その401 (2005-03-21)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


昔、うちの弟がテスト勉強で、「源頼朝は源氏」「源頼朝は源氏」と声に出しながら暗記しようとしていました‥‥。(ひがしっくす)


言いまつがいなのでしょうか。先日母が、騒いでいる孫にむかって「静かにしないと魔女の宅急便がくるよ!」と脅していました。来たらうれしいですよね。(う)


まつがいかどうか微妙なところですが、ある駅の前のちょっとした広場にゴミ箱があったので、ゴミを捨てようと思って近づいたら「あき缶」「新聞・雑誌」などと並んで「燃えるゴミ」と「燃やすゴミ」と書いたゴミ箱が二つ並んでいました。少し迷って、「燃えるゴミ」に入れました。(ふいづ)


小学校一年生の甥っ子がヨン様こと、ペ・ヨンジュンさんのことを「ヨンさん」と呼んでいた。別にまつがってはいないんだけど‥‥。(ゆしば)


とある本を前に家族で会話していた時のこと。母が「その本、その人(作者)がいくつの時に書いた本なのかしら?死ぬ前に書いたのかしらね?」と言いました。返す言葉に詰まった私を横目で見た父は「そりゃまぁ生きてるうちに書いたんだろうな」とさらっと返しました。(父より母とのつきあいが短い娘)


早朝に電話が鳴り、出ると「カンガルーですが!キリンさんからのお荷物をお預かりしているのですが」寝ぼけた頭は「カンガルーが‥‥?キリンさんの荷物を‥‥?」と動物奇想天外状態。カンガルーの西濃運輸の人が、キリンビールに勤める友人からの荷物を届けたいが、友人の書いた住所が間違っていたので、その確認のために電話をくれただけでした。(こばこ)


母と姪の話。食欲満点の1歳半の姪。母は3人の娘を育てたけど、こんなに食欲旺盛な子どもは今まで見たことがないらしく、相当困ったそうです。「そうだ、食べる以外にも楽しいことがあるって、教えればいいんだわ」と考えた母。1歳半の孫に向かって「何か楽しいことをしましょう」と言うつもりが「何か趣味を持ちなさい!」と言い放ったそうです。考え方は合っているけど、子ども言葉に翻訳してよ‥‥。(あーちゃん)


とてつもなく筆不精な彼氏が、唯一届いた私の年賀状に感心なことに返事の年賀状をくれましたがニワトリの絵に鳴き声が「クエーッ!」ニワトリって「クエーッ」て鳴くんでしょうか?なんか惜しい気もするけど‥‥。(それはチョコボールのキョロちゃんだろう)


何かまつがってると思ったこと。先日クッキーの詰め合わせをいただきました。うれしそうに「開けてもいい?」と聞く息子。包みを開けてカンのふたを開いて曰く「やったー!プチプチマット!」クッキーよりも緩衝材?(お母さんはクッキー派)


まつがいなのかよくわからないのですが、朝が超苦手な夫のこと。夫の朝苦手っぷりは半端でなく、ほとんど人間として機能していません。紅茶に砂糖を入れてあげてもスプーンでかき混ぜることすらできないんです。もちろんヒゲも剃れないので、前日の夜に剃ってます。朝ごはん食べるなんてとんでもありません。でも先日パン屋で食パンを見たらどうしても食べたくなったらしく買ってきたのですが、「これ朝トーストにして食べる」と言ってから「そんなこと俺には無理」と気付いたらしく、ひげ剃った後夜寝る前にトーストを食べていました。別にいいと思います。(りきゅう)


決してまつがいではないとは思うんですけど‥‥。友人から聞いた話ですが、漫画コーナーで『沈黙の艦隊』を読んでるお父さんが息子に「それどんな話なん?」と聞かれて、お父さんは「『ボカーン!ボカーン!』て話や」って答えたそうです。あんな難しい話を、たったふた言で要約されてしまった作者のかわぐちかいじが少し不憫でした。(恵)


先日、喉が痛くなったのでうがい薬でうがいをしようとしたときの母の一言。「そのうがい薬きついから濃いめに薄めて使ってね」意味はわからなくもないがなんか腑に落ちない。(ito)


マンションのエレベーターに乗り合わせた同じフロアの方が、私の娘(4歳)を見て、「大きくなりましたね」とおっしゃいました。私は、「ええ、1メートル近いんです」とこたえました。娘は、黙って指を4本差し出してみせました。(MAD)


バーゲンで、ねらっていた黒の革のコートを見事ゲット!うれしくって4歳の息子に「似合う?」ときいたら、少し考えて「男らしい」。ほめ言葉なんだろうけど、微妙にへこみました。(ショートカットの私)


友人は履歴書の父親の職業の欄に「社会人」と記入していた。間違ってはいないけど‥‥。(お父さんは会社員)


先日、JR北千住駅構内のトイレ(婦人用)を利用しようと中に入ると、並んだ個室のドアに「洋風」「和風」という表示がありました。「風」の問題ではないと思うのだが‥‥と思いつつ「洋風」を利用いたしました。多分「まつがい」なのだと思うのですが。(トイレで考えさせないで!)


某古本屋さんにて。60代ぐらいのおばちゃんが、若い店員さんに「古事記ありますか?」と訊いていました。店員「こじき‥‥ですか。作者名は?」おばちゃん「作者‥‥?古い本なので‥‥」「岩波文庫で出てますよ」って教えてあげたくてうずうずしました。(ちこりん)


友達と自分の家の車の色の話をしていた時、私は色の名前を度忘れしてしまい、苦し紛れに「あの、ほら、灰色でラメが入ったやつ‥‥」と言ったら「シルバーと言え!」と即効でつっこまれました。(銀色)


私が小学生の時、インコを飼いました。死んでしまった時、庭に埋めたのですが、埋め終わって兄が一言。「次のインコが死んだら、隣に埋めてあげようね」兄よ、まだ飼ってもいない次のインコを勝手に殺さないで〜。(ピーちゃん)


子供の予防接種に行きました。しばらく廊下で待たされる母子、母子、母子‥‥。そのうち飽きてきた子供たちはそこかしこで騒ぎ出しました。何度注意しても静かにならない子供に、あるお母さんが言い放った。「言うこと聞かないと注射されるんだから!」言うこと聞いても確実に注射です。(ぐっち言う象)


言いまつがいではないのですが‥‥。受験生の娘がとても冷え込んだ試験当日、受験会場へ行く途中の小学校を通りかかったところ、児童玄関の入り口に「滑らないように気をつけましょう」と、でかでかと書いてあったそうです。心配してくれてどうも有り難う。(当日は氷点下でした)


イベント嫌いの硬派な彼氏から「今日、ホワイトデーだよな」と電話があった。うれしくなって、「うん。ホワイトデーだよ。何か言うことあるんじゃない?」とラブラブモードで切り返したら、少しの沈黙の後、「おめでとう!」と言った。(この場合の正解は、「好きだよ」じゃないのか?)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる