その620 (2005-10-26)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


「最近いそがしくて、やってもやっても仕事終わらない。まるで100本バットだね」と言う私に、「1000本ノックじゃなくて?」と冷静に切り替えした姉。(ayc567)


今夜、妻とウォーキングしていたら、空のお月様に向かって妻が言い放った。「ちゅうしゅうのめいぶつ!」(ゴマ夫)


先日、急ぎの仕事の時、取った電話に勢い込んで「いつもお世話になる〜!」と言ってしまいました。(かず)


うちの母が若かりしころ眼科の受付をしていたとき患者の名前を聞き取れずに言ったことば。「すいません!ひらがなで言ってください!」待合い室に沈黙がながれたそうです。(ちさと)


バイト中に、結婚の話題になったとき。俺の口から出た言葉は、「うちのおかんとおふくろがなんて言うか‥‥」どっちも母親でした。(万長)


夜、秋の虫が鳴き出したのを聴いて、妻は私に「ほら、そばみみをたててごらんよ!」と言いました。一瞬何の事かわからずに固まりましたが、おそらく「耳をそばだてる」に、「聞き耳をたてる」が混じったものと思われます。(貴)


冷たいざるそばが食べたかったらしい母が「おそばが冷たい(食べたい)」と言いました。一瞬理解に苦しんだ。(ままっこ)


会社の先輩と『24』の話をしていて「どのくらい」と「何時間」と「何本」が絶妙にまざって「どぼじかん見ましたか?」と聞いてしまいました。(まこ)


会社の先輩の発言。「それはあきらさまにさ〜」あきらかに+あからさまに÷2。(したっぱ)


保険会社に勤めています。かなり気を遣う取引先との打ち合せで、「モット・ヨーターボート保険」と、言ってしまいました。何げに言い直したら、「モット・ヨーターボート保険」と、またしても。笑いが許されない場で、誰もが窮地に立たされていたところ、勇気ある取引先のお嬢さんが、「ヨット・モーターボート保険ですよね?」と。晴れて全員、爆笑を許されました。(矢)


外出しようとしたときに、カタカナ言葉にはよわい母が、「このゴーグル捨てるわね、もう何年も物置にあるけど使わないから」私、母の持ってきたモノをみながら「あ、それゴーグルじゃなくてイーグルね。うん、捨ててもいいんじゃない」家を出て徒歩5分のバス停で気がつきました。二人の前にあったのは「イーゼル」だったことに。(のんちゃん)


プロ野球のプレーオフをテレビで観ていたとき。マリーンズの優勝が決まり、バレンタイン監督が1回、2回と胴上げされ‥‥。何となく「胴上げって5回くらいはやるもんだ」と思っていたわたしは、「胴上げの回数が少ない」という意味のことを言いたかったのです。それなのに、口から出た言葉は「はやんのおわっ!‥‥じゃなくて、はやんのおわっ!」2回も言いまつがってしまいました。「終わんの早っ!」って言いたかったんです。(実はタイガースファン)


テレビで合唱コンクールの全国大会を見ていたところ、結果の発表になった時に、司会の女性が「金賞が一まい、銀賞が一まい、銅賞が二まいあります」と言いました。結果が封筒に入っているんだと思い聞いていると、一緒に司会をしていた男性アナウンサーが「金賞が一校、銀賞が一校、銅賞が二校です」と訂正しました。(あちょのおかあ)


最近、職場の後輩ギャルたちは結婚ラッシュ。○○ちゃんも左手に指輪が!もしや近々?!という話題で盛り上がったとき言いまつがってしまいました。「そろそろ落としどころだし」もちろん「お年頃だし」と言うつもりだったのですが、「まぁ、このへんで決めておこうかなぁ」みたいな、妙に臨場感のあるフレーズだった。(みけ)


車を運転していた主人、後部座席に座る息子に「ここ、前に戦争のときに落とした爆弾がみつかったんだよねー」と話しかけられ「そうそう、退避勧告が出て、大変だったんだよねー」と返事をしました。5歳の息子は「ねーたいひかんこくってなに〜?」と、運転中の父に質問。ちょうど五叉路に差し掛かって運転に集中していた主人は「あーそれはねー、にげないのであぶないでください、ってことね」と、言い放った直後にまつがいに気づき、打ちのめされていました。(あぶないでください)


父親は心臓に持病があるので、発作がおきたときのためにいつも薬を持ち歩いています。薬が手元にないときに発作がおきたら‥‥と思うと、とても不安でした。というわけで、先日、出かける際に、母親に頼まれました。「お父さんのために、鎖がついてて首からさげられるようになっているピロケースを探してきてちょうだい」必要なのは、枕カバーではなかったようです。(あんみん姫)


娘が、尋常でなく疲れやすいので大病院で診察を受けました。血液検査の結果、どうも「ミトコンドリア病」の疑いがあるとのこと。家に帰って、主人に報告しました。「あのね、どうも、その‥‥、ミコトンドリャー病の疑いが」目を白黒する主人を尻目に「飛んどりゃ〜!」って、名古屋弁かい!と自分で突っ込んで笑い止まらず‥‥。難病ですので笑ってる場合ではないのですが(関係者の方大変失礼いたします)、なんか、もう、何が起こっても前向きでいようと思った言いまつがいでした。(おっちょこちょいもたまには効く)

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