カスミソウ!仙人が食べるあれやろ」私「‥‥‥‥それって霞‥‥」仙人は草食か?(ユツ)


進学塾で教える夫。「俺がめざすのは日々のテストよりも、『合格』のひと文字やー!」「せんせ、ふた文字」と小学生から冷静なつっこみが。(なだ)


携帯を買い換える話をしていたら、友人が「え〜、どんなやつにするの〜?カメラ付き?電話付き?」電話付き?!(かよらん)


ピアノの先生の前ではいつも緊張していた小学生の頃、母に頼まれ「ピアノの調理をお願いしたいのですが‥‥?」と言ったあと何かが違うとわかるまで時間がかかった。(chiakit)


朝から新聞でチェックしていた情報番組を見損ねた母が夜、「しもた!今日『思いっきりテレビ』出るのん忘れた!」(マミ)


この前「クリーム鯛焼き半額」に釣られて店先に並びました。頭の中で「クリーム鯛焼き2つ、クリーム鯛焼き2つ」となんとなく復唱して待っていました。自分の番が来て口から出た言葉は「クリームたこ焼き2つ!」(まる@仙台)


忙しい最中に電話がかかってきて、「なんだよ〜!」と思いながら出たら、「はい」と言うつもりが「ない?」と言ってしまった。いきなり「ない」って、何が。(喫茶謎)


ある日のオフィスでの出来事です。外部から電話が掛かって来ました。女性社員が慣れた業務用ボイスで応対したのですが「はい、○○株式会社でごぜぇます」。回りの社員、全員が「江戸?!」と突っ込みたかったと口々に言っていたのが忘れられません。(へい、がってんだ!)


京都国立博物館資料管理研究室でバイトしていたとき、外線をとるときはフルで名乗らなければならなかったのですが、あまりの長さに舌が回らず、「はい、コクリツカンです」と略してしまったことがあります。何の施設なんだか。(カシミヤ)


昔、会社勤めをしていた頃1年後輩の女の子が、いつも笑わせてくれました。ある日上司が新幹線のチケットを頼んだときのこと「グリーンじゃなくていいから」と言われて「じゃあ何色がいいんですか」と大まじめに返しました。(いろんな色の席があるのね〜♪)


「すいませ〜んプリントに電源入れてくださ〜い」と大声で、言ってしまいました。もちろんプリントに電源なんてありません。プリンタです‥‥。(PCインスト)


母の職場での事です。仕事ももう終わりの時間に近づき、職場のみんなの湯飲みを下げようとしたときのこと。「もう飲み終わった?」ってのと、「もう洗っていい?」ってのがごっちゃになって「飲んでいい!?」と聞いたそうな‥‥。(さすが母。)


お酒の仕入れをしてる友達が、酔っ払って「この酒、原価はこんなもんだけど、店でだすときのマンハッタン価格だと何倍にもなるんだぜ!」と言ってました。きれいな夜景が見えました。(ショート)


先日、会社の同僚がある新型車の発表会に取材に行って来ました。「あのクルマってスゴイんだよ、トヨタの技術を撤収して作ったんだって!」(よこあきX)


社内販売会でレジ係をしていた時のこと。その日は大入り満員でレジにも長蛇の列。雑然とした会場で、「2900円になりま〜す」「1万とんで300円で〜す」と大声を張り上げ、調子よく次々にお客さんをさばいていたのですが魔が差したか、あるお客さんの時「5000円になると思いま〜す」と叫んでしまった。予想金額発表されても、ねぇ?(石田)


昨日の夕飯の出来事です。日頃食べているときに、父は母によくちょっかいをだします。その日は、父がなにかのはずみで母の腕を叩いてしまいました。叩かれたのが痛かったのか、母は一言。「DVDだ!」父は食べたものを噴出し、私と姉、そして言った母自身も大爆笑しました。本当は「DV」と言いたかったそうです。(いわ)


不眠症気味の私が眠れないなぁと言うと夫「じゃぁ、ちょっと殴ってあげようか?一発で眠れるよ〜」妻「それってさDVだよ」夫「そうだね〜、デンジャラス・バイオレンスになっちゃうねぇ‥‥」お腹が痛くなるほど笑い転げてますます眠れなくなりました。(デンジャラスな夫を持つ妻より)


父がケンタッキーのドライブスルーで私たちへのお土産を買った時の話です。「チキン○個と、アイスのいちごとバニラとストロベリーを1個ずつ」「‥‥?」「だから〜、いちごとバニラとストロベリーをください!」「‥‥バニラ1つとストロベリーを2つですね?」「いやいや!いちごとバニラとストロベリーです。‥‥もういいよ!何でも!」そして家に帰って来て「まったく、自分の店の商品を覚えてないのか!」と憤慨していました。母に指摘されて初めて「いちご=ストロベリー」とわかった父は昭和ひとケタ生まれ。お土産ありがとう。(苦労かける)


ある日、お尻に激痛が走りました。熱をはかると39度。慌てて医者に行くと、麻酔もなしにお尻の穴にメスを入れられました。診断は、「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」。1週間は安静に、と医者に命じられ会社を休むことに。母が、会社に電話をすることになりました。「お世話になっております。**の母でございます。実は娘が、肛門脳腫瘍(こうもんのうしゅよう)になりまして」おいおい、いくらなんでも肛門に脳腫瘍はできないよ!と突っ込む私。ところが、電話を取った私の上司の耳には「脳腫瘍」しか聞こえていなかったのです。会社は大騒ぎ。(どり)


留守番中に母から電話があり、「帰りがちょっと遅くなるからスパゲティ茹でといて」と言われました。しかしどこにもスパゲティなどありません。何もしないままでいると、そのうち帰ってきた母は「ほうれん草茹でといてって言ったでしょ」一字も合ってなかった。電話線通ってくる間に次元が歪んだようです。(銀狐)


片思いの彼に告白するべく、いきおいよく背中に抱きつきました。なのに咄嗟に「おかあさん!」と言ってしまいました。十八の頃の精一杯の背伸びです。(日本橋ボウヤ)


『言いまつがい』文庫化決定!新潮文庫さんから『オトナ語の謎。』と一緒に3月28日発売です!くわしくはこちらのページをごらんください。文庫がでるのであのみょうちきりんな形の単行本は絶版となります。お買いのがしのないようにお求めくださいねー!

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