その549 (2005-08-16)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


何年か前の話です。朝会社に着いてふと気付くと携帯に留守電の表示が。「誰だろ〜」と思って留守電を聞くと、見知らぬ男の人からのメッセージ。「○○です。今、銀の鈴広場にいます。来てくれるまで待っています。君を思って曲を作ったので歌います」そして○○さんの歌がはじまり、留守電は曲のサビに到達するまでに切れました。もちろん、私の知り合いに○○という男性はいません。(ちょっとドラマちっく?)


以前、同じ人からの間違い電話を日に何件も受けたことがありました。数回目に受けたときに、私「どちらにおかけなんですか?」相手「××××ー○○77番の△△商事にかけたいんですけど」私「ウチは○○71番ですから番号違いですよ」相手「そうでしたか、すみません」数秒後、またその方から電話が‥‥。「だから、番号間違ってますよ」と言うと、「あなたが○○71番って言ったじゃないですか!」とキレられました。(やこ)


祖母宛のセールス電話に孫の私が出たときの事です。相手「○○さんのお宅ですか?」私「はい、そうです」相手「失礼ですが、奥様ですか?」私「いえ、違います」相手「では、娘さんですか?」私「いえ、違います」相手「‥‥‥‥‥‥」私「‥‥(あれ、黙っちゃった?)」相手「あ、あの、すみません、どちらさまですか?」いや、それはこっちの台詞です。(はじめに用件言ってくれ)


母と二人でお昼にテレビを見ていたところ、電話が鳴りました。私のほうが電話に近かったので、私が出ることに。母は、「なんかの勧誘じゃったら断って〜」と。電話に出たところ、案の定なんたらの勧誘でございました。淡々と返事をしていたところ、「奥様でいらっしゃいますか?」このパターンはよくあり、イイエと答えると、「あっ、娘さんでしたかっ」といわれるのが常でして。しかしながら今回は「奥様でいらっしゃいますか?」ときかれ、イイエと答えたところ、「あっ、おばあさまでしたか!?」こんなの初体験。冷たく「イイエおばあさまでもないです」と答えたりました。電話の奥でかなりあせっている様子が伝わってきました。娘と訂正された後でも、淡々とお断りさせていただきました。おばあさまって!(まだまだ19歳)


我が家は、私、弟1、弟2の三人兄弟です。私が中学生くらいの頃、電話に出ると「○○(苗字)君いますか?」「君」ってことは、弟のどちらかだろうな〜と思い、「どっちですか?」と聞いたところ、しばらくの沈黙の後に「わかりません‥‥」と答えられてしまいました。クラスメートに名前を覚えられてない弟が不憫でした。(その後、学年を聞いて、ちゃんと取次ぎました)


ちょっと前の事です。仕事が忙しく、ヘロヘロで家に帰ると宅配便の不在通知が届いていたので「土日に受け取るように自動受付センターに電話しておこう」と、さして意識せず電話をかけました。女性のアナウンスで「○○センターです」という声が聞こえて、何度聞いても作ったような声だなぁ、とふと思い、その電話をつなげたまま、女性アナウンスの口まねをやりました。すると不審がった声で「もしもし?もしもし?」と電話から聞こえてくる。‥‥そうです、私がかけたのは「自動受付センター」ではなく普通の窓口だったのです。その女性も明らかにテンパっており、二人してオロオロしながらなんとか済ませましたが、私はその後数日間、電話をかけるたびに思い出しては凹んでおりました。(えあー)


今から何年か前のことです。時間は11:50。空腹のピークで、あと10分でランチだぁ、と思っていたそのとき電話が鳴りました。出てみるとそれは外人からでたどたどしい日本語で「ミソバター、お願いしまーす」と。あぁ、ラーメン屋か何かと間違えて出前注文をしているんだなと思い「こちらは○○(会社名)ですが」と言ったら、「ハイ。ミソバターお願いしまーす」とまた繰り返します。どうしよう外人だからあまりよくわかってないのかもと思い「すみませんが、こちらは○○という商社なんですが」と言うとまた「ミソバターお願いしまーす」と。誰か英語ができる人に英語で説明してもらおうとまわりを見回して気がつきました。隣の課にいたんです、オバタさんという女性が。外人さんは、「ミス・オバタ」を流暢な発音で言っていただけでした。聞きまつがったのはわたしだけど、スとオをくっつけて言う方が悪いんだ!‥‥と思うことにしました。(豆)


私の娘の同級生に隆一君という子がいます。そのお母さんは美智子さんといいます。ある日その美智子さんから私の留守中にメッセージが残っていました。「もしもし、睦子さん?美智子です。隆一の母親の息子です‥‥あ、ちがった」(睦子)

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