その407 (2005-03-27)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


母のまつがいです。夕食時、食器棚からお茶碗をだして、ご飯をよそって、食器棚にきっちりしまってました。ガラス戸の向こうで湯気を立ててる白米の美しさよ‥‥。いつ食べんの?かく言う私も、夜、トイレのドアを開けて、電気のスイッチを入れて、ドアを閉めて、スイッチを消して、真っ暗になった事に、めっちゃ驚きました。自主停電。(yum)


友人へ宅急便を送ろうと車のエンジンをかけたところで住所を書いたメモを忘れたことに気付き、戻るついでに車に積みっぱなしだったクリーニングを持ってまた門を開け、わんこの頭をなでて家に入り、クローゼットにしまって、再度ブーツを履いて鍵を閉め、わんこの頭をなでて門を閉めて、エンジンをかけたところであれっ?メモは?また門を開け、わんこの頭をなでて家に入り、ついでにスーパーにも寄ろうとチラシを見て買うものをメモしてまた車に戻って、あれっ?エンドレス‥‥。(109)


私はお風呂で、たいてい1.洗髪、2.体を洗う、3.洗顔、4.歯磨きの順ですることにしているのですが、今日は何を思ったか、うっかり「2.体を洗う」から始めてしまい、勢いでそのまま「3.洗顔」まで行ったところで、「歯磨きは仕上げ!」と思い直し、1に戻って洗髪をしたら、流れで無意識に2に突き進み、再度体を洗ってしまいました。そこで、「おっと、いけない、このままだと2回洗顔しちまう、3の洗顔はスキップしなくちゃ」と用心しつつ、歯ブラシに洗顔クリームをつけてました。(たまごっつ)


私の友達は以前食堂でバイトをしていた時「カレーください」と言われカレーだけを皿によそって差し出しました。彼女はすぐに皿洗い担当に変えられました。(Tさんの友達)


仕事中白衣を着ています。先日、白衣にコーヒーをこぼしてしまったので、替えのものに着替えることにしました。まず白衣を脱ぎ、ロッカーを開け、ロッカーの中に白衣のポケットの中身(ペンやらハンカチやら)を置き、新しい白衣を着ました。そこまではよかったのですが、白衣の中身をまつがえてコーヒーがかかった方の白衣に詰め込み、そのまま洗濯場へ投げ込んでしまいました。ペンやら何やらが派手に音を立てたので、さすがに気づきました。(ハナコンダ)


電車のシートに座っていたところ、おばあさんがやってきました。「席譲ろうかな〜、でも恥ずかしいな〜」と思いながら、おばあさんをボーっと見ていたところ、電車は発車。その衝撃でおばあさんはバランスを崩してしまい、横の棒に、はしっ!つられて私も、はしっ!つかんでしまった左手の処理に困り、そのまま勢いで立ち上がっておばあさんに席を譲ったのでした。(でもいいことができたのでよかった)


伯母は電車から降りる時に履いていたハイヒールが片方脱げてしまいました。電車内に残されたハイヒールも不憫ですが高さを合わせるために片足つま先で歩き続けた伯母も不憫です。(あっちい)


仕事のデスクの上ペン立てとコーヒーを入れたカップって大体近くになっちゃいませんか?そのためしょっちゅうペンやはさみがコーヒーの中にドボンします。(claudia)


学生の頃、奈良に住んでおり、奈良公園の側を通って通学していました。私「今日は多いねぇ(人が)」友「本当だ、多いねぇ(鹿が)」私「やっぱり、休日だからかな」友「え、休日だと多いの?(鹿が)」私「だって、観光地だもん」友「え、なんで?」私「なんでって、観光客が来るじゃない」友「あー、それで(鹿がせんべいをもらいに)出てくるんだ」私「(観光客に対して)出て来るって、失礼だよ」友「え?失礼?(鹿に)」私「いらっしゃるとか、来られるとか」友「鹿に?」私「え?」友「え?」(主語は大切)


2年ほど前、東京に住む妹から名古屋に住む私に「娘(4歳)のボーイフレンドの誕生日プレゼントに森伊蔵をあげたいんだけど、手に入る?」という電話があった。森伊蔵といえば、プレミア芋焼酎として名高いが、かつて鹿児島の酒屋にはつてがあり、なんとか手に入れることができた私は、「すぐには手に入らないので、1ヶ月ほど待って欲しいけど、娘ってまだ幼稚園だよね?」妹「一度幼稚園に持っていったら気に入ったみたいで、欲しがっているんだよ。値段は幾らくらい?」私「へ〜(まさか幼稚園児が飲むわけではないから、父兄会か何かで妹が持っていったらその親が欲しがっているのかな?)。ひとつ2〜3万円位になるけど」妹「そんなに高いの!!どこで売っているの?」私「酒屋かな〜。製造元ではインターネットで抽選販売しているよ」妹「あれが〜!?酒屋で〜?!なんでそんなところで売っているの?でも手に入ったら、今月末までに送って〜。娘が幼稚園に持っていったらボーイフレンドが喜んじゃって」などと、話が噛み合わない状態が4、5分続き、最後に妹が、妹「送ってもらうのは、キッコロではなくモリゾウの方ね」私「‥‥」その年の正月に名古屋土産として、当時はまだレアであったキッコロ&モリゾウのぬいぐるみを姪にプレゼントしたことを思い出し、すべてを了解した私は、翌日、愛・地球博のグッズ売り場から、モリゾウのぬいぐるみを妹のところに宅配してあげた。「森伊蔵」と「モリゾウ」携帯電話では聞き分けにくい。(芋焼酎)

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