その424 (2005-04-13)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の勤務先の中学では、生徒たちを本場の英語に触れさせるためアメリカ人の先生を学校に常駐させています。先日、たまたま廊下ですれ違って「Howareyou?」と声をかけられたのに私の口から出たのは「はい!Howareyouです」中高6年間、しつこいほど毎回授業前に「Howareyou?」「I'mfineThankyou.」と英語の先生と繰り返ししたやりとりを私はまったく身に付けていなかったってことですね。次から彼は私とすれ違うときにはたどたどしい日本語で「オゲンキデスカ?」と話しかけるようになりました。(結果オーライ?)


バイト先の教え子がナイスなまつがいをしました。「私の妹は犬が好きではありません」という文章を英訳する問題をやらせたら、「Mysisterdoesn'tlikegods」この不信仰娘っ!!(猫背)


私の高校の先生が学生だった頃の話。「なるほど君の言うことはもっともだ」という文を英訳しろといわれて「Mr.Naruhodo...」と書いた輩がいるそうです。(がら)


高校の英語の時間、先生にあてられた男の子が、「pinetree(松の木)」の訳を聞かれ、「パイナップルの木」と自信満々に即答していました。そんな日本語聞いたことない‥‥。(りす)


海外旅行先のマクドナルドでの出来事。レジまでストローをもらいに行った母が店員に向かって一言。「Pleasecallmestraw!」(私をストローって呼んで!)いきなり自己紹介してどうする、おかん!「call」じゃなくて「give」だよ!(ストローの娘)


中学校で英語教員をやってるんですが、数年前、単語を覚えるのが不得意な生徒ばかりの学級で、単語の復習をしていました。「それじゃー、『leave』の単語の意味がわかる人?」英語の授業に積極的に参加している生徒が、「はい、『かつら』」「へっ?かつらっていう単語教えたかな?かつらは『wig』だよな」と考えていたら、頭の中にあの和田アキ子のコマーシャルソングが流れました。「♪リーブ、21!」(みすたー)


中学の頃、塾で英語の勉強をしていました。友達が「GROUP」という答えを言った後、先生が「じゃあ、つづりは?」と聞きました。するとその友達は自信ありげにこう答えました。「ジー、アール、オー、ユー、プ!」「グループ」の「プ」が混じっちゃったのです。(いく)


英語の授業で「woodenleg」というのが出てきて先生はそれを「木製の足」と言われたのだが離れた席の子たちが「今、先生なんて言った?」「『モクセイのアシ』って聞こえた」「え?足?なんで木製?もしかしてワシじゃないの?」「じゃぁモクセイじゃなくて剥製(はくせい)のワシでしょう」と一斉にメモっていた。義足のことだったようなのだが‥‥。(でこちゃん)


高校の頃、英語の試験にて。「Whenhearrivedthere,theshiphadalreadylefttheport.」この訳、正解は「彼がそこに到着した時、船はすでに港を出ていた。」だが、友人の解答は「彼がそこに到着した時、港で羊はすでに左を向いていた」‥‥言いたいことがわからないではないが。(大谷)


海外に在住していますが、親には内緒で帰国したことがあります。息子(10才)といっしょだったので、子供だけ先に玄関に立たせました。1年ぶりに孫の顔を突然見てかなり驚いたのか、私の父は突然「オー!ゴーホーム!」と叫びました。驚く息子。ちなみに父の英語力も息子の日本語力も同じぐらいのレベルです。(帰国子男)


イタリアで建築を勉強中。授業で先生が、遠近法の焦点「Puntodifuga」と言おうとしたところ、「Puntodifiga」と言ってしまい、生徒達が大爆笑。後で辞書を調べたら、「figa=女性の性器」とありました。(これってR指定かしら?)


これは、言いまつがっているのではなく、発音が悪いだけなんですが‥‥。新婚旅行でアメリカ東海岸を南から北へと縦断しました。フロリダのホテルのレストランでのこと。灰皿を頼もうと思った私は、煙草を口に加えて吸い込むジェスチャーを交えながら、「Anashtray,please!」と、とても英語らしい発音でウエイトレスに言いました。すると彼女は「Sure!」と元気に答え、にっこり笑ってストローを持ってきてくれました。「アシュトレー」が「ア・ストロー」に聞こえたわけ?どーゆー耳をしてるんだろうね、まったく。爆笑しながら灰皿を頼み直してくれたカミさんに、「俺はもう(訛りのひどい)南部の人とは話さない!」と豪語した数日後、北部のボストンでホテルのコンシェルジュに地図を頼んだら、「掃除をするのか?」と怪訝そうに聞かれました。俺はMapって言ってんのっ!Mopじゃないっつーの!!(俺の英語、ドイツの南部では通じたよ)


地下鉄ホームでの出来事。金髪碧眼の男性がこちらに近づいてきました。それに気づいた瞬間、脳内ではすでに「わたしは英語わからないから、やり過ごそう」という指令が出ていたため、金髪碧眼の口から「名古屋駅に行くには、この電車でいいですか?」と流暢な日本語が流れてきた瞬間、逃げ出していました。逃げだしながらも「あっ、今の、日本語だった」とわかったのですが、もはや後には引けませんでした。(bw)


高校時代、友人のJ子が某大学の英文科を推薦受験することになりました。面接試験では、試験官に英語で質問されることがたまにあり、その時は英語で答えなければならないというのが通例となっていたのでJ子もそれを想定し、試験に挑みました。そして迎えた試験当日。ガチガチに緊張していたJ子に最初に投げかけられたのは「あなたの、高校での思い出を教えてください」という日本語での質問だったのですが、英語での応答とばかり身構えていたJ子は面喰ってしまいあまりの緊張で質問が何だったかすらぶっ飛んでしまったらしく、つい英語で「pardon?」と聞きなおしてしまいました。試験官は苦笑いしながら、今度は英語で同じ質問をしてきたので余計にあたふたしてしまったそうです。(ぱあこ)


外国人のダーリンを呼ぼうと思って、咄嗟に「Mum!」と言ってしまいました。生まれてこのかた、母のことを「Mum」と呼んだことはありません。(タコリーナ)

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