その590 (2005-09-26)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


友人とロンドンでタクシーに乗りました。名門女子大の英文学部の彼女は高らかに、「バッキンガム・キューデン!」と行き先を告げましたが、何度言ってもドライバー氏は「???」友人よ、「BackinghamPalace」だ。英語では。(しおり)


友だちから聞いた話です。その友だちは中学生の頃アメリカに3週間ほどホームステイしたそうです。ある朝、ステイ先のお母さんに「朝ごはんは何にする?」と聞かれ、彼女は「シリアル!」と答えたかったそうですがどうしても「シリアル」が出てこない。一生懸命考えて出てきた言葉は「トレイシー」。なんとそれは、その家で飼っていたネコの名前でした。お母さんのびっくりした顔が忘れられなかったそうです。(まる)


オーストラリアに旅行に行きました。久しぶりのホストファミリーとの再会!うれしくて、弟分のMと色々としゃべっていた時のこと。M「いつ免許取ったの?」私「18才で運転免許とったから‥‥もぅ、2年前だね〜」M「じゃぁ‥‥今は‥‥」私「yeah,nowI'mtwelveyearsold!」私の一言を聞いた後にみんな大爆笑。そう、私は12歳ではなく「twentyyearsold(20歳)」なのでした。もっと英語を勉強しようと心に誓いました。(真)


夏休みにホームステイでアメリカに行った後輩。ホストファミリーと一緒にケーキを作っていました。小麦粉100グラム、バター100グラム。あれ、砂糖はどのくらい入れるのかな?そこで彼女はホストファミリーに聞きました。「イズディスナングラム?」(さち)


英語圏に住んでいます。先日、新しく買ったデオドラント(制汗剤)を試してみました。しばらく経って確認してみると、確かに匂わない。うれしくなって、ひとりごとで「うーん、確かにスメらない!」と言っていました。匂う、は英語でsmell(スメル)なので混ざってしまったみたいです。(するめ)


中学校の英語の授業の時、「自転車を英語でいうと?」という質問にすばらしい発音で「チャーリンコ!」と言った男がいたのを思い出しました。即答でした。(エミゾ)


アメリカに住んでいたときのこと。そのとき入居していたアパートの看板が通りにでていて、その電話番号が「○○○-3939」となっていた。そうかあ、アメリカだから「Thankyou,thankyou」なんだあ。アメリカでも語呂合わせあるんだなぁ、と思ったが、よくよく考えてみたら、さんきゅー、さんきゅーは日本語読み!ぜんぜん違う!ちょっと残念でした。(アリ研究者)


家族旅行にいってまいりました。食事を終え、寝床に本を持ち込み、「さー!本を読み放題!」とウキウキとした気持ちで楽しむぞ〜、楽しむぞ〜、という気持ちを表現したつもりでした。「さー、ジョイン、ジョインーっ♪」隣の兄がキョトンとしております。「何が言いたい?」「いや、楽しむぞ!って言ってるんじゃん‥‥。あー!」(エンジョイ、を言いたかった妹)


友達と一緒にテスト勉強をし、日本語を英語に訳す問題を出し合っていた。「その少年はクラスの中で最も背が高い」という問題を出された私は、自信たっぷりで答えた。「ザ・ショウネン‥‥」(元高校生)


中学生のころ、英語のプリントをやっていたA子ちゃんが聞きました。A子「ひつじは英語でなんだっけ?」それに答えて友人B子、B子「メリーでしょ」A子「あそっか!ありがとー」‥‥間‥‥。その他大勢「違う!!」あやうく、クラス全員納得してしまうところでした。恐るべし、『メリーさんの羊』。(よっしー)


海外から日本への飛行機内にて。食事のサービスが始まったというのに、テーブルも出さずに世間話のおのぼりおじ様たち。キャビンアテンダントがキャ「chickenorbeef?(鶏肉、牛肉どっち?)」おじ1「なんか、言ってきてるけど、なんやぁ?」キャ「chickenorbeef?」おじ2「のみものちゃいますかぁ」おじ1「こぉひぃ、ワン」キャ「chickenorbeef?」おじ1「おお、ちきんや、とり、とり」おじ2「わしも、とり、ちきん」キャ「table,please!!(テーブル出しとけよ!)」イライラで頭から煙が出そうな乗務員、次の客に「chickenortable?」(テーブルって言って!)


ドイツ語圏の国に留学しています。「はい」や「Yes」はドイツ語で「Ja(ヤー)」といいます。今日、日本にいる母親と電話中、音声が途切れかかったらしく、「もしもし?もしもし?」と言っている母に、大きな声ではっきり返事をしようとして、「ヤイ!」(いちゃもんつけようとしたわけじゃないのよ)


アメリカで、アメリカ人から武道を習っている。先生の先生とか言う偉い人がきていた。「失礼します」というところを、「失礼です」と言っていた。それを指摘できなかった自分を小心者だと思ったし、日本語って難しいと思った。(祐@フィリー)

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