その621 (2005-10-27)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


友達から聞いた話です。その友達がアメリカのハンバーガー屋さんに行ったときのこと。「ご注文は?」ときかれ、彼はひとこと「Iamachicken!」と答えたそうです。店員さんも失笑していたそうです。(まる)


留学先のアメリカに母が来ていたとき、ローズガーデンへの行き方がわからず、通りがかりの人に聞くことに。私の口から出た言葉は「Whereisバラ公園?」でした。その前に母と、「バラ公園はどこだろうねー」とずっと話していたためだと思われます。(あちゃー)


知り合いの奥さんの家の話です。娘さんが、外国人の友人を家に連れてくることになり、英語は苦手だけど歓迎モードで頭がいっぱいになったご主人は、到着とともに玄関にかけつけ、大きな声で、「ユーアーウェルカム!」と叫んでしまいました。突然「どういたしまして!」と叫ばれた外国人はびっくりし、娘さんは「んもー、お父さん出てこないで!」と怒っちゃったそうです。(木曜会古株)


以前、友達とパリに行った時、観光に行くため駅で切符を買った際、友達は駅の係員さんに「ボン、ボヤージュ(良い旅を)」と、のたまいました。旅に行くのは自分だってば。(とんちゃん)


中学時代の同級生が、英語の時間に、「Hurryup!」を「ハリーさん、上がりなさい!」と訳して発表しました。それ以来、彼女のあだ名は「ハリー」となりました。(ハリー・ポッタリ)


英語の小テストで「十分な」という意味を英語で書け。と言う問題で、正解は「enough」なのに、なぜだか私の友達は「manpucu(満腹)」と書き、その上、「く」のところを「ku」ではなく「cu」と書いていた。その友達、大好きです。(ナマ)


英語圏の高校に通っています。友人が、「DataManagement」というクラスの事を堂々と「マータ・デネイジメント」と言いまつがっていました。(彼はネイティブスピーカー)


英語圏の学校に通っています。進路説明会のとき、先生が「UniversityStudent」と言おうとして「ステュワーシティ・ユニーデント」とはきはきと言いまつがっていました。(tomo)


数年前、香港で。空港の手荷物検査でひっかかって「Doyouhaveknives?(ナイフ持ってますか)」って言われたので、あー、そういえばお土産に買った民芸品のナイフがあったなぁ‥‥と荷物を解いてそのナイフを渡したら、そのおねーさまがイキナリ「Noreturn!」って言うんですよ。ナニ?返してくれないの?ビックリして何回も聞きなおしたけど、何を聞いても「Noreturn」を繰り返すばかり。空港のおねーさまが英語わからないなんてありえない、と思いつつ、なんか吹っ切れない気持ちで搭乗しました。席について例の「ご搭乗いただき‥‥」っていう英語のアナウンスを聞いてはっと気づきました。そうです。空港のおねーさまは「NARITA(成田)」って言ってたんです。(バレないでよかった)


学校の英語の授業のときです。リスニングの教材で「公共の場所での携帯マナー」についてテープを聞きました。終わったあとで、アメリカ人の先生が「この会話の結論は何でしたか?」と尋ねたので、英語が得意な私は張り切って「peopleshoulduseavibratorinpublic!」と。携帯のバイブモードは「バイブレーション」。「バイブレーター」と聞いて思い浮かべるものは、英語でも同じでした‥‥。笑いをかみ殺して下を向いた、若い男の先生の顔が忘れられません。(ブーン)


留学生の入学準備をしていた研究室の秘書さん。授業料免除申請をするのに源泉徴収などの書類が必要だったらしく本人に「IncomeとTaxの証明書を用意して」と伝えたらしい。今日になって彼が持ってきた書類にはどこにも「Income」の文字がない。「どこに書いてあるの?」と尋ねて彼が指差したのは印鑑のところ。そう。彼は「印鑑証明書」を持ってきたらしい。「どうしてそこだけ日本語‥‥」と彼女は脱力してた。(テミ)


仕事でアメリカの製品を輸入販売しています。同僚がつくったカタログ、製品の色の説明部分で、本当は「BirchWhite」(白樺の白)のはずが、「BitchWhite」になってました。しかも、一カ所だけでなくて全部。笑いをこらえてまじめな顔で指摘しましたが、違いがよくわからなかったみたいでした。(るっでる)


中国語には四声といわれるトーンがあって、同じ発音でもトーンが違うと意味がまったく別になることがよくあります。私は時々アメリカ人と中国人の間で通訳をするのですが、あるときアメリカ人いわく、「私たちは絶対に妥協できません」ところが中国語の「妥協」は「脱靴」(くつを脱ぐ)とトーン違いの同じ発音で、私はうっかり「私たちは絶対にくつを脱げません」と訳してしまいました。しかも悪いことにそのアメリカ人はいつも家の中でも靴をはいているものですから、中国人は真に受けてしまい、「なるほど、だからいつも家でも靴をはいているんですね」。変なリアクションに私がびっくりして、やっと自分の間違いに気がつきました。3人で大笑いしました。(ゆきんこ)


北京に住んでいます。中国語で「ラッシュアワー」や、「会議」などのピークを表す言葉は「高峰」。「クライマックス」や、「高まり」、そして「オーガズム」を表す言葉は「高潮」。毎回「高峰」と言うべきところで「まつがえないようにしなくっちゃ」と思いながら、必ずまつがえ、「ラッシュアワーになりましたね」というべきところを「オーガズムに達しましたね」などと言いタクシーの運転手さんなどを緊張させています。(大姐)


外国暮らしが長かった私。日本に帰国してからたびたびテレビなどで耳にした「JimMeisch」というお酒。へー聞いた事ないなぁ、バーボンかウィスキーだよな、名前からしてドイツ産?珍しいなぁ、飲んでみたいなー、と思っていたときに、友人とバーにいくことになりました。さっそく例のものを飲んでみようと意気込んでバーマンに注文。「JimMeisch、ロックで」「???」はい、「JimMeisch」とは「純米酒」。バーには置いてませんでした。(CocoDocco)

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