その470 (2005-05-29)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


前から欲しかった本(上下巻)を古本屋で発見。喜んで上下セットで買って帰り、帰宅後よく見てみると下巻2冊を買っていました。店員さんもつっこんでくれればいいのに。その古本屋では上巻はもう売り切れてしまったそうなのでamazonで注文したら、届いたのはまた下巻‥‥。そんなわけで下巻から読んでます。案の定、意味がわかりません。(ゆきえ)


いつもは家でDVDばっか見てる私。久しぶりに映画館で映画を見ました。スピード感あふれる緊迫した場面で「うおお!今の場面もう一回!」とありもしないリモコンを操作しようとして右手がモゾモゾ動いてしまいました。(にゃほこ)


某美術大学の陶芸科に在籍していたのですが、アトリエはだだっ広いのに、粘土が早く乾燥しすぎて作品にひびが入ってはいけないので真冬でも暖房はナシでした。あるのは手元を暖める小さな石油ストーブだけ。その日も、同級生達と一緒に「粘土練って冷たくなった手にストーブはありがたいねぇ!」と、心底ほっとしながら温まっておりましたが、じつは灯油はとっくにカラになっていてそこにあるのは色だけ赤い金属の器具でした。(いり)


中学生の時のことです。高校受験のためふた駅先にある塾に通っておりました。ある寒い冬の日、お気に入りのコートを着て電車に乗り、塾に出かけました。フードの部分が大きい、魔法使いが着るローブのようなコートです。教室に着いてコートを脱いだ時、それに気づいたのでした。なんとフードの中に、ハンガーが入っていたのです。来るまでに何人の人がそれに気づいていたのかと思うと、穴があったら入りたい気持ちでいっぱいになりました。(よう)


私が某社に入社して、2年目を迎えた春、いまいる自分の会社から、新卒者用の会社案内が送られてきました。「もう入社してるのに、まつがって送ってきたよー」と家族で笑っていたところ、しばらくして人事部から「書類選考に通ったので、筆記試験を受けに来て下さい」との電話が!「あのー、もうそちらの社員なんですが‥‥」と言うと、相手も絶句。こんなことってあるんですね〜。(ルビー)


小学校の教員です。「落とし物」担当の私の所にはポケットティッシュなどもたくさん集まります。引き取り手がいないことが多いので、自分で使うことが多いのですが‥‥。机に少しコーヒーがこぼれたので拭き取ろうと1枚取り出しました。「やけに分厚いティッシュだな?」とよく見るとそれは携帯用のナプキンだったのです!幸い誰にも気付かれませんでしたが、その袋には「薄型」と書いてあったのでした‥‥。(よく吸い取ったではあろうけど‥‥)


Tバックのパンティを違う穴からはいて出社してしまったことがあります。今日は下着がちょっときつめだけど、太っちゃったカナ、くらいに思いトイレにも何度も入ったのですが、それ以上疑問も抱かずそのまま1日をすごし、夜になってお風呂に入ろうとして脱いだ瞬間、すべてを悟りました。これってありがちじゃない?と友人にきいても誰も同意してくれません。(いり)


私は、多分とても疲れていたのです。干してあった洗濯物からそのままパンツを取っておふろへ。そして気持ちよく汚れを落とし着替えて、朝まで爆睡しました。朝股間に違和感を感じ、覗いてみると、なんとヤモリの赤ちゃんを産んでいたのです。本当にその時はそう思いうろたえました。よく考えると干してある時にきっと休んでいたのですね。しばらく、動揺は消えませんでした。しかも死んでいた。(ハヤシ)


会社の宴会が少し遠い店でありました。夕方の混み合う時間帯に会社の数人と連れだって電車で移動。目的地の駅に到着。混み合う改札から少し離れたところで全員の顔ぶれを確認しましたが、一人の先輩が見当たりません。しばらくして出てきましたが、遅れた理由はまつがいによるもの。流れにのって自動改札機を通過するとき、自分は切符を入れたのに、次の人の定期を持って出てきてしまったそうです。先輩が気づいた時には、すでに7〜8人は別人の定期を持ったまま流れてしまっています。先輩が慌てて後ろの人に定期を渡したところ、すぐには事情を飲み込めないその人は恐縮して謝っていたそうです。その人は自分の後ろの人に、その後ろの人はそのまた後ろの人へと謝りながら定期を返していきます。被害者の皆さんが、一番悪いのが誰だか気づく前に逃げてきたと、不埒にも笑いながら私達に報告してくれました。私達も急ぎ足でその場を後にしたことは言うまでもありません。(玄関定期派)


以前勤めていた会社の横の自販機は、よくまつがえてくれました。120円の缶コーヒーを150円入れるとおつりが十円玉4枚だったり、120円ちょうど入れたはずなのに、チャリーンと10円のおつりがあったり、200円入れたのにおつりが90円と、しょっちゅう10円多く出ました。一番すごかったのが、千円札を入れたときジャラジャラジャラとすごい音とともに百円玉9枚と十円玉が16枚出てきました。この間久しぶりにダンナと近くを通ったので、私が150円入れて缶コーヒーを買うと、40円のおつりが出ました。それを見てだんながおもしろがって「俺も挑戦」と言って同じ自販機で同じ缶コーヒーを150円入れて買うとおつりはちゃんと30円でした。そして、その足で食券を買うシステムのお店へ行きました。私が630円のラーメンを買おうと630円ちょうど入れるとなぜかおつりが、80円出てきました。「なぜだ?」と言いながらダンナも同じように630円ちょうど入れてラーメンのボタンを押しましたが、おつりは出てきませんでした。どうやら私が自販機にふれると壊れるみたいです。(かなり得しているハズ?)


午前中のお出かけは忙しい。自転車を突風のようにこぎ、息せき切って会場に駆けつけると。流れる汗を拭く間もなく、手提げの中の携帯のバイブがブゥーン、ブゥーン!「スミマセン‥‥」と頭を下げながら、手下げに手を突っ込むと、鈍く金色に光るカナブンがっ!仰向けになって、もがいてると思ったら、飛んでいきました。これは、何まつがいというのでしょうか?「ぎぇっ!」と叫んであたりを見回した時は、ひとりぽっちでした。(みちょんた)

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